萩尾望都が仏紙に語る「漫画を描いて、母の抑圧からの解放を模索した」 | BLの礎を築いたアーティスト

アニメとゲームカテゴリーの変更を依頼記事元:

334 usersがブックマークコメント

萩尾望都が仏紙に語る「漫画を描いて、母の抑圧からの解放を模索した」 | BLの礎を築いたアーティスト

日本の漫画が人気なフランスだが、いわゆる少女漫画の作品はまだあまり知られていない。そんななか、フ... 日本の漫画が人気なフランスだが、いわゆる少女漫画の作品はまだあまり知られていない。そんななか、フランスで1月末に開催されたアングレーム国際漫画祭に合わせ、大規模な萩尾望都回顧展がアングレーム市美術館で開催された（2024年3月17日まで）。これを受け、仏紙「ル・モンド」がオンラインで萩尾にインタビューをしている。戦後日本の漫画界の立役者萩尾望都の50年以上に及ぶ創作活動から生まれた作品の数々に目を通すと、痛感することがある。それは、フランスが世界有数の日本漫画消費国を自負するわりに、日本の漫画の受容においてすっぽりと抜け落ちてしまっている部分があることだ。これは萩尾だけに限った話ではないが、フランスでは、日本の著名女性漫画家の作品の多くが出版されていないのだ。1972～76年に描かれた萩尾の初期の名作『ポーの一族』のフランス語版が出版されたのは、2023年に過ぎない。 1949年生ま

okbc99 “私の漫画を男性の方は読んでくださっていますけれど、最初にその人たちが読んでいるときに言った言葉は「これは少女漫画じゃない」でした。私は少女漫画を描いているつもりなんです。”

2024/03/16 リンク

esbee 萩尾望都先生の場合は父親との関係もアレで、どうも父親は自分がなりたいけどなれなかった芸術家になってその上名声を得た娘に潜在的嫉妬があったっぽいんだよなあ……https://www.hagiomoto.net/news/2017/10/post-280.html

gaikichi 萩尾竹宮ら24年組が「少女漫画らしくない」と言われるのは因果関係が逆で、むしろ彼女らが10代の頃はまだ少女漫画市場が確立されてないから手塚治虫や石森章太郎ら少年漫画の影響を受けて万人向け作風を獲得した説

sextremely “「『ゲゲゲの女房』を観ていたら、水木しげるさんが一所懸命漫画を描いていた。それを見て、お前があんな風に一所懸命描いていたことがやっとわかったよ。すみませんでした」と、私に初めて謝ってくれたんです”

rider250 「少年チャンピオン」で「百億の昼と千億の夜」を読んだ時は衝撃を受けたなあ、あの当時、あの美麗な少女漫画風の絵柄（一発でファンになった）であんなハードなSF描いてるってだけで小学生だった俺は仰天したなあ。

KoshianX 多岐にわたる話題が詰まっててすばらしいインタビュー。男が少女漫画を読まないから自由にやってても怒られなかったというのはそうかもねえ。当時の少女漫画を読む男はオタクと呼ばれて社会的に忌避もされてたし

unakowa 彼女は才能と社会に与えた影響のわりに、その他の漫画家より評価されていないことが納得いかない。手塚治虫ぐらいに評価されていい人だと思うんだが。

2024/03/18 リンク

zatpek 「当時の少女漫画を読む男はオタクと呼ばれて社会的に忌避もされてた」　‟あいつは少女漫画を読む「から」キモい”　みたいな話？聞いたことないんだが。

2024/03/17 リンク

HAL_T BLの礎は竹宮惠子ではなかろうか。萩尾は登場人物が少女だと描きにくい内容を少年にすることで切り抜けた。竹宮は少年愛の世界を展開したかった。

マンガ

riruriru-15 フランスをはじめ、これから萩尾望都さんの作品に出会える人たちが羨ましい。だって宝の山がすでに存在していることが分かっているんだもの。わくわくするだろうなぁ。

cham_a 大泉本では少年愛にかなり否定的な見解書いてたし、BLの始祖だというのは違うでしょう／さすがにそれは竹宮惠子の力が大きかったかと(それもまたBLとは別のものとはいえるにしても)

