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『しずかに流れるみどりの川』/ユベール・マンガレリ (著), 田久保 麻理 (翻訳) 価格: ¥1,680 (税込... 『しずかに流れるみどりの川』/ユベール・マンガレリ (著), 田久保 麻理 (翻訳) 価格: ¥1,680 (税込) 単行本: 146 p ; サイズ(cm): 20 出版社: 白水社 ; ASIN:4560027269 ; (2005/06/28) 静謐な中に不思議な力強さを秘めた中編小説『おわりの雪』(2004年12月刊)は、海外小説としては近年稀にみる大勢の読者を獲得した。刊行以来「ぜひ同じ作者の本を同じ翻訳者で」という声も数多く寄せられるなか、邦訳第二弾として刊行される本書は、児童文学作家として知られていたマンガレリの最初の一般向け小説で、こちらも、主人公の回想でつづられた父と子の物語である。 見渡すかぎりどこまでも「ふしぎな草」が生いしげる、原っぱのまんなかの小さな町。電気も止められてしまうような貧しさの中で寄り添う少年プリモと父親は、裏庭に自生する〈つるばら〉をそだててひと稼ぎ