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糸魚川静岡構造線(地図上に見える左側の青い線) 魚は神事や祭事の供物として欠かせない縁起物であり、... 糸魚川静岡構造線(地図上に見える左側の青い線) 魚は神事や祭事の供物として欠かせない縁起物であり、それを年越しの際に用意するという年取り魚の風習は、今日のような物流体制が整う遥か以前の時代から受け継がれてきたものである。かつて海沿いから離れた地域では、魚料理を口にできるのは正月くらいのものであったという[4]。低温流通技術が発達する以前は塩蔵品の塩サケ、塩ブリが用いられた[5]。 年取り魚としては、東日本ではサケ、西日本ではブリが多く用いられる。その境界線は糸魚川静岡構造線にほぼ一致するといわれ、その境界線上に位置する長野県では県を東西に2分し、東側の長野市ではサケ、西側の松本市ではブリと大雑把に混在している[1][4][6][7]。「栄える」に通じるサケ、出世魚のブリはいずれも縁起物として知られる[8][9]。 その他、青森県ではタラおよびたらこ、三陸では子持ちのナメタガレイを用いた煮物