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はてなキーワード: ネタ化とは

2025-12-07

兵庫県知事問題県内外の心理AI

県内の支持側の心理

1.若返り・改革への期待

・元々全国最年少クラスのリーダーを産んだ地域で、若いトップを選びやす

・古い県庁体質への反発、スピード感のある行政を期待する

・前時代慣行を嫌う

 

2.個人攻撃に見える県庁リークへの反発

・正当な内部告発という理解と同時に、「単に改革知事を追い出すための官僚抵抗」と見る層もいる

特に政治に関心の高い層は、「既得権 vs 改革」の構図に見えがち

 

3.政策の実績は評価している

子育て支援企業誘致など、体感できる小さな改善に満足している層がいる

・→そのため「人格が多少トゲあっても、仕事してくれればいい」という心理

 

4.世代ギャップ

・上の世代価値観が違う若手議員若い県民からは、「古い“空気を読む文化”を壊したい」という共感

 

県内不支持側の心理

1.「人間性コミュニケーション問題」を決定的と見る層

県庁職員への高圧的態度、パワハラ疑惑発言のぶれなどを「行政トップとして致命的」と評価する

・「政策以前の問題」「県政の空気が壊れた」という感覚

 

2.「県庁組織が崩れている」という危機感

知事職員対立が深刻化し、不満が内部から漏れ続けている状況を「組織としてもう機能不全」と見る

・「県民しわ寄せが来ている」という実務的な不安も強い

 

3.「トップの迷走」「ぶれ」を嫌う層

施策方向性が一致していない、記者会見での説明不安定などから判断力に欠ける」「信用できない」と感じる

 

4.「若さ=未熟さ」と捉える層

・年配層ほど、「若すぎた」「経験不足だった」という評価に傾きがち

地方政治は“安定・人柄”を重視する文化が強く、そこが決定的に噛み合わなかったと感じている

 

県外の外野心理

外野は多くの場合、表面のニュースを切り取った印象で語りがち

 

1.「ただのパワハラ知事」と一言で片付ける

メディアの切り抜きだけを見るため、県庁内の複雑な力学政策背景を知らず、キャラクターだけで判断する

 

2.「若手改革者 vs 既得権益」みたいに単純化する

外野政治好きが陥りがちで、実際よりも改革ドラマ的に見えてしま

 

3.「兵庫県民はなんでこんな人選んだの?」という疑問

地元事情(前知事への不満、若返りムード)を知らないので、県民意思決定理解しにくい

 

4.煽り的な“ネット世論”が独り歩き

・X(Twitter)を中心に、「叩き」「ネタ化」だけが拡散され、実際の問題の複雑さが全く共有されない

 

____

 

別のAI

 

支持側の心理:『改革者への共感既存勢力への反逆』

1.「孤独改革者」ストーリーへの没入

・「議会、県職員OBマスコミ市長から寄ってたかってイジメられている」という構図に見えたことで、「彼を守らなければならない」という強い使命感を持ちました。

2.オールドメディアTV新聞)への不信感

・「テレビ偏向報道ばかりで、真実ネット情報)を隠している」というメディア不信が爆発しました。「ネット真実に気づいた自分たち」という高揚感も共有されています

3.「実利」と「実績」の重視

行財政改革県立大学無償化庁舎建て替え凍結など)の実績を高く評価。「多少の強引さ(パワハラ疑惑等)があっても、仕事をしてくれるなら良い」という、結果重視・プロセス軽視の心理が働いています

 

不支持側の心理:『倫理観の欠如とポピュリズムへの恐怖』

1.人の死に対する倫理的拒絶

・「内部告発をした職員が亡くなっている」という事実が最優先されます。「人が死んでいるのに、『改革のためなら仕方ない』で済まされるのか?」という強い倫理的な憤りと恐怖を感じています

2.ガバナンス統治能力)への不信

パワハラ疑惑や「おねだり」疑惑のものよりも、内部告発者探しの強行や、第三者委員会設置前の処分など、組織トップとしての資質コンプライアンス意識の欠如を問題視しています

3.「ネット熱狂」への冷ややかな視線

SNSでの極端な擁護や、立候補した他党党首による扇動的活動を見て、「カルト的だ」「ファシズムのようだ」と恐怖を感じています事実確認よりも感情論で動く大衆への絶望感もあります

