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2015年1月31日

第25回 1万キロ現地調査(東京・印刷関係)

【調査会NEWS1774】(27.1.31)
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1 全般

 平成27年1月29日(木)、当会は東京において第25回1万キロ現地調査を実施、都内で1960年代に失踪された印刷関係者、中塚節子さん、小林榮さん、日高信夫さん、早坂勝男さん及び非公開男性、合計5名の方々について調査を行った。

 事前調査も踏まえ、今回の調査で判明した事項については後述するが、失踪の時期だけでなく地域や年令等についても類似点が見られ、更に広範な調査が必要とされる失踪案件であることが改めて認識された。

 以下、調査と結果概要について述べる。

2 現地調査の概要

(1) 目的

ア 現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。

イ 広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。

ウ 現地で特定失踪者家族・政府認定者家族他関係者から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

(2) 参加者

ア 調査会 : 代表荒木・副代表岡田・専務理事村尾・常務理事三宅(前日の理事会で常務理事に復帰)・同杉野・同武藤・同曽田・計 6名

イ 特定失踪者家族等 : 早坂勝男さん兄・早坂勇治さん、同弟・早坂胞吉さん

ウ その他 : 増元照明 前家族会事務局長 、予備役ブルーリボンの会有志

(3) 日程

○ 09:15 調査会事務所(文京区後楽)前出発

○ 09:40 小林榮さんが勤務していたとされる印刷会社跡地(千代田区猿楽町)にて新たに判明した事項について確認。後述矛盾点について議論(写真)。

〇 11:00 早坂勝男さん最終勤務先印刷会社跡地(墨田区立花)周辺の調査と兄・早坂勇治さん、弟・胞吉さんからの当時の状況等に関する聴取。お二人からの「しおかぜメッセージ」収録。

〇 11:45 早坂さん居住地跡地(墨田区本所)に移動して勤務先との位置関係を確認、当時の状況について勇次さんから聴取。

〇 14:30  日高信夫さん退社前の印刷会社周辺と中塚節子さん勤務の印刷会社跡地周辺調査(新宿区水道町・西五軒町)

○15:20 調査終了。

3 調査対象者及び調査結果(失踪年次順)

(1) 中塚 節子さん

  ア 氏名 : 中塚 節子(なかつか せつこ)

  イ 生年月日 : 1945(昭和20)年 6月 5日

  ウ 当時身分 : 印刷会社社員

  エ 当時居住 : 新宿区西五軒町

  オ 失踪年月日 : 1963(昭和38)年 6月16日

  カ 最終失踪関連地点 : 新宿区西五軒町

  キ 失踪状況 : 会社側から家族が聞いた話では勤務終了後、「おやつを買いに行って来る」と言って、同僚の男性・Aさんと一緒に寮から出かけたまま行方不明となった。この時の服装は不明だが、「サンダル履きで小銭を持って出掛けた」とのこと。
会社側は色々探し回ったが、結局二人の行方は不明のままとなった。

  ク その他 : 中塚さん・Aさんは同郷(長野県)でそれぞれ勤務先印刷会社の2階部分に設けられた寮に住込みで勤務していた。

  ケ 調査結果

  (ア) 地域 

 中塚さんが失踪した1963(昭和38)年当時、印刷会社の周辺は一般住宅と共に印刷工場と出版関係の会社が混在する地域で、喫茶店や食堂、ストアーなども点在していたが、失踪から既に50年を経過した現在では当時の店舗があった位置はビル等に建て変り、当時立寄ったと思われる店舗を特定するのは困難である。

  (イ) 他の失踪者との関連性

 中塚さん、Aさん失踪の3年後となる1966(昭和41)年9月に失踪した日高信夫さんが勤務していた印刷会社は中塚さん、Aさんが勤務していた印刷会社とは町名こそ違うものの7〜80mの距離しか離れておらず、ほぼ同地区に勤務先と居住していた社員寮があった。また日高さんが印刷会社に就職した昭和38年春には既に中塚さん、Aさんは同地区におり、同年6月中旬に二人が失踪するまでの約2ヶ月間は同地区に生活していたことが確認された。
  (ウ) その他

 今回、事前調査の課程で、中塚さん、Aさん、日高さんの印刷会社(寮)周辺地域の特性について調査を継続し、失踪との関連性を追及する。

(2) 非公開Aさん(男性)

  ア 氏名 : 非公開

  イ 生年 : 1940(昭和15)年

  ウ 当時身分 : 印刷会社社員

  エ 当時居住 : 新宿区西五軒町

  オ 失踪年月日 : 1963(昭和38)年 6月16日

  カ 最終失踪関連地点 : 新宿区西五軒町

  キ 失踪状況 : 前述中塚節子さんと共に寮から出かけたまま失踪。

  ク 調査結果:(1)中塚節子さんと同じ

(3) 小林 榮さん

  ア 氏名 : 小林 榮 (こばやし さかえ)

  イ 生年月日 : 1943(昭和18)年4月29日

  ウ 当時身分 : 印刷会社社員

  エ 当時居住 : 千代田区神田猿楽町(現:千代田区猿楽町)

  オ 失踪年月日 : 1966(昭和41)年8月21日

  カ 最終失踪関連地点 : 千代田区神田猿楽町)現:千代田区猿楽町)

  キ 失踪状況 : 失踪の数日前から体調を崩して仕事を休み、会社寮から「医者に行く」と同僚に言い残し、外出したまま帰宅せず、行方不明となった。

  ク 調査結果

  (ア) 勤務期間の矛盾

 事前調査の課程で、2012年頃、警視庁が小林榮さんの厚生年金記録を調べた結果、就業先と就業期間に不可解な点が浮上していたことが判明した。

 警視庁によれば、小林さんの年金記録は失踪の1年前・1965(昭和40)年8月には猿楽町の印刷会社を退職し、失踪年の1966(昭和41)年8月は、婦人服製作の会社に勤務していたことになっているというものである。

 しかし、実際には失踪年・1966(昭和41)年8月下旬に印刷会社側から「8月21日に社内で姿を見たのを最後に所在不明なっている」旨の手紙が届き、その後兄弟2名が印刷会社に榮さんの荷物を引き取りに行った事実もあり、不可解な状況となっている。
過去、年金記録の記録ミスなどが社会問題となった経緯があるが、別の勤務先までも間違って記載されるとは考えにくく、矛盾の意味するものが何なのか、更なる調査が求められる結果となっている。

  (イ) 在日関係者との接点
 小林さんにも在日関係者との接点がこれまで判明していた事項の他にあることが確認されたため、当時の関係者について更に調査を継続してゆくこととなった。

  (ウ) その他判明事項
 事前調査の課程で、当時小林さんが所有していたと思われる物品の所在が判明していないことが新たに判り、再度、小林さんの当時の所有物等について確認作業を行うこととなった。

(4) 日高信夫さん

  ア 氏名 : 日高 信夫 (ひだか のぶお)

  イ 生年月日 : 1944(昭和19)年11月27日

  ウ 当時身分 : 無職(印刷会社退職直後)

  エ 当時居住 : 東京都新宿区水道町(失踪当日まで印刷会社寮に住む)

  オ 失踪年月日 : 1966(昭和41)年9月29日

  カ 最終失踪関連地点 : 東京駅

  キ 失踪状況 : 1966(昭和41)年秋、勤務していた東京都新宿区の印刷会社を9月25日退職し、同月29日に大阪に向かったまま失踪、行方不明となったもので、実家には『大阪で新しい職場が決まった』と手紙を出しているが、大阪で就職したことは現時点で確認されていない。2006(平成18)年に脱北者H氏が日高さんに似た男性と平壌の病院で一緒にいたとの証言をしており、その証言が正確なため、拉致の可能性は高いものと思われる。

  ク 調査結果

  (ア) 当時の居住先

 今回、現地で印刷会社の関係者に確認した結果、日高さんが退職時まで勤務していた印刷会社の寮は、同社の「建物上階部分にあった」ということが確認され、位置的には1963(昭和38)年6月に失踪した中塚節子さん、Aさんが住み込みで勤務していた印刷会社とは直近の位置にあったことが改めて認識された。

  (イ) 印刷会社退職後の動向

 日高さんは失踪直前に実家に「印刷会社を退職し、大阪で働く会社が決まった」旨の手紙を送付していたが、同僚には「大阪で仕事を探す」と伝えており、不可解な言動であった。いずれの内容も「大阪」を指し示していることから何らかの理由で大阪に向かうように仕向けられた可能性もある。手紙の内容の分析及び当時の状況について調査継続の必要があるとの結論に至った。

  (ウ) 地域

 北朝鮮でH氏に目撃された人物が日高さんと同一人物なら、どの時点で日高さんが「拉致の対象」となったのかが問題になる。これについて地域に関連性があるのか別の理由かという点で役員間で意見交換を行い中塚さん、Aさん同様、当時の勤務(居住)先であった地域についても再度調査を継続してゆくこととなった。

  (エ) 最終失踪関連地点

 今回の現地調査に関連して再度確認作業を行った結果、日高さんの最終失踪関連地点となっていた「上野駅」は実際には「東京駅」であったことが確認された。

(4) 早坂勝男さん

  ア 氏名 : 早坂勝男 (はやさか かつお)

  イ 生年月日 : 1944(昭和19)年1月22日

  ウ 当時身分 : 印刷会社社員

  エ 当時居住 : 墨田区本所

  オ 失踪年月日 : 1968(昭和43)年4月

  カ 最終失踪関連地点 : 墨田区本所

  キ 失踪状況 : 1968(昭和43)年秋頃、同居していた友人から家族の元に「ここ数ヶ月間、返ってきていない」旨の連絡があり、4月から行方不明となっていることが判明した。

 同(昭和43)年の元日、当時千葉県松戸市に居住していた兄勇次さん宅を訪れた際、同じく兄宅を訪れていた次兄に「自分は尾行されている」と話していた。
また、以前に「大阪に行って印刷の勉強をしたい」旨の発言をしていたが、失踪後、大阪で就職した形跡は無かった。

  ク 調査結果

  (ア) 勤務先

 事前調査の課程で、これまで最終勤務先と思われていた台東区の印刷会社は、失踪の前年に既に退職し、失踪当時は墨田区内の印刷会社に再就職していたことが判明した。
調査当日、墨田区内の現地を御家族と共に訪れたが現在は民家となっていた。この印刷会社は墨田区内から江戸川区内に移転したものの最終的には倒産し、関係者の所在も現在では不明となっていた。また、退職した台東区の印刷会社は小林榮さん・日高さんの居住地とも近いことが確認された。

  (イ) 居住先

 当時、居住していたとされる墨田区本所の居住先は、現在ではマンションに建て変り、当時の関係者の所在も確認されなかった。また、勤務先と居住先が役4キロ離れており、なぜ離れた距離のところに居住したのか疑問が残る。

  (ウ) 靴

 早坂さんの失踪当時、居住先まで荷物を引取りに来られた御家族に現地で当時の状況について再確認した結果、残された衣類(スーツ、ワイシャツ、ネクタイ)に関連して当時部屋に残されていた靴は「登山靴」のみで、通勤・外出用の靴(革靴または運動靴)が見当たらなかったことが再確認され、外出または通勤中に失踪したものと考えられる結論に至った。

  (エ) カメラと三脚

 今回、御家族が現地で思い出された事項の中に、当時早坂さんはカメラと三脚を所有しており、残されたアルバムには各地で撮影された写真が多数残されていたことが判明し、再度分析することとなった。
しかし、御家族が引き取った荷物の中にはカメラや三脚が見当たらなかったということで、今後失踪状況を確認する上で重要な情報となった。

  (オ) 失踪前の言動

 「尾行されている」旨の話について、調査に同行された御家族に確認を行ったが、それ以上の内容は誰も聞いていないとのことだった。また、尾行されているという時期については言葉通りに受ければ、失踪前(昭和42)年であるが、台東区の印刷会社時代か、墨田区の印刷会社に勤務し始めてからのことなのか、断定できるものはなかった。
この「尾行されている」という言動が仕事(印刷)に関連してのことなのか、別の理由によるものなのか、今回の調査では明らかにならなかった。

