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「よきにつけ悪しきにつけ、もっとも危険なものは既得権ではなく理念である」というのは、ケインズの『... 「よきにつけ悪しきにつけ、もっとも危険なものは既得権ではなく理念である」というのは、ケインズの『一般理論』の最後をしめくくる有名な言葉だが、私は理念より危険なものがあると思う。それは無知である。 記者クラブも、前にも書いたように経営の重荷になっているのに、それを知らない老人経営者が独占を守ろうと政治工作をしている。新聞業界が激しいキャンペーンで守っている再販・宅配制度も、毎日や産経などにとっては重荷になっている。出版業界でも、委託販売でリスクを負わない小売店が過剰発注するため、40%を超える返品によって零細な出版社の経営が立ちゆかなくなっている。 長期雇用や年功序列などの「日本的雇用慣行」も、今は既得権のようにみえるが、今の40代以下にとってはリスク要因になる。いくら雇用を守っても、企業そのものが消滅したら、雇用は守られない。JALの例にみられるように、年金さえ大幅に削減されるかもしれない
2009/11/20 リンク