4.議会制民主主義の軽視への懸念

全会一致の不信任決議が、民意選挙)によって覆されたことで、「議会やチェック機能が死んでしまう」という制度的な危機感を抱いています

既得権益の打破

5.「天下り利権にメスを入れたから、反撃されているのだ」という陰謀論的(あるいは勧善懲悪的)なナラティブ物語)を信じ、斉藤氏を「悪と戦うヒーロー」と定義しました。

 

外野(県外)の意見:『エンタメ消費と代理戦争

1.「逆転劇」としてのエンタメ消費

・「失職した知事が再選したら面白い」「マスコミが負けるところが見たい」という、ドラマスポーツ観戦に近い感覚で、ストーリー面白さを求めています

2.国政・思想代理戦争

本来兵庫県ローカル問題ですが、「反リベラル vs リベラル」「ネット vs マスコミ」という、より大きな対立構造代理戦争として利用しています。ここにおいては、兵庫県政の具体的な課題地域医療や防災など)は無視されがちです。

3.単純化された正義

・「結局、パワハラはなかったんでしょ?」など、百条委員会等の調査結果を待たずに、断片的なネット情報だけで結論づける傾向があります。複雑な背景を「善か悪か」に単純化して理解しようとします。

 

____

 

所感:

とりあえず、お前ら(外野)が兵庫県民をバカにしてるのが一番目に余る光景だと思う

反吐が出るね

お前らっていっつもそうなんだよな、とにかく「断定」「断罪」「馬鹿にする」こればっかり

2025-11-25

「30までに独身だったら結婚しようぜ」、って言ってた友達が29歳と11ヶ月で結婚しやがった

結婚式から帰ってきたので感想

友達、そっか、本当にやっちゃったんだ……なんか複雑だ……

という感じになりました。期待と現実のズレ。

しかに「また30ネタかよwwwwww」と私たちは好き放題あの約束ネタにしてきたし、20代前半のころも「あと10年あるなwww」とか言って笑ってたし、20代半ばのときも「そろそろやばくね?」って冗談で言い合ってたし、25歳のときに「よし、あと5年だ」と思ったら本当に29歳11ヶ月で結婚したので笑っちゃったし、しか相手が私の別の友達だったので「あーはいはいこの二人が結婚するんでしょ?」と思ったら本当に結婚したので笑っちゃったし、招待状が来たときは「本気だったんだwwwwww」などと思ったわけだが、「よっしゃ、じゃあその約束冗談から私たちはずっと自由でいようね」という前提のもと歩んできた私の人生を振り返ったとき感想は「あ、私、あの約束無意識に本気にしてたんだ」という感じになってしまった。

そもそも私はあの友達に本気で結婚してほしいわけではなかったのだ。むしろ個人的には彼とのあの約束ネタにする関係性はすごく好きだ。友達を「また30ネタw」と弄るというのは、信頼関係表現のようなものであって本気で結婚してほしいと思っていたわけではない。彼に対してアンケートなどを取ったわけではないので実際に「私たち」がどう思っていたかはわからないのだが、少なくとも増田としては「友達くん! あの約束をずっとネタにし続けよう! 30歳までのカウントダウンを本気にするのはあきらめて、人生設計を共有するのも封印して、あの約束ネタに好きなだけ笑い合おう! 飲み会や軽いデート冗談のような約束可愛いけど軽い関係性のままでいよう!」というつもりだった。

要するに、「あの約束で本気になってんじゃねえよ」というのは「結婚してんじゃねえよ」という意味ではなく「あの約束冗談のままにしておこうよ」という意味だったのだ。しか友達は前者の意味解釈したようで、今回は完全に本気で結婚をお出ししてきた。友達関係にありながら『29歳11ヶ月』で本気の人生決定をぶち込んできたあいつとは逆の流れへの進み方だが、そういうことじゃねえんだよな~~~~~~~!!!1!!

ただ、「冗談だと思ってその約束を弄ってたら、相手が真に受けてほんとにやりやがったw」というのは確かにそういう状況であり、友達がどれだけあの約束を本気にしていたかはわからないが、彼とのあの約束ネタにしてきた者の一人としては真剣に複雑さに襲われざるを得ない。無神経にネタにしてて、そっかなってなりました、友達

