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先日、東京国際映画祭にあわせて来日したオードレイ・ディヴァン監督にインタビューをした際、まず尋ね... 先日、東京国際映画祭にあわせて来日したオードレイ・ディヴァン監督にインタビューをした際、まず尋ねたのは、1974年に一度作られた『エマニエル夫人』をなぜ再び映画化しようと考えたのか。質問に答える前に、監督はまず笑顔でこう前置きをした。「実は1974年版の『エマニエル夫人』を見たことがなかったんです。映画化の企画を聞いたあと、初めて見てみましたが、開始から数分で止めました。わざわざ見る必要がないなとわかったので」。 監督のきっぱりとした言葉に、驚くと同時に拍手を送りたくなった。今見ると明らかに女性差別的で植民地主義的な内容を含む以前の『エマニエル夫人』を監督はどう考えているのか。そんな私の疑問に対する見事な返答だった。前作のことなど気にする必要はない、そんなもの潔く無視しましょう。同じ原作をもとにしながらも、これは前作とは何の関係もない、まったく新しい映画なのだから。 © 2024 CHAN
2024/12/29 リンク