蒼い髪の乙女
主に「マリア様がみてる」と「リリカルなのは」の二次創作を書いています。「マリア様がみてる」はオリキャラが出たり、マイナーカプだったりします。「リリカルなのは」はなのは×はやてで書いています。なのはさんがはやてちゃんLOVEです!
| HOME |
ずっと一緒に
なんだか久しぶりにSS更新しました。
今回は志摩子×祐巳です。
このシリーズで色々なCPを書くつもりだったのに蓉子と志摩子の二人しかいないのは、やっぱり自分の好きなCPに偏ってるなあと実感します。
菜々×祐巳とかとっても書きたいんですけどね、この二人ってまったくからむ要素がないから想像できなくて。
でも、いつかは挑戦したいです。
それでは、続きからどうぞ
「祐巳さん、私怒ってるの」
志摩子さんはマリア様みたいな笑顔でとんでもないことを言いだした。
ちなみに今私がいる所は志摩子さんの家で私たち以外誰もいないという完全アウェイ状態。
「えっと~・・・何を怒ってるのかなーなんて・・・」
「あらあら、身に覚えがないとは言わせないわよ」
「ひっ!」
志摩子さんが怖い!むしろ恐い!
怒らせるようなことをした覚えなんてないのに、志摩子さんは白薔薇さまファンがいたら泣いて喜びそうな笑顔で背中に黒いオーラを背負いながら迫ってくる。
私は後ずさりながら少しずつ後ろの方へ。
「ねえ、志摩子さん。私が一体何をしたっていうの?」
「本当に分からないの?」
「わ、分かんないよ~・・・」
「そう・・・だったら体に直接聞かないとダメみたいね」
「えっ!?」
か、体にってどういう意味!?そう思った瞬間、背中が部屋の壁にぶつかった。
どうやら迫ってくる志摩子さんから逃げている内に壁に追い込まれてしまったらしい。
「ふふふ、これでもう逃げ場はないわね。たっぷりと可愛がってあげる」
「そ、そんな!い、いったい私が何をしたっていうの!?」
「本当に分からないならヒントをあげるわ。ヒントは今日のお昼休みよ」
「お、お昼休み?」
私は何事においても平均的な頭をフル回転させて思い出そうとする。
えーっと、確か今日のお昼は志摩子さんと一緒にご飯食をべて、今日志摩子さんの家に遊びに来ないかって誘われたんだよね。
それから、えーっと・・・ああ、そうだ!1年生の子がやってきてクッキーを焼いたからって貰ったんだっけ。
あのクッキー美味しかったなー。志摩子さんもあげようとしたら「いらない」って断られたんだっけ。
ん?そういえばその時から様子が少し変だった気が・・・・・ってまさか!
「えーっと、志摩子さん?」
「なあに、祐巳さん?」
「もしかしてクッキー貰ったことを怒ってるの?」
「ふふふ、嫌ねえ祐巳さんたら」
「あははは、そうだよね。後輩からクッキー貰っただけで怒ったりなんかしないよね」
「それしかないじゃない」
「ああ、やっぱり?・・・って、ええーーーーーーーー!!!」
私の絶叫が家中に響いた。
「な、なんでそんなことで!?」
「そんなことですって?これはそんなことで片付けられる問題じゃないわ!」
志摩子さんの怒り具合は相当なもので。今度は阿修羅みたいな表情になっている。恐いよー。
「祐巳さんは私という恋人がいながら、あんなデレデレとした締りのないまるで私の姉みたいな表情でクッキーを貰ったりなんかしたのよ!」
何気に聖さまが貶められてる。やっぱりというか平気な顔をしながらも聖さまには怒ってたんだね志摩子さん。
とりあえず今怒っているのは私が原因だし、素直に?謝った方がいいのかもしれない。
だって志摩子さんの怒った顔がとっても怖いんだもん。
「ごめんね、志摩子さん。私馬鹿だから、何か物を貰っただけで志摩子さんが傷つくなんて思わなかったんだ。だから許して。お願い」
私は見つめ返しながら志摩子さんの手を両手で優しく包んだ。一番好きなのは志摩子さんだって伝えるために。
すると想いが通じたのかさっきまで阿修羅のようなだった表情もいつものマリアさまみたいな優しい表情になり、背中に背負っていた黒いオーラもすっかり消えうせ、私をギュッと抱きしめてくれた。
「私こそごめんなさい。こんなことで嫉妬しちゃって。祐巳さんが私から離れていってしまうんじゃないかって不安だったの。告白したのも私からだったし・・・」
「志摩子さん・・・」
志摩子さんは大人っぽくて普段から落ち着いているように見えるけど、今はまるで悪戯が見つかった子供のように私に抱きついている。
これは自惚れかもしれないけど、志摩子さんは普段は見せない弱い自分を私にだけは見せてくれる。
そう思うととても愛おしくなって、私からも志摩子さんをギュッと強く抱きしめた。
「祐巳さん?」
「志摩子さん。私は志摩子さんのこと他の誰よりも大好きだよ。親友の由乃さんや、弟の祐麒、お姉さまの祥子さまよりも。だから私が離れるなんて哀しいこと言わないで。ずっと傍にいるから。ううん、ずっと傍にいて」
「祐巳さん・・・ありがとう。私もずっと祐巳さんの傍にいるわ。嫌って言っても絶対に離さない」
志摩子さんは私を抱きしめたまま前に倒れ、触れるだけの、それでも想いのたくさんこもった温かなキスをしてくれた。
この後どうなったかは誰にも内緒♪
今回は志摩子×祐巳です。
このシリーズで色々なCPを書くつもりだったのに蓉子と志摩子の二人しかいないのは、やっぱり自分の好きなCPに偏ってるなあと実感します。
菜々×祐巳とかとっても書きたいんですけどね、この二人ってまったくからむ要素がないから想像できなくて。
でも、いつかは挑戦したいです。
それでは、続きからどうぞ
「祐巳さん、私怒ってるの」
志摩子さんはマリア様みたいな笑顔でとんでもないことを言いだした。
ちなみに今私がいる所は志摩子さんの家で私たち以外誰もいないという完全アウェイ状態。
「えっと~・・・何を怒ってるのかなーなんて・・・」
「あらあら、身に覚えがないとは言わせないわよ」
「ひっ!」
志摩子さんが怖い!むしろ恐い!
