蒼い髪の乙女
主に「マリア様がみてる」と「リリカルなのは」の二次創作を書いています。「マリア様がみてる」はオリキャラが出たり、マイナーカプだったりします。「リリカルなのは」はなのは×はやてで書いています。なのはさんがはやてちゃんLOVEです!
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第16話 明けましておめでとうございます
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします <(_ _)>
少し遅くなってしまいましたが、新年のご挨拶です。
お正月はどうおすごしでしたか?
自分は久々に地元に帰ることができて、友達と遊んだり、おせち料理を食べたりと色々楽しかったです!
そして、ただいま大学は冬休みということで、はやてさん家のお正月も色々と考えてみました。
やっぱりお正月といったらおせちに初詣、そしてお年玉!
SS自体久しぶりだからあれですけど、よろしかったらどうぞ。
それでは続きから
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
今日は1月1日元旦。新しく始まった年の最初の日。
先に起きておせちの準備をしていた私は、目を覚まして寝室から出てきたなのはちゃんに新年の挨拶をした。
それを聞いたなのはちゃんも挨拶をしてくれて
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
頭をあげるのと一緒に私の唇に口付けを一つ。
今年、初めてのキスだね。なんて言って楽しそうに笑った。
私は急な不意打ちに顔を赤くして、うー、と唸りながら睨みつけて、お返しに私からもなのはちゃんにキスをした。
でも、なのはちゃんは嬉しそうに笑うだけで本当の意味でのお返しにはならなかった。
今日の私たちの予定は、午前中は初詣に行ってお参りし、午後はシグナム達のところへ行って私特製のおせち料理を食べることになっている。
そのため、私となのはちゃんは朝ごはんを食べたらすぐに着替えて家を出た。
神社に着くとそこは参拝客で賑わっていて、油断したらすぐにでも離ればなれになってしまいそうなくらいのたくさん人が来ていた。
「うわー、すごい人の数やなぁ」
「本当だね。離れないようにしないと」
その時、不意に腰に感じたかすかなぬくもり。何だろうと思って目をやると腰にはなのはちゃんの手が回っていて、そのまま強く抱き寄せられた。
「きゃっ!? きゅ、急に何するんや!?」
「これだったら絶対に離れないでしょう?」
「確かにそうやけど……」
こんなに人がたくさんいるところでしなくても…。
そう思ったが言葉はそれ以上続かなかった。
密着したなのはちゃんの体から感じる落ち着いた鼓動が、人肌の温かさが、とても心地よくて、結局そのまま私はなのはちゃんに体を預けることにした。
周りからの視線が少し恥ずかしかったけど、それ以上に心が安心できたのだから仕方がない。
なんだかんだ言って、なのはちゃんと触れ合えるのはとても嬉しいことなのだから。
なのはちゃんのエスコートにしたがって数十分後、やっとこさ本堂に着いた私たちは早速お参りすることにした。
今年も健康にすごせますように。これからもなのはちゃんとずっと一緒にいられますように。
そんな願いをこめたお祈りをした後、おみくじを引いてお互いに見せ合い(私は中吉でなのはちゃんは大吉)神社を後にした。
ところがもうすぐ鳥居をくぐるというところで、人波から離れたところで泣いている女の子を発見した。
迷子にでもなったのだろうか?女の子の前に膝をついて目線の高さを揃える。
そして、安心できるようによしよしと優しく頭を撫でてあげながら
「どうしたんや? お母さんとはぐれたんか?」
泣いている理由を尋ねると、女の子は泣きながらも
「……ふぇ……う、マ、ママと……はぐれ…ちゃったの……えぐ、うわあああん」
と答えてくれた。
私がなのはちゃんの方を見ると、意思を読み取ってくれたのかこくりと頷いて私と同じように女の子と視線を合わせて穏やかな笑顔を向けて言った。
「お姉ちゃんたちと一緒にママを捜そう」