sun330 NHKの朝ドラでやっと認められるというのが衝撃（会員登録してないので最後まで読んでない）。ご両親は先生のファンの多さを理解されてたのだろうか。ファンの一人として悲しい。

ueshin 無料会員登録さえいやなので、最後まで読んでない。親がマンガを軽蔑する世代で、許されたのは「ゲゲゲの女房」を見た母が84歳のとき。文化の創造というものは弾圧と反抗の戦争みたいなものだ。

lavandin 人間の脳って簡単に目の前の人を透明人間やイグアナにしてしまえるんだよな。どんなに偉大な人物でも関係ない。この数日間で思い知ったよ。恐ろしいよな

cha9 因果が逆というよりは当時既に少女漫画市場は確立されてて手塚や石ノ森も少女漫画描いてる。少年誌では女性漫画家に席はなく（新聞4コマで長谷川町子くらい？）女性が漫画描くには少女漫画を描くしかなかったが正解

ブコメの歴史改ざん

Goldenduck テレビドラマを見てからの謝罪か。還付金詐欺か何かで子が必死に止めるのに聞く耳持たなかった親が銀行員の一言で思いとどまる話見たな。認めてない人間から何言われても聞いちゃいない

sanam 第三者目線で俯瞰した事で初めて娘(と自分)を客観視出来たんだろうな、お母さん。うちの親も割りとこういう所があって、謝りまではしてこないが態度がサイレント修正されてる時がある。

Aion_0913 萩尾望都の男の子同士の愛はホモセクシャルとは微妙に違う気がするのでBLと言われると今のBLとはズレてるというかねじれがあると思うんだよなあ…。

poTracy なんの本か忘れちゃったけどフランス文学評論家の先生が萩尾先生を「真の手塚治虫のライバル」って評してた記憶あるな。

Silfith "そのとき母は84歳で、私は61歳でした" 当事者はわからないが、半世紀にもなろうかという位の呪縛。　不干渉や放任のような灰色の対応はやはりある種の救い…。シロかクロかのような二極化はよくない

morerun 萩尾望都の漫画すら翻訳されてなかったのならフランスで少年少女漫画の区別がないのは少女漫画の絶対数が少なくてジャンルが確立されてないからでは？

Yuny 萩尾望都先生の作品は果たしてBLなのかな？　とか、竹宮先生とのことも聞いちゃうんだな？　とか思って別の意味でハラハラしてしまった……（考えすぎ）。そろそろ漫画でもノーベル文学賞作家が出てもいい頃では？

dekawo “男性の方は読んでますけれど最初に言った言葉は「これは少女漫画じゃない」でした。私は少女漫画を描いてるつもりなんです。それ位男の人は少女というのが理解できないんだな、非常に謎だなとずっと考えています”

HDPE たまたまだろうけど子供の頃から萩尾望都をはじめとする少女漫画をよく読んでいて、それがジェンダーに関する自分の捉え方の基礎になっている気はする

limonen "社会の不平等というのは、常々感じています。日本ではとくに女の人と子供は「女子供」とひとくくりにされていて、男性が構成する社会からは見えていません。存在していないのですね。"

漫画

sconbkun 少女漫画は男にとって排他性を感じるかもしれないとか、女の欲望は男から見てキモイかもしれないとかそういう考えに至らない女の人結構いるけど客観性なさすぎて怖いんだよな

ao-no 三体も読んでるんだ。漫画もよく読んでらっしゃるし、この歳で現役の漫画家をやれる方だけに物語を吸収することにまだまだ貪欲。見習いたい。

ariutin よくある男社会批判はあるけど、異性愛女性がBLで性的マイノリティのゲイを描くマジョリティの権力性の問題はないね。BLは当事者から、実際のゲイとは大幅にズレてることを度々批判されてきたけど。

dmekaricomposite 萩尾望都と竹宮惠子は二人とも90年代に母を漫画にした。母と仲の悪い萩尾望都は母から愛されなかった娘の物語『イグアナの娘』を、母と仲の良い竹宮惠子は満州を舞台に母と伯母と祖母の大河『紅にほふ』を描いた。

はてなブックマーク

萩尾望都が仏紙に語る「漫画を描いて、母の抑圧からの解放を模索した」 | BLの礎を築いたアーティスト

記事へのコメント58件

関連記事