怒らせるようなことをした覚えなんてないのに、志摩子さんは白薔薇さまファンがいたら泣いて喜びそうな笑顔で背中に黒いオーラを背負いながら迫ってくる。
私は後ずさりながら少しずつ後ろの方へ。
「ねえ、志摩子さん。私が一体何をしたっていうの?」
「本当に分からないの?」
「わ、分かんないよ~・・・」
「そう・・・だったら体に直接聞かないとダメみたいね」
「えっ!?」
か、体にってどういう意味!?そう思った瞬間、背中が部屋の壁にぶつかった。
どうやら迫ってくる志摩子さんから逃げている内に壁に追い込まれてしまったらしい。
「ふふふ、これでもう逃げ場はないわね。たっぷりと可愛がってあげる」
「そ、そんな!い、いったい私が何をしたっていうの!?」
「本当に分からないならヒントをあげるわ。ヒントは今日のお昼休みよ」
「お、お昼休み?」
私は何事においても平均的な頭をフル回転させて思い出そうとする。
えーっと、確か今日のお昼は志摩子さんと一緒にご飯食をべて、今日志摩子さんの家に遊びに来ないかって誘われたんだよね。
それから、えーっと・・・ああ、そうだ!1年生の子がやってきてクッキーを焼いたからって貰ったんだっけ。
あのクッキー美味しかったなー。志摩子さんもあげようとしたら「いらない」って断られたんだっけ。
ん?そういえばその時から様子が少し変だった気が・・・・・ってまさか!
「えーっと、志摩子さん?」
「なあに、祐巳さん?」
「もしかしてクッキー貰ったことを怒ってるの?」
「ふふふ、嫌ねえ祐巳さんたら」
「あははは、そうだよね。後輩からクッキー貰っただけで怒ったりなんかしないよね」
「それしかないじゃない」
「ああ、やっぱり?・・・って、ええーーーーーーーー!!!」
私の絶叫が家中に響いた。
「な、なんでそんなことで!?」
「そんなことですって?これはそんなことで片付けられる問題じゃないわ!」
志摩子さんの怒り具合は相当なもので。今度は阿修羅みたいな表情になっている。恐いよー。
「祐巳さんは私という恋人がいながら、あんなデレデレとした締りのないまるで私の姉みたいな表情でクッキーを貰ったりなんかしたのよ!」
何気に聖さまが貶められてる。やっぱりというか平気な顔をしながらも聖さまには怒ってたんだね志摩子さん。
とりあえず今怒っているのは私が原因だし、素直に?謝った方がいいのかもしれない。
だって志摩子さんの怒った顔がとっても怖いんだもん。
「ごめんね、志摩子さん。私馬鹿だから、何か物を貰っただけで志摩子さんが傷つくなんて思わなかったんだ。だから許して。お願い」
私は見つめ返しながら志摩子さんの手を両手で優しく包んだ。一番好きなのは志摩子さんだって伝えるために。
すると想いが通じたのかさっきまで阿修羅のようなだった表情もいつものマリアさまみたいな優しい表情になり、背中に背負っていた黒いオーラもすっかり消えうせ、私をギュッと抱きしめてくれた。
「私こそごめんなさい。こんなことで嫉妬しちゃって。祐巳さんが私から離れていってしまうんじゃないかって不安だったの。告白したのも私からだったし・・・」
「志摩子さん・・・」
志摩子さんは大人っぽくて普段から落ち着いているように見えるけど、今はまるで悪戯が見つかった子供のように私に抱きついている。
これは自惚れかもしれないけど、志摩子さんは普段は見せない弱い自分を私にだけは見せてくれる。
そう思うととても愛おしくなって、私からも志摩子さんをギュッと強く抱きしめた。
「祐巳さん?」
「志摩子さん。私は志摩子さんのこと他の誰よりも大好きだよ。親友の由乃さんや、弟の祐麒、お姉さまの祥子さまよりも。だから私が離れるなんて哀しいこと言わないで。ずっと傍にいるから。ううん、ずっと傍にいて」
「祐巳さん・・・ありがとう。私もずっと祐巳さんの傍にいるわ。嫌って言っても絶対に離さない」
志摩子さんは私を抱きしめたまま前に倒れ、触れるだけの、それでも想いのたくさんこもった温かなキスをしてくれた。
この後どうなったかは誰にも内緒♪
<<私の進路希望 | ホーム | はやラヴ 第15話 二人のヴァレンタイン>>
Comments
Comment Form
Trackback
| HOME |