 また、早坂さんはお兄さんに「大阪に行って印刷の勉強をしてみたい」とも話していたことがあるとのことであったが、調査に同行された御家族からは新たな情報は得られなかった。

  (カ) 所属団体

 早坂さんは当時集団就職で状況した青年たちの親睦団体に加入していた。今後その方面からの関係者からの情報収集も模索することになった。

4 参考 

第24回1万キロ現地調査までの 累計走行距離  = 8,662 km
第25回1万キロ現地調査の走行距離         =    25 km
第25回1万キロ現地調査を終えての累計走行距離= 8,687 km

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
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●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

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★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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2015年1月30日

理事会での決定

【調査会NEWS1773】(27.1.30)

 1月28日に開催された特定失踪者問題調査会理事会において、今後の活動について次のように決定しました。

1、交渉による「解決」ではなく力による「救出」を

 昨年後半の「再調査」に関わる交渉は失敗であり、今後継続しても成果が得られる可能性はほとんどない。交渉するにしても必要なことは力の裏付けである。その意味で以下のことを求めていく。

(1)自衛隊による救出の具体化
(2)7月に解除した制裁の再発動
(3)日本国内にいる工作員の摘発
(4)朝鮮総聯本部ビルから朝鮮総聯を退去させること

 以上について、拉致問題全体の説明と含めパンフレットを作成する。

2、必要に応じた政府に対する実力行使

 説明会での状況などからして、話し合いで政府が動かないことは北朝鮮も日本政府も同様である。タイミングの問題はあるが状況によっては官邸前などでの座り込みやハンストをはじめとする実力行使も行う。

3、メディア戦略の見直し

 YouTubeやニコニコ動画、Ustreamなどを通した動画による情報伝達を積極的に行う。アニメやネットゲームなど様々な媒体を利用し、座り込みの中継なども含めて活用していく。

4、今後の現地調査について

 当面の予定として次のように行う。

第26回 5月 北海道(道南日本海側)
第27回 7月 北関東(埼玉北部・群馬)
第28回 9月 福井(嶺北)・石川(能登北部)
第29回 11月 香川・徳島

 今後については可能な限り当該地域の警察も訪問し状況についてのヒアリング等を実施する。 
 
5、しおかぜについて

(1)出力のアップ
 100kw送信から300kw送信へ総務省は周波数確保へ動いている。過去の実績からして2月末から3月初めまでには周波数確保の見通し。最終的にはKDDI、NHKとの協議になるが、実現に向け協力を要請していく。

(2)内容の充実
 戦略情報研究所研究員キム・チョルミン(2005年脱北 仮名)氏の協力のもと北朝鮮内部及び中国東北部からの情報入手ルートの確立など内容の充実を図る。

(3)中波放送実施に向けて
 政府主催ラジオシンポジウムでも中波の必要性は各対北放送局の課題になっている。これまで国会等の場で総務省、NHKへ国内送信の働きかけを実施しているが、今後海外送信も視野に各方面に協力を要請していく。そのための財源を確保する。

6、しおかぜコンサートについて

 今回楽曲を提供してくれたアーティストを中心にし、さらに一般公募を行い国民参加により規模の拡大を図る。8月を目処にプレイベント的なコンサートを実施する(実施方法は未定)。政府も昨年同様コンサートを行う予定だが、内容は見直される予定であり、政府、拉致問題対策本部への企画協力要請を行っていく。

7、1万キロ現地調査・個別の調査以外の国内外における情報収集について

 特定失踪者の地域まで特定された生存情報等もあるものの現実には事態を動かすに至っていない。資金及び人脈の問題はあるが、具体的な救出と、前述しおかぜの内容の質的向上に資することも考慮し、あらためて具体的方法を検討する。

8、バルーンプロジェクトについて

 韓国の中ではビラ撒布のための風船打ち上げが非常に難しい状況にあるが、現在私たちが提携している李ミンボク・対北風船団長への協力を引き続き行う。

9、FAXプロジェクトについて

 民社人権会議(事務局長・武藤常務理事)に依頼し実施中。

10、山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件について

 日弁連の勧告が行われてからも警察には一向に応じる気配がない。逆に言えば鑑定書の中に絶対に明らかにしたくない内容が含まれているということだろう。川人常務理事(法律家の会幹事)とも協議の上再度日弁連への督促を行う。また別途の方策を模索していく。

11、行政・教育機関における啓発活動について

 家族会結成と救出運動スタートからすでに18年が経過し、また近年の関心低下などから基礎的なことも知らない人が増えている。特に5人の帰国も知らない世代が育ってきている。一部の自治体ではさまざまな取り組みをしているので、これを周知し、関心の低い自治体でも実現するようにしていく必要があると思われる。大臣に要請し、拉致問題対策本部で全国の各自治体の拉致問題への取り組み(政府からの指導の実施状況及び独自の取り組みの状況)を集約し公開するように求める。

12、政府への要請について

・理事会決定について早急に山谷大臣への要請を行う

・特定失踪者家族と総理・担当大臣との面会の場を設けるよう要請する。

・家族会・救う会・調査会に対する政府からの説明会への特定失踪者家族の参加(毎回2名程度の交代での同席)を求める。

・調査会リスト以外の人も含め拉致の疑いのある失踪者の家族に県ごとで(1)北朝鮮との交渉の状況、(2)県内においての捜査状況の報告の場を作るよう求める。

13、調査会の人事について

 三宅博・元常務理事が常務理事に復帰。

以上


▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

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2015年1月28日

記者会見の画像

昨日の記者会見の画像は調査会のホームページでご覧になれます(但し冒頭約20分のみ)。

http://www.chosa-kai.jp/150127.html

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「情報」の扱いについて

【調査会NEWS1772】(27.1.28)

 今回第25回の現地調査の準備過程で、あらためて情報の重要性、そしてその不確実性を認識している。

 今回の現調は印刷関係者に焦点を当てた。日高信夫さん・小林榮さん・早坂勝男さんは次の各点が共通する。

  (1)昭和40年代前半(小林さん・日高さん昭和41年、早坂さん43年)
  (2)20代前半(小林さん23歳、日高さん21歳、早坂さん24歳)
  (3)男性
  (4)地方出身者が東京で失踪(小林さん茨城、日高さん鹿児島、早坂さん宮城)
  (5)印刷関係の仕事(小林さんは健康保険上は印刷会社を辞めたことになっている が、その印刷会社から失踪した旨の手紙が実家に届いている)

 そして日高さんについては脱北者が「1994年に平壌の病院で会っている」と証言をしている。この脱北者は最近も日本の報道機関のインタビューに応じているが、最初に日高さんと思われる男性の情報を明らかにした時点(平成18年8月)で、全く外部に出ていない情報(幽霊の話、占いが好きだったこと、肩を揺らせるような歩き方など)が一致するため調査会としては1000番代リスト(拉致濃厚)に入れている。

 日高さんが拉致濃厚であれば極めて類似した失踪の仕方をしている小林さん、早坂さんについても同様の見方が成り立つ。今回事前調査の過程で明らかになってきたこと、29日の現地調査の結果及び今後の調査において2人に拉致を疑わせる要素が明らかになれば拉致濃厚の扱いになることも当然考えられるだろう。

 ところで、日高さんの目撃情報が初めて出たとき、当時の漆間巌警察庁長官は拉致認定は難しいとの見解を明らかにしている。そして警察は3人について捜査はしているものの、ほとんど真相究明が先に進んだ形跡はない。

 この3人が拉致されたということを100パーセント証明することは本人たちが出てこない限り絶対に不可能である。情報収集の目的が拉致認定であれば、それはできないということだ。「一件でも違えば北朝鮮に反撃される」という漆間長官の言葉からすれば当然の帰結である。

 しかしこの3人が拉致だった場合、日高さんの情報が出てから9年、失踪からは50年近くが経過しているのであり、この間放置されたことについての責任も問われるべきであるのは明らかだ。

 今回の人質事件と同様、拉致問題は時間の制約があることであり、僅かな情報を頼りに、救出を実現させなければならないことを考えると、単に「そのことは知っていた」という言い訳のための情報収集に終始するのは犯罪的ですらあり、厳しく責任を問われるべきである。

 政府には再度救出のための情報収集にあたることを求めたい。また、私たちも政府に頼らず救出ができるようにするための情報収集にさらに力を入れる所存である。

       平成27年1月27日
                特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

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深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

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★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
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★2月26日(木)14:00「シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊(3)』」(予備役ブルーリボンの会主催)
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★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
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●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2015年1月27日

第25回 1万キロ現地調査(東京・印刷関係)

【調査会NEWS1771】(27.1.27)

1 目的
(1) 現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。
(2) 広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。
(3) 現地で特定失踪者家族・政府認定者家族他関係者から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

2 参加者
(1)調査会:代表荒木和博・副代表岡田和典・専務理事村尾建児・常務理事杉野正治・同武藤政春・同曽田英雄・計 6名
(2)特定失踪者家族:早坂勝男さん兄・早坂勇治さん、同弟・早坂胞吉さん
(3)その他(調査会元役員):増元照明・前家族会事務局長 三宅博・前衆議院議員

3 日程
■ 1月29日
○ 09:00 調査会事務所前 出発
    ↓   千代田区猿楽町2丁目(目標:神田女学園・千代田区猿楽町2丁目3-6)へ移動。
〇 09:30 猿楽町2丁目 着。
    ↓   小林栄さん関連周辺調査
〇 10:30 猿楽町 出発。
↓   墨田区立花町6丁目(目標:吾嬬第二ポンプ所 東京都墨田区立花6丁目8)へ移動。
〇 11:00  立花6丁目 着
    ↓   早坂勝男さん関連調査。
〇 11:45  立花6丁目 出発。
    ↓   墨田区本所2丁目(目標:荒井湯 墨田区本所2丁目8−7)へ移動。 
〇 12:00 本所2丁目 着。
    ↓   早坂勝男さん関連 周辺調査及び「しおかぜ」収録。
〇 13:00 本所2丁目 出発。
    ↓   新宿区水道町(目標:東京都新宿区水道町4 目白通り石切橋交差点)へ移動。昼食含む。
〇 14:30 水道町 着。
    ↓   日高信夫さん、中塚節子さん関連 周辺調査。
〇 16:00 調査終了、ブリーフィング、解散。

4 調査対象者の概要(失踪年次順)
(1) 中塚 節子さん
   
  ア 氏名:中塚 節子(なかつか せつこ)
  イ 生年月日:1945(昭和20)年 6月 5日
  ウ 当時身分:印刷会社社員
  エ 当時居住:新宿区
  オ 失踪年月日:1963(昭和38)年 6月16日
  カ 最終失踪関連地点:新宿区
  キ 失踪状況:
 会社側から家族が聞いた話では勤務終了後、「おやつを買いに行って来る」と言って、同僚の男性・Aさんと一緒に寮から出かけたまま行方不明となった。
この時の服装は不明だが、「サンダル履きで小銭を持って出掛けた」と、家族は聞いている。
 会社側は色々探し回ったが、結局二人の行方は不明のままとなった。
  ク その他
      中塚さん・Aさん失踪の3年後となる1966(昭和41)年9月下旬、東京駅から大阪方面に向かったまま失踪、行方不明となり、1994(平成6)年に北朝鮮で目撃されたとされる日高信夫さんが勤務していた印刷会社は、中塚さん、Aさんが勤務していた印刷会社と直近の位置にあった。

