1月15日、シマンテックは1月12日に発生したハイチ大地震を悪用するオンライン詐欺が発見されたと発表した。これには、偽の寄付を募るスパム、悪意あるプログラムを感染させるWebサイトに導く検索結果などがあるという。
善意の寄付が犯罪者に渡ってしまうことを回避するため、シマンテックは「ユーザーにはいつものように注意を怠らず、普段PCを使う上での最善のセキュリティ対策を実施することを推奨します」とコメント。寄付などでオンラインによる送金を行なう際には、
- 電子メールまたはインスタントメッセージ内の疑わしいリンクは、詐称されたWeb サイトへのリンクである可能性があるので、容易にクリックしない。一見慈善団体から届いたメッセージ内のリンクでも、Web アドレスは直接ブラウザに入力する。
- 個人情報や財務情報、パスワードなどを尋ねるメッセージのフォームに入力しない。信頼できる慈善団体が電子メールで個人情報を尋ねることはまずありません。不安な場合は、電話で直接問い合わせる、インターネットアドレスを新しいブラウザウィンドウに直接入力するといった、信頼できる方法でその企業に連絡するようにします(メッセージ内のリンクをクリックしたり、そのリンクをカットアンドペーストしたりすることはやめましょう)。
と注意を行なっている。