差し出された手に女の子は最初は戸惑った様子だったが、なのはちゃんの笑顔に安心したのかそっと自分の小さな手をのせてギュッと握り、私も空いている側の手を握って三人で並んでこの子のお母さんを探した。
探している最中、高いところからお母さんを見つけられるようになのはちゃんが女の子に肩車してあげたり、歩き疲れて途中休憩してお汁粉を飲んだり、なんだかとても穏やかな時間だった。
そして、1時間以上経っただろうか。
「ママ!」
女の子はそう言うと握っていた私たちの手を離して、母親らしき女性の元へと駆けて行った。
そんな女の子に気付いた女性は駆け寄ってくる女の子を自分の胸の中にしっかりと抱きとめる。
そんな光景を見ながら私たちは
「女の子のお母さん見つかって良かったね、はやてちゃん」
「うん……でもなんや少し寂しいなぁ」
さっきまで手の中にあった温もりが急に消えてしまったことにより小さな虚無感を胸に感じた。
その後、お礼を述べる母親と名残惜しそうにする女の子にバイバイと手を振って別れ、次の予定のにあるシグナムたちの家まで急いだ。
さっきまで女の子のお母さん捜しをしていたせいか、予定の時間がもうすぐそこまでせまっているからだ。
車に乗るとなのはちゃんは運転席に座ってすぐに車を発進させた。
そして、数分経った頃なのはちゃんは私にこんなことを聞いてきた。
「はやてちゃんはやっぱり自分の子供って欲しい?」
「せやなぁ……さっきの女の子も可愛かったし、やっぱり子供がいるほうがええなぁ」
私はさっきまでの情景を思い出しながらなんの気もなく答えた。
だから気付かなかった。なのはちゃんが呟くように何かを言っていたことに。
このときなまさか自分が近い将来母親になるなんて思ってもいなかった。
今年もよろしくおねがいします <(_ _)>
少し遅くなってしまいましたが、新年のご挨拶です。
お正月はどうおすごしでしたか?
自分は久々に地元に帰ることができて、友達と遊んだり、おせち料理を食べたりと色々楽しかったです!
そして、ただいま大学は冬休みということで、はやてさん家のお正月も色々と考えてみました。
やっぱりお正月といったらおせちに初詣、そしてお年玉!
SS自体久しぶりだからあれですけど、よろしかったらどうぞ。
それでは続きから
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
今日は1月1日元旦。新しく始まった年の最初の日。
先に起きておせちの準備をしていた私は、目を覚まして寝室から出てきたなのはちゃんに新年の挨拶をした。
それを聞いたなのはちゃんも挨拶をしてくれて
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
頭をあげるのと一緒に私の唇に口付けを一つ。
今年、初めてのキスだね。なんて言って楽しそうに笑った。
私は急な不意打ちに顔を赤くして、うー、と唸りながら睨みつけて、お返しに私からもなのはちゃんにキスをした。
でも、なのはちゃんは嬉しそうに笑うだけで本当の意味でのお返しにはならなかった。
今日の私たちの予定は、午前中は初詣に行ってお参りし、午後はシグナム達のところへ行って私特製のおせち料理を食べることになっている。
そのため、私となのはちゃんは朝ごはんを食べたらすぐに着替えて家を出た。
神社に着くとそこは参拝客で賑わっていて、油断したらすぐにでも離ればなれになってしまいそうなくらいのたくさん人が来ていた。
「うわー、すごい人の数やなぁ」
「本当だね。離れないようにしないと」
その時、不意に腰に感じたかすかなぬくもり。何だろうと思って目をやると腰にはなのはちゃんの手が回っていて、そのまま強く抱き寄せられた。
「きゃっ!? きゅ、急に何するんや!?」
「これだったら絶対に離れないでしょう?」
「確かにそうやけど……」
こんなに人がたくさんいるところでしなくても…。
そう思ったが言葉はそれ以上続かなかった。
密着したなのはちゃんの体から感じる落ち着いた鼓動が、人肌の温かさが、とても心地よくて、結局そのまま私はなのはちゃんに体を預けることにした。
周りからの視線が少し恥ずかしかったけど、それ以上に心が安心できたのだから仕方がない。
