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久しぶりにメジャーリーグのことを書こう。 今年のサンフランシスコ・ジャイアンツは、前評判が最低で、... 久しぶりにメジャーリーグのことを書こう。 今年のサンフランシスコ・ジャイアンツは、前評判が最低で、どんな雑誌の予想もナリーグ西地区最下位。しかも(162試合で)100敗以上するのではないかが定説だった。主砲ボンズがいなくなり、シーズンオフに目立った補強もしなかったからだ。そして開幕から1勝6敗の成績で、こりゃあひどいな、という感じだったのだが、そこで「底を打った」のだった。 その後は12勝10敗で、4月全体の戦績は13勝16敗。まだ5割に到達していないから褒められたものではないのだが、数字以上に、明るい材料が出てきたから、今年は楽しい。新しいエース、新しいクローザー、新しいトップバッター、若い三人が現れ、それに続く若手も伸びてきていて、ボンズに依存した鈍重なベテラン中心のチームから、若くて新しいチームに生まれ変わる兆しが見えるからだ。 新しいエースは、Tim Lincecum(Draft: