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京都国立博物館で開催中の「日蓮と法華の名宝―華ひらく京都町衆文化」では、琳派や狩野派の手による華や... 京都国立博物館で開催中の「日蓮と法華の名宝―華ひらく京都町衆文化」では、琳派や狩野派の手による華やかな法華芸術が注目を集めています。展覧会の監修を担当された立正大学名誉教授の中尾堯(たかし)氏に、日蓮宗と京都の芸術家たちとの意外な関係についてうかがいました。 ――今回の展覧会で、狩野元信、長谷川等伯、本阿弥光悦〔ほんあみこうえつ〕、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山〔けんざん〕ら、そうそうたる顔ぶれの京都の芸術家たちが法華信仰者だったことを知り、驚きました。 中尾教授:芸術家だけでなく、京都の町衆の多くが日蓮宗(法華宗)だったんですよ。京都に日蓮宗が広まったのは14世紀の初頭、日蓮の孫弟子にあたる日像が布教活動を行ったのがきっかけですが、15世紀半ばになると日親が登場し、町衆のみならず公家の間にも信徒が増え、やがて「二十一本山」が洛中に甍〔いらか〕を競うほど盛んになります。16世紀の終り頃には上
2015/03/30 リンク