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少し前に、これからの日本の論壇でファシズム論が盛んになり、たとえば神田の三省堂本店の四階あたりに... 少し前に、これからの日本の論壇でファシズム論が盛んになり、たとえば神田の三省堂本店の四階あたりにノイマンやフロムやアレントや山口定が戻って来るのではないかという予想を述べたことがある。「世界」11月号を読んでいたら、佐藤優の「民族の罠」という連載があり、それを読んで一層この思いを強くした。政治学が再びファシズム研究に挑戦しなければならない時なのだ。この号に載っていたのは「民族の罠」と称する論文の第五回で、私は過去四回までを一切読んでいないのだが、まさにファシズム論である。大学の学部の講義で言えば、ファシズム論の二回分から三回分の内容が、かなり凝縮された形で整理されて並べられている。11月号の第五回目の連載は「世界」で11ページだが、紙幅の分量に較べて企図した議論内容が大きく、研究した素材の咀嚼と自らの理論構築の間で少し窮屈になっている感も否めない。「世界」編集部は佐藤優にさらに連載の延長、