【調査会NEWS1015】(23.2.21)
■拉致・工作員上陸浸透に関する1000キロ現地調査
調査会では拉致及び北朝鮮工作員の上陸浸透・離脱などに関わる地域を今後あらためて実地調査していくことになりました。当面累計1000キロを目標にし、第1回として福井から石川・富山にかけての300キロ超の調査を行います。法律家の会や現地の支援者、ご家族も参加の予定です。
多くの場所は調査会役員の誰かが訪れたことのあるところですが、このところ、前に政府機関からもたらされた失踪者に関する情報が全く事実と違っていることが分かったりするなど、これまで入手した情報についても洗い直しが必要になっています。また、現地に行くことによって再度北朝鮮工作活動への警戒を喚起するとともに、北朝鮮側に対してはそれによる抑止効果がもたらされることが期待されます。
第1回の調査は概ね次のような流れで行われる予定です。詳細については後日お知らせします。
3月12日(土)福井(敦賀〜越前海岸)
3月13日(日)石川(能登半島)
3月14日(月)富山(氷見〜朝日町)
(追記)
情報と言えば、オーストラリアの「シドニー・モーニング・ヘラルド」にウィキリークスで公開された情報によるとして、東京の米国大使館発の公電から得た情報が報じられています。
http://www.smh.com.au/technology/technology-news/wikileaks-unveils-japanese-spy-agency-20110220-1b17a.html
その中に平成20(2008)年に訪日した米国のランダル・フォート情報担当国務次官補に対して内閣情報調査室のトップが「金正日の情報で最も優れた情報源は「Former sushi chef」(つまり「金正日の料理人」藤本健二氏)である」と語った話が出てきます。探してみた範囲ではウィキリークスのサイトにはまだ載っていないようですが、まあありそうな話で、これが命がけでやっているはずの情報収集かと、多少ため息がもれました。(荒木)