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【メキシコ市=島田峰隆】米国発の世界金融危機が収まらないなか、南米諸国からは、先進国や国際通貨基... 【メキシコ市=島田峰隆】米国発の世界金融危機が収まらないなか、南米諸国からは、先進国や国際通貨基金(IMF)への批判や資本主義の限界を指摘する声がますます強く上がり始めています。 ベネズエラのカラカスで八日、世界二十カ国以上の経済学者や政府関係者を招いた国際会議が開幕しました。会議は同国政府が主催したもので、金融危機の原因や資本主義の限界、代案となる経済モデルなどについて十一日まで議論します。 ベネズエラのエルトロウディ計画開発相は、会議初日の八日、「いま間違いなく、新自由主義の覇権の終わりの始まりを迎えている。資本主義は危機を解決できない」と強調しました。 さらに「多国間機関は、資本主義の問題は何でも解決できると言って中南米に処方せんを押し付けてきた。その処方せんは今どこへいったのだ」とIMFや世界銀行を皮肉りました。 エクアドルのパエス経済政策調整担当相は、世界経済は各国の食料やエネル