で、式の感想なんですが。

「私からあの約束ネタにされ続けたから、別の人生に舵を切ったのか?」という感想になりました。わかりやす恋愛の導入(でも私との約束を踏まえといてあの扱いは何なの!? 友として待つという選択肢はなかったんですか!)、しか結婚相手は私の別の友達で、二人がいつから付き合ってたのかは謎のまま、途中でいつの間にか二人が接近していることに気づいて(おお、私の友達に新しい人生あれ!)(ちゃんと二人の関係の経緯は後から聞かされたけど、でも友達と話すことな秘密にしてた必然性は、まあ、気にしないでおく)、気づいたら二人でデートしてるのを見かけて、彼とのあの約束価値が急速に下がっていくのを感じ、コミカル蚊帳の外存在(=私とのあの約束)が配置され(このあたりはマジで私が世界から取り残された感があった)、ドラマティックな「実は好きでした」という告白もなく突然結婚式に力を入れる、というのは、従来の「あの約束ネタにする」関係性だった私たちから脱却しようともがいているように思われた。それが良いかいか価値観次第だが、「あの約束ネタ化」を期待していた者としては奇妙な喪失感があるというか、私はあの約束の軽さと温かさが好きだったんだな……という複雑さに襲われてしまった。

問題は別の女性との結婚だと割り切って見たところで私の感情の整理などが色々と難しいというところで、ちょっと思ってた以上に人生は進んでしまうんだな、という感じで、「これはきっと私の想像力が低くて人生の筋を追えてないんだろうな」と思いながら式に参加してたけどでも「29歳11ヶ月で結婚するのはズルい」。『あの約束ネタ化』は今改めて思い返してもよく出来てたよ。やはり二人の関係性……その約束の持つ重さとネタとしての軽さは、私たち友情の全てだったんだな……!

友達があれだけ独身を貫いてきた理由に何の説明もないのってどういうことかしら? あれだけ私たち約束を弄んでたのに、その約束を破った瞬間の決意がいっちょんわからんので「???」ってなってしまう。彼はどういう想いで、あの女性結婚しようと思い至ったのか。そして結婚してからは、あの約束をどう思ってるのか。いや、「お前そういうのはいちいち言葉にするもんじゃなくて表情や動作から読み取るものなんだよ。それが人間関係を見るうえでの読解力だろ」ってのはそれはそうなんだけど、上述のように「でも私たちはこれまでいちいち言葉であの約束ネタにしてたじゃん」っていうのと、「すみません! 私には読み取れませんでした!」っていうのが両方ある。マジでわからんかったので。

最後のほうは「私の人生の転換点の物語?」って感じでした。式でのスピーチはもうしょーもない。あれだけ私と「30までに独身だったら結婚しようぜ」って約束を弄んでおいて別の女性結婚するなら、最初からそんなに本気で約束するなよとしか言えない人間関係ってままあるよね(昔見たドラマの「私たちはずっと友達だよね」っていうセリフは今でも印象に残ってる)(ちゃん登場人物自分選択責任を持つ作品はみんな好きだよね)(全然関係ないけど最近ドラマって登場人物真摯なことを言わせる割に「約束」とか「期待」とか「未来設計」とか出てきて彼らが(象徴的な友情ではなく)実際の人生選択を保持してる描写もあるので何でそこだけ曖昧なんだよって言いたくなりません?)。

あと、式場のセットがちょっとファンタジー風だったので「なるほど異世界ウェディング的なやつなんだな」と思ったけど、実は普通日本教会での式だったのでビックリ仰天。私の友達たちって普通日本人なのに、なんでファンタジー風の演出にしたんです……? そもそも論で言うとさぁ、私たち約束冗談だったのか本気だったのか、本気だとしたらなぜ友達は別の女性結婚したのか、冗談だとしたら私の期待と喪失感は何だったのか、そのへん全部曖昧なまま式を迎えて、何で私はここにいるんだよ!

あ、式での友達くん素敵だったね。タキシード姿のラインが綺麗で、『あの時のあの約束をした居酒屋でのはしゃいだ彼』の面影も残してて何か良き。友達笑顔で誓いを立てる姿が本気で良かった。あと式の演出はすごいよ。『あの時の居酒屋』とか『あの時のカラオケ』とか『あの時のドライブ』とかで見た彼と私の距離感が、彼と別の友達距離感に変わっていく過程が蘇ってきた。あれは式で見る価値があった。仕事を休んで何も考えずに参加して正解だったわ。『あの時の約束の場面』を式で見た……みたいな感慨に襲われる演出もあったし「お前、あの約束タイムリープしてたんでしょ?」みたいな気分だったからもうなんか実質『あの日に戻りたかった』ってことで良くない? 良くないですかそうですか。

結論としては、まあ、友達なので、式に参加して、そして式後に友達たちと語り合っても、まあ、うん、ご祝儀ぶんの複雑さと喪失感しか残らないと思う。参加したあとに友達と語らいたくなるという意味では非常に優れた結婚式だと感じた。友達はそろそろ懲りろよというか、約束人生設計と友人関係の扱いについて一度話し合いをしよう? な?

