高橋まつりさんの母「生きていたら33歳。どんな人生が」　手記全文 | 毎日新聞

高橋まつりさんの母「生きていたら33歳。どんな人生が」　手記全文 | 毎日新聞

広告大手電通の新入社員だった高橋まつりさん（当時24歳）が過労自殺してから25日で9年。母幸美さん（61...概要を表示 広告大手電通の新入社員だった高橋まつりさん（当時24歳）が過労自殺してから25日で9年。母幸美さん（61）が代理人弁護士を通じて手記を公開した。 ＜手記全文＞ まつりの9年の命日によせて 元電通社員　高橋まつり 母　高橋　幸美 2024年12月25日 まつりがいない9回目のクリスマス。12月はいつも心がざわざわします。言葉で表すのは難しいですが、まつりを助けられなかったあの日が近づくからです。たとえ「電通過労死事件」が人の記憶から消えても、どんなに時が過ぎても、まつりは大切な愛（いと）しい娘。一生忘れることはありません。 2015年、まつりは希望を持って電通に入社しました。新入社員研修でアイデアが採用されてラジオで放送されたことや、研修の最後のプレゼンで優勝したことを嬉（うれ）しそうに電話してきたことが昨日のことのようです。 今年は「入社10年目」。同期入社のみんなは「入社10周年同期会」