HTMLやCSS、JavaScriptでスマートフォンアプリを開発できるフレームワーク「PhoneGap」。今回は、HTML5で作成したWebアプリケーションを、PhoneGapを使ってiPhoneアプリに変換してみましょう。
本連載では以前、HTML5で作ったWebアプリケーションを、「NimbleKit」でiPhoneアプリに変換する方法を取り上げました。
- Canvasで作ったWebアプリをiPhoneアプリに変換
- http://ascii.jp/elem/000/000/618/618059/
この記事では、PCのブラウザー向けに作成したお絵かきアプリを、iPhoneアプリに移植しました。多少の変更は必要でしたが、比較的すんなりと移植できたケースです。
このiPhoneアプリでは、NimbleKitのスライダー機能を使ってペンの色を指定しましたが、残念ながらPhoneGapにはNimbleKitのように手軽に使えるスライダー機能がありません(jQuery UIもしくはjQuery Mobileのようなライブラリーを利用すれば類似の機能を実装できます)。
まったく同じものを作ってもおもしろくないので、今回はあえてスライダー機能は実装せず、その代わりにフォトライブラリ(カメラロール)やカメラから画像を取り込む機能を追加します。PhoneGapの独自機能を使うと、ちょっとした工夫で、写真の上に落書きができるお絵かきアプリが作れます。