なんだかんだ言って、なのはちゃんと触れ合えるのはとても嬉しいことなのだから。
なのはちゃんのエスコートにしたがって数十分後、やっとこさ本堂に着いた私たちは早速お参りすることにした。
今年も健康にすごせますように。これからもなのはちゃんとずっと一緒にいられますように。
そんな願いをこめたお祈りをした後、おみくじを引いてお互いに見せ合い(私は中吉でなのはちゃんは大吉)神社を後にした。
ところがもうすぐ鳥居をくぐるというところで、人波から離れたところで泣いている女の子を発見した。
迷子にでもなったのだろうか?女の子の前に膝をついて目線の高さを揃える。
そして、安心できるようによしよしと優しく頭を撫でてあげながら
「どうしたんや? お母さんとはぐれたんか?」
泣いている理由を尋ねると、女の子は泣きながらも
「……ふぇ……う、マ、ママと……はぐれ…ちゃったの……えぐ、うわあああん」
と答えてくれた。
私がなのはちゃんの方を見ると、意思を読み取ってくれたのかこくりと頷いて私と同じように女の子と視線を合わせて穏やかな笑顔を向けて言った。
「お姉ちゃんたちと一緒にママを捜そう」
差し出された手に女の子は最初は戸惑った様子だったが、なのはちゃんの笑顔に安心したのかそっと自分の小さな手をのせてギュッと握り、私も空いている側の手を握って三人で並んでこの子のお母さんを探した。
探している最中、高いところからお母さんを見つけられるようになのはちゃんが女の子に肩車してあげたり、歩き疲れて途中休憩してお汁粉を飲んだり、なんだかとても穏やかな時間だった。
そして、1時間以上経っただろうか。
「ママ!」
女の子はそう言うと握っていた私たちの手を離して、母親らしき女性の元へと駆けて行った。
そんな女の子に気付いた女性は駆け寄ってくる女の子を自分の胸の中にしっかりと抱きとめる。
そんな光景を見ながら私たちは
「女の子のお母さん見つかって良かったね、はやてちゃん」
「うん……でもなんや少し寂しいなぁ」
さっきまで手の中にあった温もりが急に消えてしまったことにより小さな虚無感を胸に感じた。
その後、お礼を述べる母親と名残惜しそうにする女の子にバイバイと手を振って別れ、次の予定のにあるシグナムたちの家まで急いだ。
さっきまで女の子のお母さん捜しをしていたせいか、予定の時間がもうすぐそこまでせまっているからだ。
車に乗るとなのはちゃんは運転席に座ってすぐに車を発進させた。
そして、数分経った頃なのはちゃんは私にこんなことを聞いてきた。
「はやてちゃんはやっぱり自分の子供って欲しい?」
「せやなぁ……さっきの女の子も可愛かったし、やっぱり子供がいるほうがええなぁ」
私はさっきまでの情景を思い出しながらなんの気もなく答えた。
だから気付かなかった。なのはちゃんが呟くように何かを言っていたことに。
このときなまさか自分が近い将来母親になるなんて思ってもいなかった。
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コメント返信
明けましておめでとうございます。
今年初めてのSSは何にしようかなあと思って、そういえば最近なのはや
分が足りない!ってことで完成いたしました。
次回は自分がやりたかっとことをついにやってしまおうと思っています。
どうしても見たかった光景があったので、気合いれて頑張り中です。
それでは、今年もよろしくお願いします。
今年初めてのSSは何にしようかなあと思って、そういえば最近なのはや
分が足りない!ってことで完成いたしました。
次回は自分がやりたかっとことをついにやってしまおうと思っています。
どうしても見たかった光景があったので、気合いれて頑張り中です。
それでは、今年もよろしくお願いします。
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自分は年末年始はバイトが結構入っていて、忙しい毎日でした^^;
はやてさんとなのはさんは相変わらずのイチャイチャぶりですね。
女の子のお母さんを探す場面は、ほのぼのしてて良かったです^^
そしてなにやら最後に気になる部分が・・・
これは続きを期待してもいいんでしょうか?
今年もよろしくお願いします^^