モロッコ　旧宗主国フランスの支援拒絶か　緊張関係露呈

モロッコ　旧宗主国フランスの支援拒絶か　緊張関係露呈

【ベルリン＝板東和正】北アフリカのモロッコ中部で８日深夜に起きた地震を巡り、旧宗主国のフランスが...概要を表示 【ベルリン＝板東和正】北アフリカのモロッコ中部で８日深夜に起きた地震を巡り、旧宗主国のフランスが申し出た支援をモロッコが受け入れない状態が続いている。フランスが近年、不法移民対策としてモロッコを対象に査証（ビザ）の発給を制限したことなどから両国の関係は冷え込んでいた。モロッコの震災を受け、両国の緊張関係が改めて露呈した形だ。 フランスのマクロン大統領は９日、ツイッターで、モロッコで起きた地震を受け「私たちは打ちのめされている」と表明。支援の用意があると強調した。 ただ、欧州メディアによると、マクロン氏は地震発生時にフランスに滞在していたモロッコの国王ムハンマド６世に支援する意向を伝えたが、公式的な返事はなかった。モロッコは１１日時点で英国やスペインなどからの援助を受け入れたが、英紙テレグラフによると、ムハンマド６世はフランスの支援を拒絶している。フランスの歴史学者、ピエール・ヴェルメレン氏

• あとで読む
• *あとで読む