(2) 小林 榮さん
   
  ア 氏名:小林 榮 (こばやし さかえ)
  イ 生年月日:1943(昭和18)年4月29日
  ウ 当時身分:印刷会社社員
  エ 当時居住:千代田区
  オ 失踪年月日:1966(昭和41)年8月21日
  カ 最終失踪関連地点:千代田区
  キ 失踪状況:
同年7月頃、数日来体調を崩し仕事は休んでおり、当時住み込みで働いていた印刷会社から医者に行くと会社の者に言い残し外出したまま帰宅せず、行方不明となった。
部屋は身の回りのもの、荷物などいつもの通りだった。
  ク その他
     2012年頃、警視庁が小林榮さんの厚生年金記録を調べた結果、就業先と就業期間に不可解な点が浮上した。
  小林榮さんについては勤務先と思われていた印刷会社B社から1966(昭和41)年8月26日付けの消印で「ご令息の榮さんが21日(日曜)の朝、社長が社内でみかけておりますが、そのまま不在ですので帰郷しているのでしょうか・・・」旨の失踪を知らせる手紙が届いていた。
 2012(平成24)年頃、警視庁神田警察署で榮さんに関する調査を行い、「厚生年金記録」を取り寄せたところ、榮さんの就業先と就業期間に関する記録は以下のとおりだった。
 (1) 昭和34年3月31日〜昭和35年5月10日まで B社(衣料関係)
 (2) 昭和35年9月 1日〜昭和40年8月11日まで C社(印刷)
 (3) 昭和41年4月 1日〜昭和41年9月26日まで D社(衣料関係)

  上記の「厚生年金記録」が正しいものとすれば、C社は失踪の約1年前(昭和40)年8月11日に退職しているはずだが、C社から榮さんの失踪について知らせてきた内容は記録とは違う1年後の昭和41年8月26日である。
  記録からすれば昭和41年8月21日は、C社の社員ではなく、D社の社員だったことになり、不可解な手紙となっている。
  ※ 因みに手紙に記載されている「8月21日(日曜)…」は、昭和41年8月21日(日曜日)と合致する。

(3) 日高信夫さん
   
  ア 氏名:日高 信夫 (ひだか のぶお)
  イ 生年月日:1944(昭和19)年11月27日
  ウ 当時身分:無職(印刷会社退職直後)
  エ 当時居住:東京都新宿区(失踪当日まで印刷会社寮に住む)
  オ 失踪年月日:1966(昭和41)年9月29日
  カ 最終失踪関連地点:東京駅
  キ 失踪状況:
勤務していた東京都新宿区の印刷会社を9月25日退職し、29日に大阪に向かったまま失踪。実家には『大阪で新しい職場が決まった』と手紙を出しているが、実際に大阪で就職したことは現時点で確認されていない。
  ク その他
      日高さんが退職時まで勤務していた印刷会社は、日高さん失踪3年前の1963(昭和38)年6月に中塚節子さんと同僚男性Aさんが勤務していた印刷会社とは直近の位置にあった。

(4) 早坂勝男さん
   
  ア 氏名:早坂勝男 (はやさか かつお)
  イ 生年月日:1944(昭和19)年1月22日
  ウ 当時身分:印刷会社社員
  エ 当時居住:東京都墨田区
  オ 失踪年月日:1968(昭和43)年4月
  カ 最終失踪関連地点:東京都墨田区
  キ 失踪状況:
 1968(昭和43)年秋頃、早坂さんと同居していた友人から家族の元に「ここ数ヶ月間、 返ってきていない」旨の連絡があり、4月から行方不明となっていることが判明した。
 1968(昭和43)年の元旦に突然9年ぶりで宮城県の実家に帰省した際、兄に「自分は尾行されている」と話していた。
 また、以前に「大阪に行って印刷の勉強をしたい」旨の発言をしていたが、大阪で就職した形跡は無かった。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

★2月26日(木)14:00「シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊(3)』」(予備役ブルーリボンの会主催)
●衆議院第1議員会館(国会議事堂前駅徒歩3分)
●代表荒木が参加
●問合せ:[email protected](事前申込制)


★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願います)
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2015年1月26日

記者会見の中継

 明日13:00からの記者会見はUstreamで中継します。以下のアドレスからご覧下さい

http://www.ustream.tv/channel/特定失踪者問題調査会

 このところNetLiveのご厚意にもかかわらずこちらのシステムトラブルで中継がうまくいかずご迷惑をおかけしています。今回は大丈夫だと思いますのでぜひご覧下さい。

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情報と目的

【調査会NEWS1770】(27.1.26)

 拉致問題・北朝鮮人権問題に関して100パーセント正しい情報などあり得ません。可能な限り正確を期す必要はあります。しかし何をどうやってもすべての情報が得られるわけではありません。100パーセントの確証がなければ何もしないというのは事実上見殺しにするということです。拉致被害者の救出、北朝鮮人権問題の進展のために情報をどう使うかという視点が最も重要だと考えます。これについては記者会見でもお話しする予定です。以下長くなりますが少し詳しく書きます。お付き合いいただければ幸いです(お急ぎの方はここまでで結構です)。

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 昨年12月18日の記者会見の折、目撃証言のある人のリストを発表しました。これはあくまで直接の目撃証言であり、本人の可能性のある写真が出てきたケースや北朝鮮にいるという生存情報のあるケースは入っていません。

 拉致被害者(認定・未認定を問わず)にかかわる情報で100パーセント間違いないといえるものはありません。写真にしても100パーセントの照合はできません。

 情報が事実でないケースは次のようなものが考えられます。

1、単純な見間違い。特に調査会のポスターやホームページの顔写真は広範囲に流れているようですが、寺越武志さん以外は拉致ないし失踪前の写真であり、目撃当時の本人と大きく印象が異なる可能性がある。

2、詐欺まではいかないが、不確定な話をより確定的に伝えたもの(例えば、「似た人を見た」という話が「本人に間違いない」となってしまうケース)。

3、最初から情報源が金銭を目的とした詐欺行為に近いもの。あるいはこちらを攪乱するための逆情報。

 大きな渦の中で私たちはつかみどころのない情報をつかもうとしてきました。何となく形になるかと思ったらまたふっと消えてしまうような、賽の河原の石積みを12年間続けてきたと言っても過言ではありません。正直なことを言えばいただいた貴重なカンパを使って集めた情報が事実と異なっていたことも何度かありました(それが無駄だったとは思いませんが)。

 調査会の活動の中で、特定失踪者が拉致でないと分かったケースは現在54名です。独自リストの中の1割弱にあたります。この中には昭和53年(1978)に失踪した石川千佳子さんのように別件殺人事件の被害者だったケースもあり、また平成16年(2004)年に失踪した小山修司さんのように事故であったケースもあります。ときにはそれをもって北朝鮮やそれに追従する勢力から特定失踪者全体が拉致でないかのように宣伝されたこともありました。

 横田めぐみさん拉致について、世論に大きな影響を与えたのは元工作員・安明進氏の証言でした。「金正日政治軍事大学で見た」という証言は拉致問題の進展に大きく寄与しましたが、金正日が拉致を認めた平成14年(2002)まで、北朝鮮はもちろんその追従勢力は安明進証言の細部における矛盾を言い立てることで、拉致全体を否定しようとしました。甚だしくは1766号に書いた「Sea of mercy」(原文朝鮮語、邦題「人情の海」)で、これなどは拉致被害者である寺越武志さんに他の拉致まで否定させようとして本を書かせた(実際には武志さんの名前で本を作った)というものです。

 最近脱北者申東赫氏の政治犯収容所の中での証言に事実と異なる部分があることが明らかになりました。本人には私も何度か会ったことがありますし、身体に加えられた虐待の痕を見れば彼自身が収容所の中で苛烈な体験を経てきたことは明らかです。

 この場合、申東赫氏の証言に事実と異なる部分があるということは北朝鮮に政治犯収容所がありそこで甚だしい人権侵害があることを否定することにはつながりません。彼はその収容所を無くそうと思う余り誇張をしてしまったのかも知れません。また長年にわたって被ってきたPTSD(心的外傷後ストレス障害)も彼がすべてを話せない理由の一つであると思います。ちなみに、5人が帰国して2か月後の平成14年(2002)12月、新潟で再会したとき、当時救う会の事務局長だった私も2泊3日ほとんどの日程をご一緒したのですが、ホテルで一緒の部屋にいた蓮池透さん(薫さんの兄・当時家族会事務局長)が「薫に『なんで全部話さないんだ』と言ったら『俺が全部話したら兄貴は耐えられるか? 耐えられるなら話してやるよ』と言われた」という話をしていました。

 証言が説得力を持つためには事実関係の正確を期す必要があります。しかしどのような形であれ100パーセント正確な情報というのはあり得ません。そして、それを待っていたら助かる人も助からなくなります。かつて漆間巌・警察庁長官が「一件でも違えば北朝鮮に反撃される」と言われて拉致認定しないことの言い訳をしていましたが、それなら別の対応をすべきです。問題は被害者を救出することであって認定することではないのですから。この点は北朝鮮の政治犯収容所を解放することについても同様です。

 学術論文なら明確な裏付けが必要なことは言うまでもありませんが、それでも事実を積み重ねていってその先に仮説を立てることは可能です。いわんや救出が目的であれば「一件でも間違えば」などとは口が裂けても言えないはずです。

 北朝鮮には間違いなく多数の拉致被害者がおり、また政治犯収容所には二十万とも言われる囚人が閉じ込められています。その人たちを救い出すことが目的であり、そのためにこそ情報は使われるべきでしょう。情報に100パーセントの真実も、100パーセントの嘘もないという前提で、物知りごっこに時間を浪費するのではなく、一分一秒を争う現状を認識し、目的に向けて決断をしていかなければなりません。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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北鹿新聞1月22日付

 秋田県の地元紙「北鹿新聞」1月22日付1面の記事。半世紀前の事件であっても調べれば情報は出てきます。新たな情報が出てくることを期待する次第です。関係各位、とりわけ救う会秋田の皆さんのご尽力に敬意を表します。
270122


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2015年1月25日

決断

【調査会NEWS1769】(27.1.25)

 「イスラム国」の人質事件については様々な情報が錯綜しており、ここで何かを論じるつもりはないのですが、何らかの決断をしなければならない最高責任者の重圧は並大抵のものではないと思います。私自身は拉致問題に関して安倍政権に批判的な立場ですが、今回のことに関しては総理、官房長官はじめ関係者の皆さんの努力が実るよう願っています。もちろん、後に対応の是非についてしっかりと議論されるべきは当然ですが。

 話は変わります。今年大学の授業では簡単なシミュレーションをやりました。朝鮮半島を中心とした情勢変化で東アジアがどう動くかがテーマで、学生には途中途中で自分が総理大臣であればどう決断するかについて書かせてみました。後で「総理大臣であれば判断は相当大変なものだとあらためて感じた。ときには非情な判断もしなければならないし間違いが許されない中での重圧は計り知れないものだと思った」というような感想が多数寄せられました。

 石侍露堂監督の映画「宣戦布告」でも古谷一行扮する総理が北朝鮮ゲリラ上陸に対して自衛隊を出すかどうかで逡巡し、最後に決断していく姿が描かれています。トップにいる人間は孤独です。「右に行け」「止まれ」「もっと早く」と声があちこちから聞こえてくる真っ暗闇の中を一人で重い荷物を背負って全力疾走するようなものではないでしょうか。

 陸軍の作戦要務令には「為さざると遅疑するとは指揮官の最も戒むべき所とす 是この両者の軍隊を危殆に陥らしむること其の方法を誤るよりも更に甚だしきものあればなり」とあります。責任者の役割は決断し責任をとることです。逆に言えば拉致問題が進展してこなかったのも決断せず責任をとってこなかったからだと思います。私たち自身の覚悟もふくめて、救うのか見捨てるのか、明確にすべきではないのか。今回のことから色々考えている次第です。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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家族懇談会

【調査会NEWS1768】(27.1.25)

