米comScoreは2010年12月16日、オンライン動画サイトやその視聴者に関する調査を行っているcomScore Video Metrixからの最新(2010年11月)レポートを発表した。同レポートによると、11月度は約1億7,200万人のインターネットユーザがオンラインビデオコンテンツを視聴した。オーディエンス全体で52億の視聴セッションに達した。
第1位はYouTubeを含むGoogleで、ユニーク視聴者数は1億4,500万、視聴セッションは19億、1人当たり視聴時間は271.2分だった。2位はYahoo!で、それぞれ6100万、2億4000万、26.2分、3位はVEVOの5000万、2億6000万、85.4分だった。
4位以下は、AOL、Viacom Digital、Facebook.com、Microsoft、Fox Interactive Mediaなどが続く。Facebook は6位。
あわせて動画広告に関する集計結果も公表されたている。2010年11月度で米国ユーザは54億以上の動画広告を閲覧しており、なかでも Hulu がもっとも高い11億インプレッションだった。2位は Tremor Media Video Network で動画広告インプレッションが4.7億、3位はADAP.TV で4.4億。
その他、「全米人口の潜在リーチにおいてトップの動画広告ネットワークは、ScanScout Network (44.3%)、BrightRoll Video Network (41.5%)、Break Media (39.9%)」「84.2%の米国インターネットオーディエンスがオンラインビデオを視聴」「ビデオコンテンツの平均時間は5.1分、動画広告の平均時間は0.4分」「動画広告は、視聴された全動画の15.3%、視聴時間の1.4%に相当」といった結果も出ている。
なお、前日、Yahoo! Video の閉鎖が発表されている。
comScore Releases November 2010 U.S. Online Video Rankings
http://www.comscore.com/Press_Events/Press_Releases/2010/12/comScore_Releases_November_2010_U.S._Online_Video_Rankings