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→紀伊國屋書店で購入 恐るべき実験精神の持主フェルメールの「絵画芸術」が国立西洋美術館に来たとき、... →紀伊國屋書店で購入 恐るべき実験精神の持主フェルメールの「絵画芸術」が国立西洋美術館に来たとき、半時間ほどその前に立って眺めていたことがある。フェルメールの絵には必ず光源が示されているが、歴史の女神クリオを前に筆を動かす画家を描いたこの絵にも女性の左手奥から光が射し込んでいる。その光が何から出ているかは画面手前にあるカーテンのようなもので遮られて見えないが、私にはそれが窓の明かりではなく人工的なライトのように感じられて仕方がなかった。 もちろん電球は発明されていなかったから、そんなことはあり得ないが、光源のありかが隠されていることでかえって光の強さが際立ち、画家のアトリエというより写真家のスタジオを想像をさせたのだった。フェルメールは「窓辺で手紙を読む女」「地理学者」「牛乳を注ぐ女」「真珠の首飾り」など、窓から差し込む光のなかでひとつの行為に熱中する人の姿を繰り返し描いている。どの絵にも
2011/02/01 リンク