国土交通省は4日午前11時、大雪の影響により、高速道路などの予防的通行止めを実施するとの緊急発表を出した。 国交省によると、4日午後3時から6時までに予防的通行止めが開始見込みとなっているのは、東名、新東名、上信越道、東富士五湖道路、中央道富士吉田線、圏央道、首都高速中央環状線、首都高速3号線、高速湾岸線、高速神奈川2・3・7号、国道1号、16号、18号、138号、139号、246号。 4日午後6時から9時までに開始見込みとなっているのが、東北道、国道4号としている。 また中央道、関越道、常磐道については、現時点で予防的通行止めは予定していないが、今後の降雪の強まりや事故等によっては通行止めになる可能性もあるとしている。 国交省は4日午後1時から会見し、詳細について説明するとしていて、「大雪時には外出を控えていただくほか、行動予定の変更やテレワークの活用などのご協力をお願いします。最新の気

厳かで厳かな雰囲気。 ソウル市がこのような「図書館イメージの脱ぎ捨て」に乗り出す。 ソウル市は「全国で初めて公共読書会『ヒップドッグクラブ』運営に乗り出す」とし、「既存図書館のイメージを抜け出し図書館をファン(Fun)な空間にし、オン·オフラインを行き来する自由な読書文化を先導する」と2日明らかにした。 「ヒップドッグクラブ」は最新流行を先導するという意味の「ヒップだ」を活用して作った用語だ。 ヒップドッグクラブはオフライン中心の従来の読書会とは異なり、オンラインとオフラインを行き来しながら柔軟に運営される。 会員になればオンラインで自分の読書進度を記録し、筆写など読書活動を共有することができる。 活動実績によってマイレージを付与し、等級を分ける。 1段階「ヒップドッグ」から始まり、最高等級6段階には「ハッチ」が付与される。 積み立てられたマイレージはヒップドッグクラブの応援棒、読書ノート

教科教育学と、状況論的・関係論的アプローチの学問研究との間には断絶がある。前者が、教えることへの実践的熱意をもつのに対して、後者は、そうしたスタンスから距離を取るので。 が、そのために、実践者の立場でのリアリティや切実な関心と、アカデミックなアプローチの面白さというのが、しばしば交わらない。 その点、国語教育分野は幸せだ。 両者をつなぎうる稀少な存在として、石田喜美さん（横浜国立大学）がいるから。 その喜美さんが、国語科教育学と質的心理学・認知科学の両方の分野の研究者仲間や教え子（かな？）に声をかけ、編んだのがこちらの本。 石田喜美編『集団で言葉を学ぶ／集団の言葉を学ぶ』ひつじ書房、2025年 「個別最適」やら「個に応じた」やらしきりに「個」が強調される昨今の教育情勢のなかで、集団で学ぶことの意味を考える、しかも、「集団主義教育」とかの方向でなく、「そもそも言葉って人と人との間に生じるもの

存廃が焦点となっている名鉄広見線の新可児－御嵩間を巡り、存続を願う有志が始めた署名活動について、御嵩町の渡辺幸伸町長は25日の会見で「署名は住民が意思を形にするもの。行政がどうのこうの言うことはない。推移を見守っていく形になる」と述べた。 同区間の沿線市町のうち町は最大額を負担して運行を支援している。渡辺町長は「沿線市町などと合意を経た上でしか方向性は出ない。町が独自に『こうします』と言っても結局、協議事項になる」と述べ、町単独での方針決定や発表には否定的な考えを示した。

アジア経済研究所（以下、アジ研とする）図書館では、2020年8月に感染症対策の換気の影響で、一部書庫におけるカビ被害を経験した1。筆者はこの時、環境整備、特に湿度管理が非常に重要であることを痛感し、また、カビが発生してからの対処では多大な時間と費用を要することも身をもって経験した。 他の館での参考になればと、ライブラリアン・コラムに記載したこの話は、ありがたいことに多くの方々が読んでくださり、2022年には全国図書館大会群馬大会でお話しさせていただく機会も得た。筆者はここで「発生してからでは大変なので、予防に力を入れて」と強調した。が、今、「換気の仕方に気を付ける」以上の予防の話をしなかったこと、そして自分自身もそれ以上のことはあまり考えていなかったということを深く反省している。というのも、アジ研図書館では2023年10月に1階参考書架で最初のカビ被害が確認されてから、2023年12月から

利用者が減っていることを理由に東京都清瀬市が市立図書館を減らす一方、最近、利用者を大きく増やした図書館が西多摩地域にある。人口約3万2千人の瑞穂町にある「瑞穂町図書館」だ。　木材がふんだんにあしらわ…

「これからどうしよう。ほんとに困っちゃう」　2週間に一度、自転車で野塩図書館（清瀬市）に通っているという40代の女性は、今年3月いっぱいで同図書館が閉館になると知り、困惑した。9歳と6歳の子どもたち…

就職氷河期世代が酷い目に遭っているという話を見聞きするようになった。中高年に差し掛かって賃金的にも立場的にも社会的にも弱い立場にあるという話だ。特に大手企業の新卒初任給が３０万以上になると報じられてから「あれ？氷河期世代一人負けじゃない？」「悲惨だよね」みたいなことになっている。１９７３年（生まれは１９７４年２月）の僕は就職氷河期世代であると同時に団塊ジュニア世代だ。１９９６年の新卒採用時はまあまあ苦戦した。数十社にアプローチして内定がもらえなかったときは、心が折れかかった。有名私大卒は武器にならなかった。同じような人間が数多くいたからだ。オンシャノトリクミガー、オンシャノキギョウリネンガー、オンシャ、オンシャなどとバカみたいに気持ちの入っていないことを言い続けているうちに虚無な気分になったものである。 僕は、希望する企業や業界に入るのは早々に諦め、入れるところに入る方向へ舵を切ったことが

