ノルウェー・Opera Softwareの訪問レポート。第3回目は、オスロの本社オフィスに潜入する。北欧の地をベースにするグローバル企業・Operaの企業カルチャーに迫っていく。
まるで迷路のような社内
様々なデバイス向けにブラウザーを開発するOpera Softwareは、1994年、ノルウェーの最大手の通信会社Telenorの研究プロジェクトとしてスタートした。
本社オフィスは、オスロの中心地からトラム(路面電車)で15分ほどの場所にある。レンガ造りのビルの横には大きな川が流れ、豊かな公園が隣接する自然の中のオフィスだ。そしてこの時期はとても色鮮やかな紅葉黄葉に包まれる。周辺の景色はまさに絵画で観るヨーロッパの風景そのものだった。
Operaのオフィスは、まるで迷路のような作りになっている。案内人がいないと、いったい自分がどのフロアのどこにいるのか全く分からなくなるほどだ。まるで深い「森」に迷い込んだような気分になる。
Operaのコーポレートカラーである「赤と白を」基本にしたデザインがベースになっており、北欧らしい照明や木材を取り入れたオシャレな廊下があちらこちらへと伸びている。写真でその様子を紹介していこう。