 28日水曜13:00から行う特定失踪者家族懇談会には現時点で次のご家族が参加予定です(アイウエオ順)。

安西茂雄さん(安西正博さん父)
賀上文代さん(賀上大輔さん母)
齋藤良司さん(齋藤正治さん弟)
佐々木アイ子さん(佐々木悦子さん母)
佐々木美智子さん(佐々木正和さん姉)
竹下珠路さん(古川了子さん姉)
早坂勇治さん(早坂勝男さん兄)
早坂胞吉さん(早坂勝男さん弟)
宮澤新平さん(宮澤康男さん弟)
吉見美保さん(秋田美輪さん姉)
非公開ご家族2名

 以上の方々以外に山下春夫さんのご家族の代理として池田欣一救う会福井会長が参加の予定ですが、このニュースをご覧のご家族で参加予定であるにもかかわらず記載されていない方がおられましたら調査会までご連絡いただければ幸いです。なお、13:30頃までは取材が可能です。その後はご家族・調査会役員及び関係者のみになります。懇談会は15:00で終了し、その後は調査会の理事会を行います。懇談会で出た意見要望をもとに理事会で今後の活動について議論する予定です。

 それにしても12年前、調査会が設立されたころ懇談会等の行事に参加されていたご家族の中には亡くなられたりご高齢で参加できなくなった方も少なくありません。もう1月も終わってしまいますが、今回の懇談会、理事会の議論を通じ多少の批判を受けても具体的に前に進める方法を模索しなければならないと痛感しています。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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2015年1月23日

1万キロ現地調査25回

【調査会NEWS1767】(27.1.23)

 1万キロ現地調査25回は東京の印刷関係の失踪者を対象に行います。

 1月29日9:00 調査会事務所前出発、小林榮さん(水道橋)、早坂勝男さん(墨田区)、日高信夫さん及び中塚節子さん(文京区・調査会事務所近く)の失踪関連地点を調査、16:00終了の予定です。

調査対象者の概要は以下の通り(失踪年次順)

(1) 中塚 節子さん
   
  ア 氏名 : 中塚 節子(なかつか せつこ)
  イ 生年月日 : 1945(昭和20)年 6月 5日
  ウ 当時身分 : 印刷会社社員
  エ 当時居住 : 東京都新宿区西五軒34番地
  オ 失踪年月日 : 1963(昭和38)年 6月16日
  カ 失踪場所 : 東京都新宿区西五軒34番地
  キ 失踪状況 : 
 会社側から家族が聞いた話では勤務終了後、「おやつを買いに行って来る」と言って、同僚の男性と一緒に寮から出かけたまま行方不明となった。
この時の服装は不明だが、「サンダル履きで小銭を持って出掛けた」と、家族は聞いている。会社側は色々探し回ったが、結局二人の行方は不明のままとなった。


(2) 小林 榮さん
   
  ア 氏名 : 小林 榮 (こばやし さかえ)
  イ 生年月日 : 1943(昭和18)年4月29日
  ウ 当時身分 : 印刷会社社員
  エ 当時居住 : 千代田区神田猿楽町2丁目12
  オ 失踪年月日 : 1966(昭和41)年8月21日
  カ 失踪場所 : 千代田区神田猿楽町2丁目12
  キ 失踪状況 : 
同年7月頃、数日来体調を崩し仕事は休んでおり、当時住み込みで働いていた印刷会社から医者に行くと会社の者に言い残し外出したまま帰宅せず、行方不明となった。
部屋は身の回りのもの、荷物などいつもの通りだった。


(3) 日高信夫さん
   
  ア 氏名 : 日高 信夫 (ひだか のぶお)
  イ 生年月日 : 1944(昭和19)年11月27日
  ウ 当時身分 : 無職(印刷会社退職直後)
  エ 当時居住 : 東京都新宿区水道町29(失踪当日まで印刷会社寮に住む)
  オ 失踪年月日 : 1966(昭和41)年9月29日
  カ 失踪場所 : 東京駅
  キ 失踪状況 :
 勤務していた東京都新宿区の印刷会社を9月25日退職し、29日に大阪に向かったまま失踪。実家には『大阪で新しい職場が決まった』と手紙を出しているが、実際に大阪で就職したことは現時点
で確認されていない。


(4) 早坂勝男さん
   
  ア 氏名 : 早坂勝男 (はやさか かつお)
  イ 生年月日 : 1944(昭和19)年1月22日
  ウ 当時身分 : 印刷会社社員
  エ 当時居住 : 東京都墨田区本所2丁目18-9
  オ 失踪年月日 : 1968(昭和43)年4月
  カ 失踪場所 : 東京都墨田区本所2丁目18-9
  キ 失踪状況 : 
 1968(昭和43)年秋頃、墨田区本所で早坂さんと同居していた友人から家族の元に「ここ数ヶ月間、返ってきていない」旨の連絡があり、4月から行方不明となっていることが判明した。1968(昭和43)年の元旦に突然9年ぶりで宮城県の実家に帰省した際、兄に「自分は尾行されている」と話していた。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k
★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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2015年1月22日

「Sea of mercy」

【調査会NEWS1766】(27.1.22)

 昨日は国連大学でマルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権問題特別報告者とNGOのディスカッションがありました。私自身は発言しませんでしたが、終了後ダルスマンさんと同席した国連人権委員会のGuillaume Pfeiffleさん(読み方が分からない)に以下の文書をお渡ししました。

 何しろ私の英語能力は金正恩のラテン語能力と同じ位でしょうから、その私が急に思いついて書いた英語であり、矢可部理事にチェックはしてもらったものの時間がなかったので「とりあえず通じれば良いから」ということであわててでっち上げました。英語のお得意な方には笑われるでしょうが、北朝鮮という国の本質の一つの現れですので、何か英語圏の方に説明する機会がありましたらお伝えいただけると幸いです。

 それにしても北朝鮮人権問題の啓発、英語の得意な方にはぜひネットでも口コミでも草の根で進めていただきたいと思います。私もあらためて努力するつもりです。
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The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection. Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform. They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.

24 Years were passed. In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised. Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi. But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them. North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”. The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name. In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities. But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:[email protected]
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願います)
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2015年1月20日

期末試験

【調査会NEWS1765】(27.1.20)

 期末試験の採点が終わりました。学生時代単位の計算間違いで卒業が2か月遅れ、そのせいか今でもときどき単位が足らずに卒業できない夢を見る身としては、あまり成績評価というのは好きではないのですが、まあ仕事なので仕方ありません。

 私の試験はいくつかの問題のうち一つを選んで論述させるやり方で、今年は6題のうちの一つにこんなのを出しました(科目名は「朝鮮半島政治論」)。

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 昨年後半の日朝の協議が続いており、君が内閣総理大臣だとする。

 北朝鮮から極秘裏に「拉致被害者を横田めぐみ他10名返す。ただし、それ以外の被害者は1兆円の経済援助が行われ、国交正常化が実現してから協議に応じる。それまでは日本国内の議論は抑えること。それを守らないなら残りの人間は1人も日本の土を踏むことはない(つまり、殺害する)」と言ってきた。君はどうするか。
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 後期の授業では朝鮮戦争・朝鮮半島の国際関係・統一問題などをやっています。そのなかで話したことを参考に学生が自分で考えるようにしているので、正解はありません。私個人の意見と同じである必要はなく、思考の過程を問う試験です。自分が責任を負わなければならない立場であると想定すると、ただ「どうすべきか」というのとは違う答えが出てきます。

 これはあくまで試験の上での想定ですが、実際にも決断が迫られることはこれまであったでしょうし、これからもあると思います。結局はその責任を引き受ける覚悟の問題とは思うのですが。

 関心のあるかたはやってみていただけると幸いです。ついでに言えば拓大の受験者が増えてくれるとありがたいのですが。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

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http://youtu.be/aylYH105Q2k

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
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2015年1月19日

 記者会見のお知らせ

【調査会NEWS1764】(27.1.19)

 下記の日程で記者会見を行います。報道関係各位にはご多忙中恐縮ですが対応賜りますようお願い申しあげます。

 なお、このところ機材のトラブルにより中継がうまくいかないことがたびたびありご迷惑をおかけしています。今回は試験的にUstreamを使った中継を行う予定です。NetLiveのホームページには録画したものをオンデマンドで閲覧できるようにしていただきますのでご了承下さい。

日時 1月27日(火) 13:00〜

場所 文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1−8−23 03-3811-4507)

 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html

参加者 代表荒木他調査会役員

内容
・1万キロ現地調査第25回(1月29日・東京で印刷関係の失踪を重点的に調査)について
・目撃情報等について
・その他

※1万キロ現地調査の対象となる失踪者は中塚節子さん、小林榮さん、日高信夫さん、早坂勝男さん(以上失踪時期順)を予定しています。

※1月28日(水)、13:00〜15:00 同じ小石川運動場会議室で特定失踪者家族懇談会、15:00から調査会理事会を開催予定です。どちらも関係者のみの参加ですが、家族懇談会は冒頭13:30までは取材可能です。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

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2015年1月18日

県警ホームページ

【調査会NEWS1763】(27.1.18) 写真は中野政二さん

4 昨日佐賀県鳥栖市で県主催の集会、伊万里市で救う会佐賀と日本会議共催の集会があり参加してきました。一昨日は救う会福岡の皆さんとも意見交換する機会があり、28日の調査会理事会に向けて様々なヒントをいただくことができました。それぞれの場に参加して下さった皆様に御礼申し上げます。

 さて、今回佐賀県と拉致の関連についてお話しするために中野政二さん(昭和30年伊万里港から漁船で出漁し船ごと行方不明)について説明し、ご家族の「しおかぜ」メッセージを聞いていただいたのですが、中野さんは佐賀県警のホームページに載っていませんでした。

 佐賀県警ホームページの「拉致の可能性を排除できない事案に関わる方々」というページに載っているのは 井上英治さん・武石喜八さん・武富昌子さん・堤夏夫さん・光瀬雅弘さんの5人で、この方々は調査会の独自リストにはありません(県警の情報をそのまま非公開リストの中には入れてあります)。

 中野さんは当時伊万里に在住しており、伊万里から出た船で失踪したのですから当然佐賀県警のホームページに載っているべきですが、載っているのは奈良県警。それはご家族がそこに住んでいるからです。しかし奈良で中野政二さんの情報が集まる可能性はほとんどありません。

 このような例は他にも山ほどあるのですが、それは基本的に警察発表の880人余の大部分が、「うちの家族の失踪も拉致ではないか」と言われたものだからです(最近は警察の方から「あなたのご家族は拉致された可能性があります」と言われたケースもあります)。届出のあった県警だけが載せているのではまともに情報が集まるとは思えません。

 真面目に情報を集める気があるなら、そのあたりは警察庁の特別指導班が文字通り各県警を指導し、県警ごとばらばらではなく全体をまとめたホームページにして、より情報を集めやすくすべきでしょう。中野さんのケースは60年前の事件ですが、私たちの現地調査でも当時の状況は詳細になっていますし、同時期の他のケースで新たな情報が出てきたこともあります。

 次に山谷大臣に会うときは対処をお願いするつもりですが、新しいポスターでも情報提供の文言が初めて入りはしたものの、視力検査をするのかと思うくらい小さな文字です。一事が万事で、政府は拉致に関する情報が入ってきては困るのではないかとすら感じてしまいます。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
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2015年1月17日

震災追悼行事

【調査会NEWS1762】(27.1.17)

 阪神淡路大震災から20年、現地では追悼行事が行われています。

 記憶があいまいですが確かあの2日か3日前、私は東京から高松に向かう高速バスであの近くを通っていました。運が悪ければ自分も巻き込まれていたかもしれません。調査会の岡田副代表は神戸市灘区に住んでおり、被災し、その後の復興にも関与してきました。拉致に関する資料を自腹で多数作って全国に配布し続けている大阪の藤岡さんは当時三宮の駅近くのカプセルホテルに泊まっており九死に一生を得ています。有本さんのお宅も神戸ですし、拉致に関わった人でも被災した人は少なくありません。