今年１月２８日に、『集団で言葉を学ぶ　集団の言葉を学ぶ』（ひつじ書房）が発刊されました。 集団で言葉を学ぶ／集団の言葉を学ぶ 作者:石田喜美 ひつじ書房 Amazon このブログでも、前回の記事で、本書のブックデザインのすばらしさに言及しつつ、本書の目次とともに、わたしから見た本書の魅力を紹介しました。 kimilab.hateblo.jp わたしにとっては、興味深いフィールドでの知見を見出してこられた研究者や実践家の人たちの、これぞ！と思う論考を集めた書籍。しかし、だからといって、それが、どのようなかたちで世にであるのか、どのように受け止められるのかはわかりません。 そのため、本書が編著者以外の人々の手に届きはじめた１月下旬からは、なんだか毎日そわそわドキドキして、いろいろなことが手につきはじめませんでした。そのような中、Okamoto先生を皮切りに、少しずつ、わたしのもとに、本書を読ん

秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま（18）は3日午後、成年にあたり、赤坂御用地の赤坂東邸で初めての記者会見に臨まれた。成年皇族の一員になった抱負を問われ「公的な活動に一つ一つ丁寧に取り組み、成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としてしっかりと役割を果たしていきたい。天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向けていくことが大切。出会いを大切にし、暮らしに寄り添い続けることが重要だと思う」と話した。 近年は皇族の多くが成年の誕生日にあわせて記者会見し、自身の立場への思いや抱負などを述べている。悠仁さまは昨年9月6日に成年を迎えたが、大学受験を控えていたため、宮内庁が学業に支障が出ないよう日程調整を進めていた。【山田奈緒、高島博之】

鎌倉女学院創立者で、漢詩人としても活躍した田辺松坡（しょうは）（１８６２〜１９４４）に関する第10回講演会「間島弟彦・愛子と田辺松坡」が、４月13日（日）に鎌倉市中央図書館で開催される。松坡文庫研究会が主催。 国登録有形文化財指定の旧鎌倉図書館建設に貢献した間島夫妻と松坡の親交を解説する。講師は同会袴田潤一代表。午後２〜４時。参加無料。定員30人（先着）。申し込みは中央図書館【電話】０４６７・２５・２６１１。

みなさんは日本で出版された書籍や雑誌の一部がPDFで手に入るようになったのをご存じでしょうか？ しかも、合法で手に入るらしい。お金は少しかかります。 日本で出版された本や雑誌のほとんどを読むことができる国の機関である国立国会図書館が提供する蔵書のコピーを受け取れるサービス「遠隔複写サービス」がパワーアップしたのです。 これまでは本の内容がコピーされた紙を郵送で受け取っていたところを、2月20日からPDFでも受け取れるようになりました（外部リンク）。 利用までは少し手間もありますが、今回は便利になった「遠隔複写サービス」を実際に使いながら解説します。記事の最後には注意点などもまとめています。 国立国会図書館「遠隔複写サービス」を使うための前準備「遠隔複写サービス」の申し込みには、国立国会図書館の利用者登録をする必要があります（外部リンク）。 この手続きを行うには、満18歳以上であることが条件

電子書籍サービスへの理解を深めてもらおうと、群馬県立図書館は1日、前橋市の紀伊国屋書店前橋店で利用体験会を開いた。職員が書店を訪れた人に画面を拡大できるなどの電子書籍の特徴や、閲覧できる本の種類などを案内して利用を促した。 同館は2023年1月から同書店の学術電子図書館「KinoDen（キノデン）」を導入。これまでに図鑑や資格試験の参考書、外国語学習教材など2530冊を提供している。紙の書籍では書き込みの心配などから優先度が低かったものを選んでおり、現在は月1000件程度の利用があるという。 体験会では、親子連れなどが実際にタブレットに触れて文章を拡大して読んだり、閲覧できる書籍のジャンルや読み上げ機能を尋ねたりした。外出が難しくなり、家にいながら本を探したいと説明を聞きに訪れたお年寄りもいた。 次女の美織さん（10）と訪れていた高崎市の手島智香さん（45）は「電子書籍はこれまで使ったこと

国際女性デー（３月８日）を前に、書籍や資料を調べてインターネット上の百科事典「ウィキペディア」を編集し、女性記事を充実させる催しが２日、県立図書館（横浜市西区）で行われた。ネット上のジェンダーギャップ（男女格差）を解消する狙いで、参加者らは編集方法を学び、それぞれが調べた内容を既存ページに加筆するなどした。 催しには、県内や都内から女性を中心に約２０人が参加。午前は、ウィキペディアの基礎知識などを中心とした講義が行われた。 イベントを主催した「ＷｉｋｉＧａｐかながわ実行委員会」によると、昨年に最も閲覧された日本人女性は米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の妻で元バスケットボール選手の田中真美子さんだったという。一方、日本版ウィキペディアは女性に関する記事が男性に比べて３分の１程度という現状を紹介し、「女性の書き手が少ないことも一因」と投げかけた。 午後は同委員会のサポートを受けながら、参加

利用者が減っていることを理由に東京都清瀬市が市立図書館を減らす一方、最近、利用者を大きく増やした図書館が西多摩地域にある。人口約3万2千人の瑞穂町にある「瑞穂町図書館」だ。　木材がふんだんにあしらわ…

「これからどうしよう。ほんとに困っちゃう」　2週間に一度、自転車で野塩図書館（清瀬市）に通っているという40代の女性は、今年3月いっぱいで同図書館が閉館になると知り、困惑した。9歳と6歳の子どもたち…