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〈世界史〉の哲学 東洋篇 [著]大澤真幸 「世界史」と聞くと広大すぎて難しそう、と思うかも知れない。... 〈世界史〉の哲学 東洋篇 [著]大澤真幸 「世界史」と聞くと広大すぎて難しそう、と思うかも知れない。そこに「哲学」なのだから敬遠される題名だ。しかし、それではもったいないくらい面白い。 なぜヨーロッパはアジアを凌駕(りょうが)したのか? これは様々な人が問うてきた。ダイアモンドやウォーラーステインなど日本で馴染(なじ)み深い論者たちは、まさにそういう問いをもって近代世界論を展開してきた。しかしそれに対抗するアジアの論者はなかなか出て来なかった。自分たちが敗者だから? しかし本当にそうなのか? 歴史学の手法では年代的な因果関係と、その結果としての勝敗があるかも知れないが、哲学として位置づけたとき、視点が違ってくる。哲学は勝敗ではなく論理あるいは構造を明らかにしようとするからだ。 ではその哲学的思考によって捉えられる西洋と東洋の違いは何か? 著者は「贈与」というキーワードによってそれを考える。