 しかしともかく、生きていればあとは何とかなります。というより何とかしていくしかありません。

 あの震災のとき、外国の報道で「政府の無策による虐殺」と書いたところがあったそうです。当時の村山総理は国会で対応の遅さを追求され「なにしろ初めてのことで、朝も早かったものですから」と答弁していました。自衛隊の出動指示の遅さや米軍の協力の申し出があったのも放置する一方で初動の一番大事なときに地震の名称を決めるために時間をとっていたなど、官邸の混乱は尋常ではありませんでした。

 東日本大震災のときの菅総理もそうですが、何で大災害の起きるときにこういう総理大臣なのだろうかと思います。しかし、20年前の村山政権を作ったのは日本社会党ではなく、自由民主党だったということはしっかり記憶しておくべきです。政権を取り返すために、本来やってはいけないことをして、その結果が阪神大震災の必要以上の被害につながりました。

 亡くなった方々のことを忘れてはいけません。しかしそれ以前に、地震を止めることはできなくても被害をはるかに少なくすることができたことを記憶し、そうしないためにどうすべきかを考えないと亡くなった方々は浮かばれないと思います。

 拉致された方々やご家族が亡くなれば拉致問題は「慰霊」という次元になります。そして政府の中には明らかに「早く横田さんご夫妻を初めとする家族の人たちに亡くなってもらいたい。そうすれば運動は収束し、面倒なことはなくなる」と思っている人間がいます。

 去年の後半、結局時間は無駄に過ぎました。その間に何人ものご家族が亡くなりました。北朝鮮で亡くなった被害者がいるかも知れません。しかし政府はそれについての責任を取ろうとはしていません。今が切迫した状態であるということはまず私たち一人ひとりが認識すべきだと思います。後でどんな盛大な慰霊行事をやっても取り返しはつかないのですから。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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2015年1月16日

田中実さん目撃証言

【調査会NEWS1761】(27.1.16)

Tanak

 目撃証言というのは、相手が「この人を見た」と言えば目撃証言になるのであり、それだけで事実と確認できるわけではありません。私たち自身、様々なガセネタに踊らされたことがありましたし、本人に悪意がなくても見間違いということはあります。非公開のご家族の中で「間違いなければ公開しても」という方もおられるのですが、こちらとしてはそのお気持ちは分かりつつ、「それが分かれば苦労しない」という思いです。

 そんな証言の一つですから、これはあくまでこんなことがあったというご参考だと思って下さい。

 もう10年近く前になりますが、政府認定拉致被害者田中実さんに関する情報を提供できるというEメールがあり、中国でその人物と会ったことがあります。名前ももちろん偽名ですし北朝鮮の工作機関にいるようではありましたが、全く素性が分かりません。ただ、食事していたとき「あまりお酒は飲まれないんですよね」と言っていたのでこちらのこともある程度調べていたことは想像がつきました。北の訛りが全くなかったのですが、第三国で韓国人として行動しているからのようで、「かえって国に帰ると変に思われる」と言っていました。

 彼は北朝鮮で田中実さんと近い場所におり、親しかったと話していました。彼を何とか日本に帰したいとも言っていました。また、彼には妻がおり、その顔は波多野幸子さん(昭和49年福岡で失踪)に似ていると言っていました。波多野さんだと知ってそう言っていたのか、ただ似ただけだったのかは明言しませんでした。

 結局その彼とは以後連絡が途絶えてしまい、この話もそこで終わりになってしまいました。ひょっとしてその場で札束でも渡して「今後よろしく」とやっていたらつながっていたかも知れませんし、それでも結局カネだけ取られたままでお終いだったかも知れません。

 昨年末の記者会見以来、さらに目撃証言について調べていますが、文字通り雲をつかむような話ながら、やっていれば綿アメみたいに次第に形ができてくるものです。それでもまた消えてしまったりするのですが、ともかく可能性がある限り追求していかなければなりません。

 この間の記者会見のときには警察庁外事課の拉致問題を担当する特別指導班から3人も来ていたそうです。ただし私たちに自己紹介するわけでもなく、終わったら直ぐに帰ってしまったので後で知りました。警察も目撃情報にかなり関心を持っていることは事実のようで、「それなら山ほど目撃証言はあるのだからもっと拉致認定しろよ」と突っ込みたくなりますが、ともかく目撃証言すべてがガセだと切って捨てることができないことは間違いありません。

 なお、1月29日には東京で印刷関係失踪者にかかわる現地調査を行いますが、その前日家族懇談会と調査会理事会、さらにその前日27日火曜の1時から記者会見を行う予定です。詳しくはまたお知らせしますが報道関係の皆様には対応方よろしくお願いします。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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「北朝鮮で恋愛をしようとすれば?」

 韓国のインターネットテレビ「ペナTV」の2回目。一度に2回収録しました。番組の名前は「知らんかった。北韓だ。」とでも言うんでしょうか。北朝鮮の訛りになっています(もっと適当な訳があればご教示下さい)。前回が21回目で今回が22回目。前は私が入ったので急遽拉致問題をテーマにしてもらいましたが、今度は「北朝鮮で恋愛をしようとすれば?」というテーマ。例えば北朝鮮で列車は途中停電などもあって何十時間も載っていなければならないことが日常茶飯事ですが、そのために長い間ボックスシートで向かい合っていると恋が芽生えることがあるとか、電気が消えた車内でトンネルに入ったりすると痴漢が横行するとか、全く知らない話がほとんどで大変面白かったです。出演者は前回と同じでキャスターのチャン・ウォンジェさんと私以外は皆さん脱北者。まあ私自身は北朝鮮の恋愛事情となると全く門外漢で、話についていくだけでやっとだったのですが。

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2015年1月15日

ダブルスタンダード

【調査会NEWS1760】(27.1.15)

 前のニュースについて、「同じことをキリストについてやったらどうなるのか、考えれば分かります」と書きましたが、これについて友人の福井義高・青学大教授から次のような趣旨の指摘がありました。

 「シャルリエブド」は同じことをキリストにもやっている。しかし言論の自由といいつつ、かつて「極右」とされるルペン(父親の時代)の国民戦線を禁止せよとも。また、ホロコーストの通説に疑問を表明することは、それが事実関係についての議論であってもフランスでは刑事犯になる。

 結局フランス自体が自由を重んじる国柄と言いながら、やはりダブルスタンダード、二重基準の国だということです。

 しかし、考えてみれば韓国ではマスコミや政治家、一部の運動家は従軍慰安婦問題で大騒ぎするのに今苦しんでいる北朝鮮の人たちの人権問題はほとんど関心を傾けません。もちろんわが国もさまざまなダブルスタンダードがあります。人間社会は矛盾に満ちていますから、それを全て無くすのは不可能です。かといって、「北朝鮮には北朝鮮の考え方があるのだから政治犯を銃殺したり収容所に入れることには干渉すべきでない」というわけにはいきません。

 すべての人に普遍的な価値観があるわけでもなく、かといってそれぞれの価値観をすべて許容することもできません。そして本来割り切ることはできないのに、個々人の関係でも国際社会でもものを決めるときは割り切らざるを得ないことが少なくありません。人間社会が続く限りその狭間で苦悩が続くのでしょう。

 去年の後半期待し、裏切られ、責任を問う声が総選挙でかき消された拉致問題でしたが、今年進めば進んだであらためてわが国の矛盾が噴出してくるでしょう。「見なければ良かった」と思うことも山ほど出てくると思います。また、拉致被害者も様々なケースがあり、そう簡単に割り切って対応することはできないはずです。自らのダブルスタンダードと正面から向き合えるかが私たちに問われています。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

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●代表荒木が参加
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★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2015年1月14日

言論の自由

【調査会NEWS1759】(27.1.14)

 今回のフランスでの一連の事件で犠牲になった方々に心より哀悼の意を表する次第です。

 それと同時に、ムスリムの方々にぜひお願いしたいことがあります。詳しい経緯は知らないものの、少なくとも絵を見る限り「シャルリエブド」に掲載された風刺画は常識を逸したものです。同じことをキリストについてやったらどうなるのか、考えれば分かります。

 しかし、あのような事件を起こせばイスラム世界全体がテロリストのように思われ、本来自制してしかるべき低俗な風刺画を載せた新聞が「言論の自由」の象徴、あるいはヒーローになってしまいます。少なくとも事件を起こしたテロリストは法に従って厳罰に処されるのが当然ですから。また、こういう事件はウイグルで中国共産党政権の行っている激しい人権侵害の口実にもされてしまいます。

 イスラム社会の中からあのような過激派を抑える努力をもっと積極的にし、誹謗に対しては言論をもってすることが、結果的にはイスラムに対する理解を深めるのではないでしょうか。ムスリムの人たちの大部分は過激派などではなく家族を大切にし、自らの信仰を大切にしています。その信仰は尊重されるべきであり、今回の事件はその意味でも残念です。

 ところで日本では長い間北朝鮮批判はタブーでした。1990年代半ば頃までマスコミは報道のたびに「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)」とわざわざ正式名称を付けていました。批判をすれば朝鮮総聯が押しかけてくる、何をされるか分からないということで多くの人は口を閉ざしていたのです。人の批判はできません。私だってその一人でした。それでも日本は「言論の自由」の守られている国であったはずでした。

 言論の自由は守られるべきですが、それは自ずから限界があります。強い立場の者の側の自由だけが守られるということなら「自由」の名の下に「無法」を蔓延させ、逆に自由を侵すことになります。それは逆に今回のようなテロを引き起こしていくはずです。

 また、自由だから何を言っても良いということではないはずです。発言する側に責任の自覚が必要なことは言うまでもありません。皆が何を言っても良いのであれば個人対個人の関係から国際社会まで、秩序はなくなってしまいます。自分が安全なときだけ自由を主張してそうでなければ黙るというのではこれもダブルスタンダードになってしまいます。

 いずれにしても人間誰であれ100パーセント言論の自由を守り、責任を果たすなどということはできません。少なくとも自分たちの持っている基準、やっていることが本当に正しいのだろうかという自問を続け、ベストは無理でもベターを目指していくことが必要でしょう。そうでなければそれこそ北朝鮮のようになってしまいます。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

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2015年1月13日

続報サイバーテロ

【調査会NEWS1758】(27.1.13)

特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒

 6日付1751号でお伝えした「しおかぜグッズ注文フォーム」に3952通のスパムメールが送られて来た件ですが、IPアドレスについて解析を進めた所、韓国ソウル市内の2箇所と中国吉林省長春市内にあるサーバから送信されている事が分かりました。

 その中の一つ、最後の経由地が韓国ソウル市内の場所は、緯度:N37.598経度:E126.9783とされ、北岳山公園内の地点が表示されました。また、只今検証中ですが、これら複数のサーバを利用し送信されたIPアドレスには、さらに複数のIPアドレスが含まれている事も分かっており、調べるのは結構大変な作業です。よく映画などでFBIやCIAのような治安当局がIPアドレスを追跡し、モニターにその経路が次々と表示される場面がありますが、あんなシステムがあったらどんなに楽かと思います。

 皆さんも経験があると思いますが、「懸賞が当たりました」とか「架空請求」「違法B-CASカード販売」「出会い系」メールなどと比べてみると、経由されるサーバはまちまちで規模にも大きな違いはありますが、概ねやり方としては同様と見ていいでしょう。

 今やロボットによりホームページなどに表示されているメールアドレスを回収、データベース化し、そのデータがスパムメールなどに悪用されるケースも普通となり、調査会ホームページではメールアドレスをそのまま表記せず、暗号化し埋め込んでいますが、これも最低限のセキュリティ対策でしかありません。意図的に見ようと思えばやり方は容易いですし、一度ネットでアドレスを使えば、何処からでも流出の可能性は否めず、複数の迷惑メール対策もありますが、結局「短波放送しおかぜ」に対する妨害電波と同じで、常に「いたちごっこ」という事になります。

