Tasaki です。
突然ですが、今回から数回に渡って、SQLite 導入編を連載していこうと思います。
ちょうど OS の変わり目で書けるネタが少なくなってきたということもありますが、WWDC でのアナウンスを受けまして、iPod touch ユーザーがこぞって 3.0 にすぐさま移行するとは思えませんので、2.2.1互換の技術は使いどころがあると見込んでのことです。(iPhone ユーザーの中にも特別な理由があって、すぐさまアップデートしない人たちもいるでしょうし)
それでは、まず初めにライブラリのインポートですが、SQLite はフレームワークとして提供される訳ではありませんので、CoreGraphics を利用する場合などとは若干操作が異なってきます。
①プロジェクトウィンドウのグループとファイル一覧からコンテキストメニューを表示し、「既存のフレームワークを"<グループ名>"に追加」を選択
②<SDKのインストールディレクトリ>/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/iPhoneOS<ベースSDKのバージョン>SDK/usr/lib/libsqlite3.0.dylibを選択し、追加
③ソースコードのヘッダ部にて、#import <sqlite3.h>と宣言
ひとまず、これで sqlite 関連の API が利用可能になりました。
なお、iPhone OS に搭載されている SQLite はバージョン3だということで、これらの API は全て sqlite3 という接頭辞を含んでいます。
また、API は C 言語で提供されており、日本語の資料なども Objective-C 関連のものに比べれば多数公開されていますので、比較的ハードルは低めといってよさそうです。
ちなみに僕の場合、以下のサイトにお世話になっています。
rktSQLite : SQLiteのSQLコマンド一覧SQLiteバージョン3のC/C++インタフェース - Third impact次回はデータベースの作り方をご紹介する予定です。
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