コミケでウィルコムを徹底活用して狙いの本をゲット!
夏はイベント盛りだくさん。秋口に入ってもイベント盛りだくさん。人がいっぱい集まるところでの連絡手段はメールやTwitterが定番になっているが、なんだかんだで口頭での連絡が一番的確で早い。急な待ち合わせ場所変更や遅刻の連絡も楽々だ。ということで、今回はイベント会場におけるウィルコム活用法を考えてみよう。
ASCII.jp的にもっとも大きな夏のイベントといえば、コミケこと「コミックマーケット」。日本全国津々浦々、果ては世界からオタクが集まるナイスなイベントだ。
本日は、夏コミの前日なので、すでにスタンバイしている人もいるだろう。念のため、名前くらいは知っている人に解説すると、コミケはイベント開催中の参加者が50万人を越える(過去最大は56万人)という、世界最大規模の同人誌即売会。カンタンにいうと、ビッグサイトがオタで埋まる。一般的にマンガばっかりというイメージばかりが先行しているが、実際にはアクセサリやハードウェア、専門世界のテキストなど、サブカル的な同人誌やグッズも多い。筆者も加速器などの研究施設の写真集を、カメラマン・住川と出すなどして楽しんでいる。
さて、そんなコミケでのケータイやスマホの接続状況はどうかというと、トラフィックの集中による規制でネットワークへのアクセスはもちろん、発着信もできない状況に陥りやすい。これはライブなどでも一時的に起きる現象だが、コミケの場合は朝9時から15時近くまで継続しやすい。
そんな状況下でウィルコムは大丈夫なのだろうか? まずはイベント時におけるウィルコムの力強さを見てみたい。
電波強度に関する私的な資料をいただきました
いきなりだが、コミケに参加している知人の協力を得て、昨年末のコミケの電波強度に関する私的資料をいただいた。時系列的にビッグサイト正面入り口と館内の大雑把なデータだが、参考にはなるだろう。東駐車場については、下記よりも少し厳しい状況を想定しておくといいかもしれない。
なお、知人より「友人との通信手段がなくなった時のために、集合場所は決めておこう。通話や通信の際は館外がおすすめ!」とのアドバイスをいただいている。
- ・6時付近
始発組が到着し始める時間帯。3キャリア+ウィルコムともに通話はスムーズ。音声品質は3キャリアがややダウン、ウィルコムは平常通り。3Gデータ通信はこの時点から徐々に速度が低下。 - ・9~10時
入場列の生成が終わる頃合いでは、3キャリアとも入場列周辺ではつながりにくい状況が発生。一方、ウィルコムは通話・データ通信ともに平常。 - ・11~12時
外周サークルのミッションを終えて、人によっては撤収準備といった時間帯で、連絡やデータ通信をしようとする人が増え始める。館内・館外ともにつながりにくい状態。3Gデータ通信も不安定な状況になる。ウィルコムは館内ではリトライすればつながり、外に出ればノイジーではあるが通話可能。ただし、1日目企業ブースでは期待しないほうがいいとのこと。 - ・15時
戦いを終えて帰宅する時間帯。3キャリアともにつながりにくい状況が継続。館内だけでなく、駅近くでも同様の状況。ウィルコムはというと、ビッグサイトから少し離れるだけで平常通りになった。
大人の事情もあるので詳細には書けないのだが、昨年末のコミケは上記のような状況だった。これには狭いエリアごとに基地局を配置するウィルコムの「マイクロセル」のメリットがあるのでは、と考えられている。なお、ケータイやスマホをテーマにしたサークルがあるので、コミケで探してみるともっと詳細なデータを掲載する本などがあるかもしれない。