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それは、前代未聞の事件だった。 2020年8月8日深夜、長野県上高地にある小梨平キャンプ場には約250のテ... それは、前代未聞の事件だった。 2020年8月8日深夜、長野県上高地にある小梨平キャンプ場には約250のテントが張られていた。 キャンプ場全体が寝静まった頃、東京から友人とハイキングに訪れ、1人用テントで就寝していた50代の女性は、突然テントが強い力で引っ張られるのを感じて、目を覚ました。思わず「助けてください!」と叫ぶと、移動は止まったが、次の瞬間、テントは一瞬で引き裂かれ、黒いものが襲い掛かってきた。 テントは15mも引きずられていた “犯人”は体重150kg(推定)のツキノワグマだった。 女性はクマの攻撃が緩んだ隙にトイレに逃げ込み、周囲の人の助けで病院に搬送され、九死に一生を得た(クマの爪により右足に10針縫う軽傷)。クマは襲撃後、立ち去ったと見られるが、テントは元の場所から15mほど引きずられ、中の食料はすべて食べつくされていたという。 関係者によると「上高地での人身事故は、初め
2021/01/10 リンク