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マニュエル・ヤン 『バビロンの路上で』 立ち読み 2024年6月、マニュエル・ヤン『バビロンの路上で――律... マニュエル・ヤン 『バビロンの路上で』 立ち読み 2024年6月、マニュエル・ヤン『バビロンの路上で――律法に抗う散歩者の夢想』が小社より刊行された。本書は、資本に規定されない民衆の自律性を分析の出発点とし、近年のアナキズムの重要な参照軸ともなっている自律マルクス主義の視点から、階級闘争の世界史を論じる骨太の歴史書である。とはいえ、本書は他の歴史書とは一味も二味も違っている。 本書の記述は、率直に言ってとても自由なものだ。統治権力と癒着した教会組織と古来より対決してきた解放主義的キリスト教、奴隷制の時代から今日の警察暴力にまで続く人種差別制度を廃止する民衆蜂起、近年のコロナ禍にいたるまで数多の惨禍をもたらしてきた資本主義の矛盾を告発する音楽や文学などが、歴史を逆撫でするかのごとく縦横無尽に論じられる。このすべてには、いかなる支配にも屈さずコミュニズムを生きることへの強い渇望が通底していると