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生前は公刊されなかったルーマンの政治システム論が、彼の死後ようやく本書にまとめられた。全体社会は... 生前は公刊されなかったルーマンの政治システム論が、彼の死後ようやく本書にまとめられた。全体社会は政治システムそのものであり、その環境でもあると考えていたルーマンは、政治をめぐる権力や国家の意味、市民社会などをどのようにとらえていたのか。政治は全体社会を制御できるのだろうか。現在も数々の鋭い論点を提供する書。 N.ルーマン(ルーマン ニクラス)(Niklas Luhmann) 1927年ドイツのリューネブルクに生まれる。1968-1993年ビーレフェルト大学社会学部教授。1970年代初頭にはハーバーマスとの論争により名を高め、80年代以降「オートポイエーシス」概念を軸とし、ドイツ・ロマン派の知的遺産やポスト構造主義なども視野に収めつつ、新たな社会システム理論の構築を試みた。1990年前後よりこの理論を用いて現代社会を形成する諸機能システムの分析を試み、その対象は経済、法、政治、宗教、科学、芸
2013/09/19 リンク