 今後もさらに解析を進め、何か判明すればまたお知らせします。

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2015年1月12日

ベナTV

http://youtu.be/PwL87n59Vj4?list=UU0L2FaavWKVvAuXZi1oPFWQ
先日ソウルに行ったとき、FBFの李エランさんから声をかけられてインターネットTV「ベナTV」に出演。キャスターをしているチャン・ウォンジェさん以外の4人は皆脱北者、いい加減な韓国語な上に突然の依頼だったので冷や汗ものでしたが、当初金正恩の新年辞の話だったのが私が入ったということで急遽拉致問題にテーマを切り替えてくれました。まあ、韓国の人に少しでも知ってもらうという意味では多少役に立ったかも知れません(私の韓国語が通じていれば、ですが)。

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2015年1月11日

「祖国解放戦争」

【調査会NEWS1757】(27.1.11)

 6日から9日まで韓国に行っていたのですが、その間「鉄原安保観光」というのに参加してきました。中部地帯の鉄原を中心とした朝鮮戦争の激戦地で戦跡などを回るツアーです。ソウルから京元線の終点白馬高地まで特別列車「DMZトレイン」というのが走っていて、終点からはバスで白馬高地や展望台、旧労働党党舎などを回ります。前に行ったことのあるところも多かったのですが結構面白く、ソウルで1日余裕のある方にはお勧めのコースです。

 朝鮮戦争は今から65年前、昭和25年(1950)6月25日に人民軍の奇襲南侵によって始まりました。全く準備のできていなかった韓国側は3日でソウルを奪われ、米国を中心とした国連軍が組織されて韓国を支援したものの一時は大邱の近くまで押し込められ、あと少しで北朝鮮による統一がなされるところでした。当時米国は山口県に亡命政府をもってくることまで考えたそうです。

 しかし補給線の伸びきった北朝鮮軍はそこで立ち往生し、9月の仁川上陸作戦を契機に形勢は逆転、今度は北進した国連軍(韓国軍)の一部部隊が中国国境の鴨緑江岸にまで到達します。金日成は一時中国に脱出し、こちらも状況によっては亡命政権になる可能性がありました。

 そこに、自国への影響が及ぶのを恐れた毛沢東の中国が介入、戦線はその後上下しながら昭和28年(1953)7月27日現在の休戦ラインで休戦になりました。現在休戦ラインの南北2キロの範囲は非武装地帯(DMZ)になっていますが、実際には100万個くらいの地雷が残り、人民軍と韓国軍の哨所が向き合っています。休戦ラインを隔てて対峙する南北両軍の兵力は約100万人と言われます。

 この戦争、誰がどう見ても北朝鮮の南侵で、引き分けで休戦になって今に至っているのですが北朝鮮では「祖国解放戦争」とされており、南からの侵略にを押し返して金日成が国を守ったことになっています。7月27日は「戦勝節」です。そして北朝鮮の歴史上は救ってくれた中国軍の功績はほとんど無視されています。

 もともと解放に何も寄与しておらず、スターリンの指名で指導者になっただけの金日成が、自分より年上で闘争経験もある他の幹部たちへのコンプレックスを払拭し、実質共に指導者になるため、「アメリカは参戦しない、南に行けば人民は皆立ち上がる」と中ソを説得して始めた戦争、そしてそれが失敗に終わったにも関わらず責任を逃れるため歴史をねじ曲げて勝ったことにしてしまった戦争が朝鮮戦争でした。

 白馬高地は戦線が膠着状態になって1年半近く経った昭和27年(1952)10月6日から韓国軍と中国軍が取りつ取られつの激戦を繰り広げたところで、約10日間の戦闘で両軍合わせて約18000人の死傷者が出たそうです。

 「祖国解放戦争」は多数の若者の命を奪い半島全体に深い爪痕を残し、「勝利」の結果その後62年にわたって北朝鮮には独裁国家が維持されてきました。そしてその独裁国家によって多数の日本人が今も向こうに捕らわれています。快晴で零下8度くらい、目の前に休戦ライン、遠くに北朝鮮の平康高原を見渡せる展望台に立って色々なことを考えてきた次第です。

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2015年1月 9日

お役所

【調査会NEWS1756】(27.1.9)

 今金浦空港でこのメールニュースを書いています。今晩遅くに東京に戻ります。

 今日は風船でビラを飛ばしていただいている対北風船団長の李ミンボクさんと会ってきたのですが、話している途中で統一省の担当課長から電話がかかってきました。

 実は李さんは度重なる風船発射への妨害(警察や軍が風船を飛ばそうとした地域の住民をけしかけて邪魔をさせること)に業を煮やし政府を相手取って訴訟を行っていたのですが、5日に地裁が棄却という判決を下しました。李さんは控訴の予定ですが、それをやめさせようという電話でした。言葉は丁寧でしたが、極めて高圧的な言い方で、ともかく面倒なことは止めて欲しいという思いがにじみ出ていました。

 前にも書きましたが、住民が邪魔をするというのは別の団体が風向きに関係なく派手なパフォーマンスをやって風船を飛ばすため、北朝鮮側をいたずらに刺激したことが原因です。李さんは風に合わせて飛ばすので、いつどこで飛ばすかはそのときにならないと分かりません。もちろん通常いつ飛ばすといった告知をすることはありません。江戸の仇を長崎で討たれているようなもの。迷惑この上ない話です。

 韓国政府にあるのは北朝鮮を刺激して何かおきたら責任を取らされるという、いかにも役人的な発想だけで、根本的に対北関係をどうしようという方針などありません。だから「面倒なことはしてくれるな」ということになるのですが、考えたら日本のお役所もまあ大差はないように思います。さらに言えばアメリカの国務省の人間も同じようなものなので、お役所というのは体制を問わず世界中同じような性質があるのかも知れません。

 ただし、誤解のないように申し上げておきます。少なくとも日本のお役所には拉致問題を何とかしなければならないと思い、それぞれの持ち場で一所懸命行動している人は少なからずいます。問題はやる気のある人が本当に力を発揮できる状況を作ることだと思います。それは政治の問題であり、結局は国民の責任ということになるのでしょう。

 ところで今日知ったのですが、全国県警のホームページで「拉致の可能性を排除できない事案に係る方」のコーナーがなかった岡山県警にもついにページが開設されました。なぜか松村哲史さんだけで清水桂子さんら他の失踪者は載っていないのですが、11月の現地調査で色々言ったことが多少影響したのかも知れません。なお、これで全国の都道府県警で特定失踪者のコーナーがないのは滋賀県警だけになりました。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/r5XLyNOe-70

★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:[email protected]
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願います)
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口先より行動

【調査会NEWS1755】(27.1.9)

 「行動対行動」で行った対北制裁の部分解除も結局「口先対行動」のようですが、そちらの話ではなく、安倍総理が出すと言っている「戦後70年の談話」について。

 結論から言えばなんでこんなアホなことをやるのかということです。こんなものを出してもどうせ中途半端になって、右も左も満足できない上にあとでまた文句を付けられるネタになるだけに決まっています。せいぜい日本と中韓の摩擦を好まないアメリカがその場しのぎに「まあ良いんじゃないの」というくらいでしょう。

 外務官僚の発想なのかどうか分かりませんが、去年の日朝協議といいこの「談話」と言い、ついでに言えば去年の1億円コンサートやテレビコマーシャルまでピント外れ、というよりもっと他にやることがあるのではないかと思うようなことばかりです。総理にちゃんとした情報は上がっているのだろうかと思います。

 そんなことをするより、日本が拉致被害者の救出を含め北朝鮮の人権問題の改善にもっと積極的に取り組み、収容所にいる人たちを解放し、公開処刑を無くすなど、現実の問題に取り組んで成果を出した方がはるかに意味があります。歴史認識は日本の中でも様々ですが、具体的に今苦しんでいる北朝鮮にいる人たち(もちろん拉致被害者を含め)を救うのであれば誰も文句は言えないでしょう。周辺国も同様です。

 私は6日から韓国に来ていて今日帰国するのですが、去年の後半以降、韓国にいる脱北者で北朝鮮の民主化運動などに携わっている人の中に「日本は拉致問題で北朝鮮と取引して、結果的に金正恩政権を延命するのではないか」という懸念を何度か聞きました。美辞麗句を並べた談話を出す一方で自国民も拉致している独裁政権を延命させるのでは笑い話にもなりません。口先ではなく行動こそ必要だと思う次第です。 

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
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2015年1月 8日

自分の担当でありながらときどき御案内を忘れるのですが、今週土曜日はイスラーム研究所長の森伸生教授のお話しです。フランスの事件もあり、「イスラム国」も関心を集めていますが、イスラームとは何なのか考えていただく貴重な機会です。ぜひお誘い合わせの上おいで下さい。私は司会をつとめます。

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妨害電波停止

【調査会NEWS1754】(27.1.8)

       特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒

 北朝鮮から発信される「朝鮮の声」などのラジオ放送が、5日停波したとの情報が相次いで寄せられて来ました。同時に対北放送向けに発射している妨害電波も停波したようですが、何故か「しおかぜ」に対する妨害電波だけは止まっていないようです。

 一昨年の12月には張成沢の処刑発表と重なる時期から、約2週間「しおかぜ」への妨害電波が止まる異変を確認し、指揮命令系統の混乱やエネルギー不足も相まって、その後も不安定な状態を繰り返しましたが、もともと冬期に於いては北朝鮮の慢性的な電力不足の影響は深刻で、自国の放送が発信されないケースもあり、それでも北朝鮮は妨害電波を止めないとされていた状況も、いよいよ苦しくなって来た実態を露呈していると見ていいしょう。

 現在確認されている「しおかぜ」に対する妨害電波も季節的要因から完全にスキップし、放送にはほとんど影響はありません。6日深夜には韓国ソウルにて「しおかぜコンサート」のリピート放送を室内で受信していますが、混信と都市ノイズはあるものの、妨害電波は全く気にならず、十分な入感状態を確保しています。音声ファイルの一部を「しおかぜコンサート」サイトにアップしていますので、関心のある方はお聴き下さい。

 昨年の「対北放送シンポジウム」でもお話させて頂きましたが、これからしばらくは北朝鮮の放送や妨害電波が止まる事が頻発するでしょう。我々対北放送の電波も季節の影響に伴いスキップ等により厳しくはなるのも事実ですが、北朝鮮が無防備になるこの時期は情報注入の大きなチャンスです。今後も北朝鮮の状況変化を確認したら適時お知らせして参ります。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

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★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
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★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
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★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
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2015年1月 7日

1万キロ現地調査第25回(印刷)

【調査会NEWS1753】(27.1.7)

 1万キロ現地調査の第25回は1月29日木曜、東京で行います。今回は印刷関係の3人、昭和41年(1966)失踪した小林榮さん、昭和42年(1967)失踪した日高信夫さん、昭和43年(1968)失踪した早坂勝男さんを中心に調査を行う予定です。この3人は時期も年齢も職業も勤務した場所も失踪した時期も近く、何らかの可能性が高いことが明らかになっています。日高さんについては年末のTBS(JNN)系「報道特集」でも目撃証言が報道されています。日程等詳しくは後日お知らせします。

 印刷関係者はこの3人以外にも同じ頃東京を中心として失踪しており、北朝鮮の偽札製造に関係があるのではないかとの疑惑も提議されています。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
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★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
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2015年1月 6日

 22日に平成国際大でお話しさせていただきます。今回の講演とは関係ありませんが、同大学の初代学長は私の恩師中村勝範先生でした。ちなみに私の大学時代もともとの指導教授は中村菊男先生で、3年生のとき先生が急逝され、その後の面倒を見ていただいたのが中村勝範先生。どちらも民社党のブレーンであり、お二人に教えていただいたことは貴重な経験でした。

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製造物責任

【調査会NEWS1752】(27.1.6)

 今は麻布のロシア大使館にいる知人と話をしていて、そもそもソ連が北朝鮮を作ったのだから製造物責任がある。ロシアがどうにかすべきだと話したことがありました。本人は笑いながら聞いていましたが、実際金日成を指導者にしたのはスターリンですし、ろくに字も読めないような人間の多かったパルチザングループにかわって行政機構や法体系を作ったのはソ連から来たコリアン、いわゆるソ連派でした。

 ソ連派はかつてスターリンによって沿海州から中央アジアに強制移住させられた人たちが多く、それなりに知的水準が高かったようです。そのせいか次第に金日成一派からの圧力が強まり、1956(昭和31)年のいわゆる「八月宗派事件」が失敗するとほぼ勢力が壊滅します。

 彼らは北朝鮮の要職にいても国籍はソ連ないしソ連と北朝鮮の二重国籍者が多かったと言いますから、日本なら占領期間中に日系二世が送り込まれて大臣をやったりするようなものだったのかも知れません。

 このあたりのことは自分のオリジナルの研究というより、研究している大学院生から教わったことの方が多いのですが、1年少し前に殺された張成沢が「宗派」のレッテルを貼られたことを考えると、決して昔のことと片付けるべきではないでしょう。

 ソ連派からすれば金日成たちは山賊のように低俗な人間に見えたのでしょう。そして金日成自身もそのような状況にコンプレックスを持っていたはずです。私は朝鮮戦争も金日成がそのコンプレックスを払拭しようとしたという側面があると考えています。そして、その朝鮮戦争の作戦計画がロシア語で起案されたということがまさに北朝鮮の虚像の象徴とも言えるのではないでしょうか。

 何はともあれ、プーチン大統領には製造物責任をしっかり認識してもらい、ソ連最後の遺物とも言える金王朝を退場させるために寄与してもらいたいものです。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
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●代表荒木が参加
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サイバーテロ?