いや、別に本気で結婚してほしいとか思ってたわけじゃないけどさ。

でも、あの約束ネタにしながら共に過ごした時間が、こんなにあっさり終わるとは思わなかったんだ。

29歳11ヶ月で、別の女性結婚するなんて。

何か言葉にならない複雑さと、失ったものの大きさが、残った。

2025-11-18

AIが考える増田登場人物

このキャラはてな匿名ダイアリーを書いてたらおもろいというフィクション人物と、その理由ロジカルに挙げる。

1. L(デスノート

はてな匿名ダイアリーとの親和性が異常に高い。まず彼の性格特性として、①極度の観察癖、②自己顕示欲の欠如、③論理的記述への偏執がある。これらは「文体が散文的でありながら無駄に賢い」匿名ダイアリー文化と一致する。

さらに、Lは日常社会的規範を軽視するため、匿名心理分析行動経済学メモを書き散らし、読者は「絶対こいつ普通の人じゃない」と即座に察するはずで、結果として匿名なのに匿名になってないという面白さが発生する。

2. シンジエヴァ

はてな匿名ダイアリー本質的に抱える感情の過剰な自意識との共鳴が高い。

シンジ日記を書くと、

自己嫌悪他者の期待 → 義務責任存在論不安

連鎖を延々と書き続ける構造になる。これははてな匿名ダイアリーに頻出する陰性感情メタ分析として完成度が高い。

しかも、ミサトやゲンドウの発言文脈抜きで列挙し、読者が勝手に補完してしまうため、コメント欄地獄になるという二次的な面白さがある。

3. Dr.ハウスHouse, M.D.)

匿名ダイアリー必要資質として、「社会規範馬鹿にした冷笑的観察者」という条件がある。ハウスはそれをフル装備している。

彼が書くと、医療ケースの裏側を極端にドライに解剖しながら、同僚の行動をゲーム理論・行動心理利己性で切り捨てるため、内容が完全にはてな村の闇の本物になってしまう。

また、痛み止め依存自己破壊的行動の合理化淡々と書くため、読者は「この匿名、確実に普通医者ではない」と確信し、考察班が荒れる。

4. スネイプ(ハリー・ポッター

スネイプは「他者への鬱屈」「自己の正しさの無言の強制」「過去トラウマの反芻」という、はてな匿名ダイアリーの三大テンプレ完璧に満たしている。

彼が匿名で書くと、

など、名指し回避婉曲表現が増殖し、読者が勝手人物特定して炎上する。しかもたまにポエム混じりになるため、「スネイプ本人説」がネタ化して拡散する。

5. ロールシャッハWatchmen

ロールシャッハ日記は元から匿名ダイアリー構造的に同一。

ただ彼がはてな匿名ダイアリーを使えば、

偏執的に追及し、読者は「はてな匿名ダイアリーの最終進化系か?」という錯覚に陥る。

内容があまりに重すぎるため、読者の精神状態まで地獄に引きずり込むのが逆に面白い。

6. ライト夜神月

匿名ダイアリーは「匿名性による自己正当化」を最大限に利用できる。ライトはこれを最も危険な方向に使う。

書く内容はだいたい、

の三点。

ライト自分天才として描くため、読者は「この匿名絶対なんかやってる」と不穏さに怯え、結果的面白い。

2025-10-26

anond:20251026195749

おれが適当な思いつきで答えよう。

話題が一瞬で終わるものか、長く続くものかの差だな。

熊の話は、SNSで長いこと話題上り続けることで既に日常の一部になってる。

ジェット機が墜落した場合は、ご冥福をお祈りするぐらいしかやることがないが、熊の話は、やれ猟友会だ、動物愛護団体だ、命に別状はないだ、里山の手入れだ、鹿はジャンプ力がすごいだ、ソーラーパネルだ、政治家だと話題が多岐に及んでいて、死に直接的に絡まないものも多いのでネタ化やすいのだろう。

あと話が盛り上がってると、盛り上がれれば何でもいい倫理観のない馬鹿とか単に目立ちたいだけの奴らが入ってくる。

2025-10-19

anond:20251019064213

2008年MacBook Air13、2010年に同11が発売され、ちょうどその頃普及し始めた「ドヤ顔」というワードと相まってスタバMacドヤ顔テンプレネタ化した

