Macの中身は人に見られたくないもの。特にカフェや図書館など公共の場所で、急に離席しなければならないときなどは、作業中の画面をすぐに隠してしまいたい。そんなときのために一瞬でスクリーンセーバーを起動できるテクを紹介する。
このテクで用いるのは、Mac標準機能の「ホットコーナー」だ(サードの守備位置ではない)。マウスをディスプレーの四隅に持っていく操作に、スクリーンセーバーの起動などのショートカットを設定できる。
設定方法は、「システム環境設定」から「デスクトップとスクリーンセーバ」を開き、「スクリーンセーバ」パネル右下の「ホットコーナー」をクリック。画面コーナーへの機能割り当て設定ダイアログが表示されるので、任意の箇所に「スクリーンセーバを開始する」を選択し、「OK」を押せば完了だ。
スクリーンセーバのほかにも、以下のショートカットを設定できる。たとえば「デスクトップ」を設定していれば、複数のウィンドウを開いていても、デスクトップのフォルダへ楽にファイルを移動できるのでオススメだ。
・スクリーンセーバを開始する
・スクリーンセーバを無効にする
・Mission Control
・アプリケーションウィンドウ
・デスクトップ
・Dashboard
・通知センター
・Launchpad
・ディスプレイをスリープさせる
ちなみに、ホットコーナーを設定していると、Dockやアップルメニューを使うときなどに誤動作を起こすことがある。しかしアップルも想定済みなのか何なのか、修飾キーを組み合わせて設定することで、誤動作を防げるようになっている。
そのためには、設定画面のプルダウンメニューで「Command」 「Option」 「Control」 「Shift」キーのいずれかを押しながら、好きなショートカットを選択すればよい。「Command」+ 「Option」など複数の修飾キーを組み合わせることもできる。
トラックパッドのマルチタッチジェスチャーと被るものもあるので、併用する人は自分の使い方を振り返りながら設定してみよう。マウスをよく使うユーザーなら押さえておきたいテクだ。