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1989年、ペルー北部カハマルカ(Cajamarca)で、ラバにまたがって大統領選挙活動を行うマリオ・バルガス... 1989年、ペルー北部カハマルカ(Cajamarca)で、ラバにまたがって大統領選挙活動を行うマリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)氏(1989年撮影)。(c)AFP/JAIME RAZURI 【10月8日 AFP】「新しい技術によって、本の中身が陳腐化するような事態にならないことを願う」。2010年のノーベル文学賞(Nobel Literature Prize)受賞が決まったラテンアメリカ文学の巨匠、ペルーのマリオ・バルガス・リョサ(Mario Vargas Llosa)氏(74)は7日、ニューヨーク(New York)で開いた記者会見でこのように語った。 「印刷された本」を好む同氏は、電子書籍やデジタル化がもてはやされる時代の中で、貴重な何かが失われるかもしれないとの危惧(きぐ)抱いているという。 ■政治と文学、両立させた創作人生 同時代の政治紛争の中に身を置
2017/10/10 リンク