【調査会NEWS1751】(27.1.6)

特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒

 もう去年の話になってしまいましたが12月26日、11:17〜11:28の間に3952通のスパムメールが調査会ホームページのしおかぜグッズ注文フォームアドレスへ送られてくる事態が発生しました。IPアドレスを追跡すると発信元は韓国からと判明。ただし、発信元を偽造している事も考えられますから、これが正しいとは言い切れません。

 このメールアドレスは、ブルーリボンバッジやボールペン等、しおかぜグッズのご注文時に多くの皆様にご利用頂いており、その後全てのスパムメールを削除する間にしおかぜグッズご注文頂いた方は、メールを受信出来ていない可能性も考えられますので、お心当たりの方は再度ご連絡頂ければ幸いです。なお、本年1月2日以降にご注文の方はこちらで確認済みですので、ご安心下さい。

 皆さんもご存じの通り、米国の映画「ザ・インタビュー」について、ソニーピクチャーズにハッキングが仕掛けられるなど、ある意味ネットの世界は完璧では無く、パソコンの遠隔操作やクラウドサーバのハッキングなども含め、知識さえ有れば嫌がらせはいくらでも可能です。また、身近なところでも気がつかないうちにパソコンがウィルスに感染しメールアドレスやファイルが流出、そのデータが悪用されるケースは数多く報告されています。

 これは見方を変えれば拉致のやり方に通じると言っていいでしょう。最初から狙ったターゲットに仕掛ける。また、何時誰が特定されているか分からず、知らないうちに魔の手が伸びているなど、ネットやコンピューターの世界と相通じるものがあります。拉致にしても、ハッキングやデータ流出にしても、皆さんの身近には多くの危険があるのは事実です。

 今回の嫌がらせは直接北朝鮮と結びつく物証はありませんが、しおかぜグッズの注文に妨害を仕掛けて来る輩はと考えれば、選択肢は自然と限られて来るでしょう。皆さんも想像してみて下さい。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

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2015年1月 5日

民社党青年部の資料

 24年前の平成3年に作成した「テイクオフニュース」(当時民社党青年部で出していた内部向けの情報紙)の特別号が出てきました。ご関心のある方はご覧下さい。根本的な問題は今とあまり変わっていないような気がします。

「20150105110253.pdf」をダウンロード
20150105110253


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しおかぜコンサートに大きな反響

【調査会NEWS1750】(27.1.5)

※村尾建兒専務理事(しおかぜ担当)の原稿です。

 12月30日から放送された「しおかぜコンサート」ですが、こちらのモニターや複数の受信報告から、北朝鮮当局による妨害電波を物ともせず、それぞれのアーティストが願い込めて歌ったその声が、北朝鮮近隣地域に鳴り響いていた事が確認されました。その後、実施したリピート放送でもほぼ同様の受信状態が確保出来ていた事から、年末年始の受信状況はこの季節にしては悪くなかったようです。必ずや拉致被害者に日本人の願いと心が、希望の光として届いた事でしょう。

 また、調査会ホームページに開設した「しおかぜコンサート」サイトへのアクセスは12月26日の開設後6000件を越え、多くの皆さんからたくさんの反響を頂きました。サイトから視聴下さった方からは「私はこの曲が良かった」等の感想も頂き、楽曲制作者の思いと、心を込めて歌い込んだアーティストの願い、そして、それぞれの曲に心奮わせる方々。まさにこれが拉致被害者救出のためのコンサートであると改めて確信した次第です。本当にありがとうございました。まだ聴かれていない方は是非聴いて見て下さい。

 私自身、今回の企画をするにあたり各曲を何度も聴き、構成に頭を悩ませながら編集を行いました。その番組が短波ラジオから聴こえ、それぞれの曲がスピーカーから響き始めた時は、言葉では表現出来ない感動が沸き上がって来ました。それぞれの曲を提供して下さった皆様に改めて感謝申し上げます。

 話は変わりますが、5日の産經新聞に12月13日の実施された「対北ラジオシンポジウム」に関する記事が掲載されるそうです。我々対北放送は北朝鮮包囲網を作るために更なる連携強化が必要です。各局はそれぞれ目的の違いはありますが、情報注入こそが北朝鮮を内部から揺さぶる大きな力になる事は間違いありません。また、「しおかぜ」は本年100kw送信から300kw送信へ出力を拡大する予定ですが、同時に中波によるラジオ放送実現も大変有効であり今後の大きな課題です。

 これまでも国民の皆様にはラジオ放送の有効性について訴え、ご理解頂いて来ましたが、引き続きご支援を賜りたく改めてお願い申し上げる次第です。我々は全ての拉致被害者救出まで放送に邁進して参ります。本年もよろしくお願い申し上げます。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/r5XLyNOe-70

★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
[email protected]宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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2015年1月 4日

やればできるということ

【調査会NEWS1749】(27.1.4)

 下に引用するのは月刊「文藝春秋」昭和31年(1956)6月号に掲載された「軍艦旗の下の北洋漁業」という論文です。筆者府本昌芳氏は昭和14年(1939)、海軍大尉としてハルピンに駐在、その後カムチャッカ漁業係長、在ソ大使館附武官となり、終戦時は海軍中佐、大本営諜報部對ソ班主任だった人。海軍における対ソ・インテリジェンスの専門家ですが、この論文の中に拉致問題にもヒントになる話が出てきます。

 長い文なので大分端折りましたが、当時は対米開戦の前年でソ連を刺激することはわが国としては極力避けたいときだったはず。それでも75年前にはこんなことができたということです。しかも全く戦闘はしていません。要はやればできる、現状はできることをできないかのように見せているだけなのではないかと思う次第です。

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 赤レンガ、といえば海軍省の代名詞であった。

 その一角に、軍令部第七課があって、イギリスを除く全欧州に関する情報を扱っていた。

 その中の「R班」と俗称されていたものが、旧海軍では冷飯食いに属していた対ソ諜報班で、これが私の親元であった。

 私は、ここで北洋の出漁予定や、日ソ漁業協定に関する情報を聞いて、早速出発するつもりでいた。ところが、意外にも特務班の方にも用があるという。特務班とは、海軍のブラック・チェムバー(外国暗号解読部)であったのだ。

 暗号解読といえば、素人目にはスリルのある興味津々たる仕事のように見えるかもしれない。だが、実際はそんなものではなく、語学と数学を応用した科学的な仕事であって、その上、電子計算器もないときては、やたらに時間がかかるばかりで、お経を読むようなわけにはゆかなかった。しかも機密保持の関係上、自分の仕事を家庭で喋ったり、飲み屋で鬱憤をはらすこともできない。私はそんな不自由なことは嫌いだ。地獄へでも顔を出すような気持で、私はおっかなびっくり、特務班のドアをノックした。

 だが、ドアを開けると、顔馴染みの少佐が、ニッコリ笑って声をかけた。

 「やあ、御苦労さん。実は君にこの夏の漁期中、こいつを使って貰いたいんだがね」
差し出されたのは、二冊のロシア暗号書であった。いずれも、暗号解読専門家が苦心の結果作り上げた血と汗の結晶である。これをカムチャッカの沿岸で解読しながら、大いに働けという注文なのだ。

 ノモンハンの仇をカムチャッカで討つという思いがあらためて胸にこみあげてきた。が、さて暗号の嫌いな私に、ソ連の暗号が読みとれるかどうか。

「大いに頑張ります…が、弱りましたな」

「なに大したことはないさ。まず、トーチカ(句点)を見つけ出すんだ!」

 なるほど、渡された数枚の数字暗号に目を通すと、同じ数字符が三つ四つ、電文の中の同じような関係位置にある。そこでトーチカ符字を探し出し、引き算をすると、その日の乱数が知れてくる。あとは乱数表と対照すれば解読できるというわけである。

 「この二冊は、絶対誰にも見せてはいかん。君が解読した暗号電報は、司令と艦長だけに限って報告する。情報は口頭で届け、文書に残してはならないぞ」

 軍極秘…私は鞄をしっかり抱きしめて、海軍省の裏門から消えるように出て行った。駆逐艦「神風」水雷隊長というのが、私の貰った辞令であった。

 その夜、私は青森へと向かう二等列車の一隅で、まんじりともしない一夜を送った。
  
 「神風」は、同型の「沼風」「波風」「野風」と共に第一駆逐隊を編成、大湊要港部に配属されており、私はその副長相当の先任将校となった。

 1922年に進水した「神風」は、その頃全くの旧式艦であったが、それでもこの駆逐隊こそ、帝国海軍が対ソ兵力として割当てた最精鋭部隊であった。しかも、大湊要港は場末の出店にふさわしく、取り立てててこれという施設もなく、おいぼれ司令官や威張り屋参謀などが、北辺の守りを固めていた。

 「神風」は千島列島に沿って北上した。私は自信に満ちて、北海の波の音を聞いていた。

 「神風」ほど安全な社会はないのだ。私はすべての乗員を信頼し、すべての乗員は私を信じてくれる、と考えていたからである。

 エトロフ海峡を過ぎた頃、私は金庫を開けて、例の暗号書を取り出し、自分の机のひきだしに入れると、上甲板に出て、煙突の後の方位測定機室へ上がって行った。

 「どうだい、とれるかい?」

 「ペトロフとウラジオはよく入りますが、カムチャッカの沿岸局は、まだ感度がありません…」

 「そうか。願います…」

 私とX兵曹の二人、二台の受信器、二冊の暗号書、これがブラック・チェムバーのすべてであった。

 なかでも、X兵曹の技術は抜群であり、北千島に近づくまでには、カムチャッカ沿岸のソ連警備隊の無線局は、全部キャッチすることができた。

 駆逐隊はシュムシュ島の片岡湾に着いた。ここを基地として待機し、いざという時には、四隻の駆逐艦が編隊を組んで行動する、という司令の方針が確認され、従って、ブラック・チェムバーの任務はなかなか重要なものとなった。私とX兵曹は、日夜受信機に神経を緊張させていた。

 6月も半ばを過ぎたある日の午後、私は例によって、暗号書を手にして翻訳にかかっていた。突然、私はハッと息を呑んだ。そこに出ている符字―ザゼルジャンノ(拿捕)!

