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岩波新書の赤、富永茂樹「トクヴィル」(2010年)には私が尊敬する好きな人物が二人いる。一人は本書の... 岩波新書の赤、富永茂樹「トクヴィル」(2010年)には私が尊敬する好きな人物が二人いる。一人は本書のタイトルになっているトクヴィルであり、もう一人は本書の著者である富永茂樹である。 まずトクヴィルについて。アレクシス・ド・トクヴィル(1805─59年)はフランスの政治思想家・政治家。裁判官よりキャリアをスタートさせ、国会議員から外務大臣まで務め、三つの国権(司法・行政・立法)全てに携わった。トクヴィルはノルマンディー地方の貴族であり、生家は大地主という由緒ある家柄だったものの、フランス革命の際に親戚が多数処刑されたことから、リベラル思想についての研究を行っていた。その後ジャクソン大統領時代のアメリカに渡り、アメリカの諸地方を見聞しては自由・平等を追求する新たな価値観のもとに生きる人々の様子を克明に記述した。それは後に「アメリカのデモクラシー」(1835年)としてまとめられている。 30歳の