Dell Venue 8 7000は、インテルの3Dカメラ「RealSense Snapshot Depth」を搭載した世界初の8型タブレットだ。今回はデザインやスペックを紹介しつつ、3Dカメラの機能を実際に試してみる。
「Venue 8」の主なスペック | |
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CPU | Atom Z3580(2.3GHz) |
メモリー | 2GB(DDR3) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス |
ストレージ | 16GB eMMC |
ディスプレー | 8.4型 OLED タッチパネル |
解像度 | WQXGA(2560×1600ドット) |
カメラ | 800万画素(背面、Realsense Snapshot Depth)、約200万画素(前面) |
通信規格 | IEEE 802.11b/g/n/ac、Miracast、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | Micro-USB |
カードスロット | microSD/SDHC/SDXC対応カードスロット |
バッテリー容量 | 5900mAh |
本体サイズ | 幅124.4×奥行215.8×高さ6mm(概算値) |
重量 | 305g |
OS | Android 4.4 |
スリムかつ高質感、性能も平均以上
本体サイズは幅124.4×奥行215.8×高さ6mm(概算値)、重量約305gと非常にスリムで、削り出しのアルミには陽極酸化処理が施されている。狭額設計も相まって、外見は高級感があり、質感もいい。
ディスプレーは8.4型WQXGA(2560×1600ドット)液晶を採用する。従来モデルである「Venue 8 Pro」「Venue 8」の8.0型液晶よりも画面をサイズアップしつつ、幅と奥行きをほぼ据え置いたまま、薄く・軽い仕上がりになっているのが大きな特徴だ。
CPUはクアッドコアのAtom Z3580(2.3GHz)、メモリーは2GBと堅実なスペックを採用しているが、ストレージが16GB eMMCとやや物足りない印象を受けた。最大512GBまでの容量に対応するMicroSDカードスロットを備えるため、そちらを活用して補うといい。OSはベーシックなAndroid 4.4で、扱いに困ることはないだろう。
インターフェースは先述のMicroSDカードスロットのほか、Micro USB端子、ヘッドフォン/マイク端子を搭載。また別売オプションとして、Windowsデスクトップのようにディスプレーやマウスを拡張できるDell Castアダプター、Bluetoothキーボードカバー、Bluetoothスピーカーなどを用意している。
バッテリーは十分に余裕をもたせた5900mAh。あまり目立たないが、こちらも従来モデルの4550mAhより大容量となっている。薄型のタブレットは往々にしてバッテリーが犠牲になりやすいものの、そもそも持ち運んで使う用途がメインになるものなので、この点で妥協がないのは非常にありがたい。