標準治療、リスク…患者とズレ　医師の説明、誤解ないように　研究者らが「伝え方手引き」：東京新聞デジタル

標準治療、リスク…患者とズレ　医師の説明、誤解ないように　研究者らが「伝え方手引き」：東京新聞デジタル

医療者や研究者が、治療の内容や医学的な成果などを患者らに分かりやすく、正しく伝えるための「手引き...概要を表示 医療者や研究者が、治療の内容や医学的な成果などを患者らに分かりやすく、正しく伝えるための「手引き」を東京大などの研究者が三月に発行し、インターネット上に公開している。同じ言葉でも、医療者と患者で理解する意味が大きく異なる事例も浮き彫りに。担当者は「情報発信側のレベルを上げる必要がある」と話す。　（五十住和樹） 「きちんと説明したつもりでも患者側に誤解されて伝わるなど、医療情報の発信は難しい」。東京大未来ビジョン研究センター特任准教授の井出博生さん（５０）はこう話す。欧米にはある、医療情報の「伝え方ガイド」が国内になかったこともあり、井出さんを含む医療情報伝達の研究者らが集まって昨年五月から手引き作成に取り掛かった。