「ハリューゾフ地区隊発ペドロパウロフスク司令官宛。日本漁船を拿捕す。地区…」

 私は飛ぶようにして艦長に報告すると、続いて司令室をノックした。

 「司令!拿捕事件が起こりました!」

 「何?ハリューゾフか?」

 八の字ひげの司令は、ギョロリと目玉を光らせた。

 「先任!各艦長を呼べ」

 私は上甲板に走り去る。

 「信号兵!略語のクカラ(駆逐艦長 来艦せよ)!」

 そう怒鳴ると、私は急いで兵曹のところに行った。

 「おい、事件だ!ハリューゾフの電報を落とさないように…」

 「承知しました。今夜は寝ないでやります」

 焦った四人の艦長は、司令を中心として、ウィスキーで乾杯すると、足取りも軽く各々の艦へ帰って行く。いよいよ出動準備である。

 前部発射管の両側に集まった水兵員に一応の指示を与えると、私は直ぐ部屋に戻って、暗号の解読を続けた。

 「日本船をハリューゾフ河口に抑留す」

 「日本人を尋問中…」

 どれもこれも癪に触るものばかりだ。

 「よし!ノモンハンの恥を雪いでやるぞ」

 私は傍にあったチェリー・ブランデーをひき寄せると、グッと一気に飲みほした。

 この私の部屋は、「バー神風」という渾名がついていた。私は電気スタンドを、跳ね兎の浮彫りのあるグリーンのシェードのものに替え、二脚の椅子を青森から運びこんでいた。バーにはマダムがつきものだが、これは原節子のブロマイドに勤めさせることにした。ウィスキーは十二年のサントリーしかなかったが、ベルモット、キュラソー等の甘口に、ラム、ジンからアブサンに至るまで、東北の田舎酒屋で買いあさったアチラものが整列していたのである。自慢のバーも、事件が起れば自粛閉店である。私は大事な酒瓶が艦の動揺で壊れないように、丁寧に箪笥の奥に終いこむと、ブリッジに上がった。

 四隻の駆逐艦は、日本の最北端、国端崎を右後方に残し、白波を蹴立てて北上している。

 「ナ・セーブェル(北へ)…」

 私はブリッジの当直に立ちながら、ロシア語を口ずさんでみた。東に見えるカムチャッカの山々は、白い雪で覆われていた。

 「先任将校!司令が艦橋でお呼びです」ブリッジには、艦の司令と白面公子の艦長が肩を並べている。

 「先任!ロシア語の解放要求書は書けたか?強い調子で書いてくれ。ハリューゾフに着いたら、すぐ行ってもらうからな」

 私は傍にいた航海長I大尉に入港準備の作業指示を頼むと、士官室に下りた。そこではガッチリした身体のM通訳が解放要求書を清書している。

 「先任将校!こちらの名前は何としますか?第一駆逐隊司令ですか?」

 「いや、えーと、大日本帝国、北洋警備艦隊司令官、とね」

 こうして職名だけは立派にでき上がったが、オンボロ艦隊の悲しさ、タイプライターがない。仕様がないから、大和魂のこもった美濃紙にカーボンを入れて、鉄筆で書くという仕儀になった。おそらく珍重すべき古文書として、今頃はモスクワの赤軍博物館にでも行っていることだろう。

 一夜を海上に過ごした駆逐隊は、翌朝ハリューゾフの漁場に着いた。十二哩のソ連領海内に進入し、日ソ漁業協定による使用海面限度ー岸から三哩に錨を下ろした。

 「内火艇用意!特別臨検隊員整列!」

 私はこういう場合を考えて、かねて目をつけていた、屈強で明敏なK兵曹、N一等水兵等を随えて、ソ連の漁場に向かった。

 海は静かであり、漁場は平和そのものであった。最寄りのソ連の漁船に乗りつけて、手紙を渡し、すぐ引き返すつもりで、わたしも気軽な気持ちだった。

 だが、見渡したところ、漁船は影も形も見えない。恐慌を来して引き揚げてしまったのか?それともトラブルを避けたソ連側の処置だろうか?力の示威が平和交渉を妨げたような形になってしまった。

 止むを得ず、私は一人で「無査証入国」を決意した。

 軍刀をK兵曹に預け、一同を挺内に残して、私は砂浜に飛び下りた。丸腰になったことが、無法男のせめてものエチケットだったといえようか。

 人の良さそうな中年の漁夫が歩いてくる。「ペレダイチェ」(渡してくれたまえ)

 差し出すと、彼は素直に受け取ってくれたので、幸いにも無事に艦に戻ることができた。

 それから無遠慮なデモが始まった。駆逐隊は日本漁船が抑留されていると思われる河口の沖三哩に一列に並び、昼間は操砲教育、夜は照射訓練で威嚇する。

 「日本艦隊、われを威嚇しつつあり」

 「調書を作製せよ」

 べリア指揮下のぺトロの司令官と、ハリューゾフの地区隊長は、盛んに暗号を交換して、私に情報を提供した。

 三日目の夕方、私は思わずブランデーの瓶をひき寄せた。

 「日本船を解放せよ-司令官」

 こう来なくては…と私はいい気持ちになって部屋を出た。

 「…帰すそうです、司令!」

 司令は例の如く八の字髭をしごきながら、破顔一笑して、

 「先任!デカしたぞ!今夜は一杯飲もうじゃないか」

 更に次の暗号文で、私は全く安心した。

 「明日午後二時解放すー地区隊長」

 遂にその時が来た。

 私はブリッジに上がって、12サンチの双眼鏡で岸を見守っていた。

「あ、動いたぞ、漁船のマストが…」

 やがて、ディーゼルの軽快な音を立てて、漁船はやってきた。日本人の顔だ。みんな日本人だ。私はただ無性に嬉しくて、わけもなく彼等に呼びかけていた。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/r5XLyNOe-70

★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2015年1月 3日

鉄人28号

【調査会NEWS1748】(27.1.3)

 かなりアナクロなネタですみません。

 私たちの子供の頃、昭和30年代後半大人気だったアニメに「鉄人28号」がありました。帝国陸軍の開発していた秘密兵器が戦後に現れ、主人公の金田正太郎のリモコンに操られ悪の組織と戦うという想定ですが、同世代の人なら忘れられない番組だと思います。

 この番組のテーマソングの中に「あるときは正義の味方、あるときは悪魔の手先、いいも悪いもリモコン次第、鉄人鉄人どこへ行く」という一節がありました。正月ビールを飲んでいてふと思い出したのですが、この一説は権力についても言えるのではないかと思います。

 「権力」というのはそれ自体が力であって、正義とか悪と言った価値観とは関係がありません。それを使うものが正義であれば正義になるし、悪であれば悪になる。そして現実には両者がないまぜになった状態ではないでしょうか。

 私は平成14年(2002)9月17日の「飯倉公館事件」、そして16年の「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件」、またそれ以外の拉致問題をめぐる政府の対応からそのことをいやという程実感してきました。だから、例え安倍総理に本気で拉致問題を解決しようという思いがあったとしても、それに任せることは正しくないと思います。

 権力を操るリモコンを持っているのは総理ではなく国民一人ひとりだという認識が必要なのではないか(これは拉致問題だけでないはずですが)、昨年半年、拉致問題の進展が全く期待外れに終わったいまだからこそ真剣に考えるべきだと思う次第です。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
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★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
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2015年1月 2日

サファリパーク

【調査会NEWS1747】(27.1.2)

 「日本はサファリパークのようなもの」と言ったのは西田昌司参議院議員でした。「動物園の動物は自分が檻の中にいると分かる。サファリパークの動物は自分が自然の中で自立して暮らしていると思っているが実は庇護されている」といったような趣旨だったと思います。

 確かに戦後70年の日本はある意味サファリパークだったのかも知れません。憲法が平和を守ってくれる、そして米国が必ず日本を守ってくれるという幻想のなかで私たちは「経済大国」だと偉そうな顔をしてきました。しかし、その中で国民が拉致をされ、国内で様々な工作活動が行われることは無視をし、さらに蓋をしてきました。

 西村眞悟衆議院議員が予算委員会で横田めぐみさん拉致についての質問をして、産経本紙とAERAが報道したことで拉致被害者救出の運動がスタートした直後の平成9年(1997)2月、横田さんご夫妻と新潟の小島晴則さん(後に救う会全国協議会会長代行)ら支援者は外務省に要請に行きました。私も同行していましたが、応対した加藤良三アジア局長(後にプロ野球コミッショナー)は「事実であれば重大な主権侵害であり、断固とした措置をとる」と語りました。

 私たちは心強くその言葉を聞いたのですが同年5月1日、国会答弁で横田めぐみさんについて、政府は事実上の拉致認定をしたにもかかわらずその後何もしませんでした。北東アジア課の担当者に「局長がああ言ったのにどうして何もしないのか」と聞いたら「疑惑ですから」と言いました。当時は拉致に間違いないと政府が認識していても、「拉致疑惑」としか言いませんでした。

 しかし金正日が拉致を認めてその「疑惑」がとれた5年後も、さらにそれから13年経った今日でも政府は「断固とした措置」をとっていません。ということはおそらくこのままにしておけば100年経っても断固とした措置はとらないのでしょう。

 サファリパークの平和を本当の平和と錯覚していれば、この先も、北朝鮮に留まらず外国から(同盟国もふくめ)何をされるか分かりません。今のままでは大部分の拉致被害者の救出はできないということを、一人でも多くの人が共有することが必要と思います。もちろん、世代的にこのサファリパークの平和を一番満喫してきた自分にも責任があることは言うまでもないのですが。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

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★「WiLL」2月号
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★1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
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●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
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2015年1月 1日

あけましておめでとうございます

【調査会NEWS1746】(27.1.3)

 旧年中は調査会に対するご支援誠にありがとうございました。お力添えにもかかわらず、また後半の「再調査」発表に始まる期待感にお答えできなかったことをお詫び申し上げます。

 本年こそは事態を動かすべく、頑張って参ります。あらためましてご支援、ご指導の程よろしくお願い申しあげます

       平成27年元旦

          特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
          他 役員一同

(漆間巌警察庁長官の「三要件」発言について)

 昨日のニュースでお知らせした漆間長官の「三要件」ですが、警察関係者の知人からの指摘があり、報道を調べたところ次のような内容であったことがわかりました。

 漆間巌警察庁長官は平成16年(2004)8月13日の長官就任からひと月余り経った9月30日の記者会見で、政府が認定している北朝鮮による拉致被害者10件15人(この時点では田中実さん・松本京子さんは未認定)以外の行方不明者について「総合力を挙げて追加認定できるような形に持っていきたい」と述べ、積極的に捜査していく意向を示しました。

 会見では「苦労しながら10件15人を認めてきた。(拉致は)まだあると思う」としながらも、「間違ってしまったら北朝鮮から大反撃を食らう。慎重に捜査しないといけない」と語り拉致の認定については(1)北朝鮮の国家的意志があった(2)本人の意思に反して連れて行かれた(3)北朝鮮に連れて行かれた--の解明が必要と指摘。「捜査している警察本部で情報を共有し、警察庁がイニシアチブをとっていきたい」と話したとのことです。

 それから11年目になりました。結果は皆さんお分かりの通りです。

 この会見の翌17年に田中実さん、さらに平成18年に松本京子さんが認定されていますが、救出どころか犯人逮捕もできていません(田中実さんについては実行犯が山形市に住んでいるにもかかわらず)。救出は警察の仕事ではありませんが、少なくとも「苦労」するなら認定よりは犯人逮捕、真相究明に苦労してもらいたいものです。

▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「予備役ブルーリボンの会シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊-2』」
●代表荒木が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/r5XLyNOe-70

★平成27年1月17日(土)14:00「拉致問題を考える県民集会」(佐賀県主催)
●鳥栖市民文化会館(鳥栖市宿町807-17 Tel 0942-85-3645)
●代表荒木が参加
●問合せ:佐賀県人権・同和対策課(0952-25-7063)

★1月22日(木)13:10 講演会(平成国際大学社会・情報科学研究所主催)
●平成国際大学(東武伊勢崎線花崎駅15分 加須市水深大立野2000)
●代表荒木が参加
●問合せ:同大 0480-66-2100 

★平成27年2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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●カンパのご協力をよろしくお願いします。
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銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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