「ベッキー」というと一般的にはタレントが有名だが、ネットに詳しい人なら、マン島出身の美少女をすぐに思い浮かべるだろう。彼女の本名はレベッカで、現在14歳。「xBextahx」の名前を使って、ダンスをしている動画をYouTubeに投稿していた。
日本における彼女の知名度を一気に高めたのは、ニコニコ動画(ニコ動)だ。今年の5月25日、何者かによって彼女がYouTubeで公開してたダンス「男女 Danjo Dance」がニコ動に転載された。
この「男女」という曲がニコ動で有名だったうえ、何より彼女がキュートだったことで、瞬く間にこの動画にアクセスが集中。ダンスに魅了される者が続出して、「すげー!」「可愛い」「ベッキーは俺の嫁」といったコメントが次々と投稿された。
そして、5月26日から3日間に渡って、ニコ動の総合再生数ランキング1位をキープするという快挙を成し遂げている。動画の再生数は、9月1日現在で64万を超えるという驚異的な伸びだ。
その後、彼女は「ハレ晴レユカイ Hare Hare Yukai」や「最強パレパレード Saikyo pare parade」、「GO MY WAY!! Dance」など、ニコ動で人気の曲をBGMにしたダンスを自身で投稿している。
※動画の視聴にはニコニコ動画のアカウントが必要です。
そのベッキーがこの夏、極秘来日を果たしていた。しかも、告知はされなかったが、アニソンの祭典「Animelo Summer Live 2009」(アニサマ)の大舞台にて踊りを披露していたのだ(写真は最終ページを参照)。
マン島は、イギリスのそばにある人口7万6000人ほどの小さな自治領で、バイクのレースで知られている。その静かな土地から大都会の東京にやって来て、いきなり2万5000人の前で踊るというのだから、これは一大事件だろう。
彼女は日本でどんな体験をしたのか? そしてネットをきっかけに、日本で多くのファンを生み出している現状をどう見ているのだろうか。14歳の本心に迫った。
なお、インタビューには、ベッキーのお父さんも同席していただいた。「誰でもネットの舞台に立てる時代」において、お父さんはベッキーに何を教えているのか。すこしマジメなネタだが、こちらも非常に興味深いのでチェックしてほしい。