その時点で既に、そしてそれ以降ずっと、ネットに住み着く弱者男性にとってスタバはイケすかない場所という共有イメージ

2025-09-05

ネットおもちゃ

安倍晋三、もはや氏名そのものネタ化され、書くだけで笑いが起きる最強コンテンツと化している。

2025-08-11

anond:20240829195929

THE レイプマン レイプで世直しというコンセプトが荒唐無稽過ぎて90年代一部でネタ化していたが

いまとなってはネタでも表立って面白がれないだろう

2025-06-08

anond:20250608215737

■「うるさいですね…」

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■「顔見て挨拶だいじです」

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■「うむ、だんだん元気になれそう」








「うるさいですね」は、元はエロゲそらいろ』の綾瀬優奈のセリフ

でも

ネットで有名になったのは、コラ画像で『ご注文はうさぎですか?』のチノちゃんが言ってるバージョン

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■どうしてチノちゃんが言ったことになったのか?

2000年代2010年代にかけて、エロゲアニメセリフを**他のキャラに言わせるコラ画像文化**が流行った。

その中でも、「うるさいですね…」というセリフ

「無表情でちょっと冷たい美少女が、うんざりしながら言う」

というテンプレにハマりやすく、**無感情キャラ代表チノちゃんに“ぴったり”だった。**

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■例の定番コラ(略して“チノちゃんコピペ”)

よく見るやつはこんな感じで始まる:

ココアチノちゃんチノちゃん今日ラビットハウスは~!」

チノ「うるさいですね……」

みたいなやつ。

そこからさらに発展して「チノちゃんが即堕ちするエロゲパロディ」風の文章になるやつもある。

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■つまり

なので、「チノちゃんセリフ」として認識されるのも当然っちゃ当然。

2025-05-29

豚の餌とかの言葉尻ばかり捉えられる事象ネタ化したい

など

2025-03-17

Ever17駄作であり名作(微ばれ)

Ever17リマスター再版された

このゲームポイントギャルゲならではのギミック一点突破にある

まぁ、こんだけ時がたってネタバレもなにもないというか

公式ページがもうネタバレしてるわけだけども

あのゲームで思い出すのは、とにもかくにも冗長であったという事

いや、ギミックの瞬間の脳汁はすごいんだよ

本当にすごいんだけど…

あの脳汁を感じるには、エロゲギャルゲ一般的だったビジュアルノベル方式に「慣れている」必要がある

から、あのゲームをただ勧められて、特段ギャルゲが好きでもない人がやっても

「で?」って感じてしまうかもしれない

粗さはたくさんある

とにかく日常が怠い

海底パニックものなのに、水の恐怖が日常に影響しない

施設内に真水と食料は存在していて、サバイバル必要もない(ネタ化してる)

いわゆる共通ルートで、酸素がなくなったり、矢継ぎ早にトラブルが起こる訳でもない

とにかく日常が怠い

から、あれを楽しむには、共通ルート美少女キャラを把握してキャッキャうふふするパートなんだと知っておく必要がある

個別ルートではそれなりにトラブルも起こるが、海底パニック物としては薄い

この瞬間を生きるために何をすべきか?みたいな展開はないと思っていい

明らかに現実ではアリエナイことを実行して成功してしまう(ファンタジーとか主人公補正で済ませられないトンデモ

ではなんで、この作品ファンは名作だと語り継いでいるのか?

とにかく、ギミックの瞬間の脳汁がすごい

重ねて書くが、ギャルゲ文脈を楽しめない人には全く刺さらない

誰しもが楽しめる作品でもない

でも

でもだよ

東鳩からビジュアルノベルギャルゲ文法に馴染んだ人にはすごい刺さる

共通ルートがあり、個別ルートがある

個別ルートではバラバラの断片が開示され、そして…

AIRで「summer」って出た瞬間に徹夜できた人は焼かれること間違いなしなんだ

ただ惜しむらくはすんごい冗長

これを映画にしたらほとんどのシーンは残らないだろうなってくらいひたすらに冗長

あの頃は、長い時間楽しめることも評価対象ではあったけれど

それにしたってもっとやりようはあっただろうってくらい冗長

事件があったすぐ後に、何事もなかったかのように日常シーンに移るから

本当に記憶に残らない

「あの瞬間」ですら、その後にだらだらとゲームが続くから勢いがぼやけてしまうほどで

作り手にはセンスがない

最後までやるといくつかのイベントが強烈に記憶に残るけれど

そこまで行けなかった人も多いんじゃなかろうかってくらい

とにかく退屈なんだ

から、あれを「楽しむ」には美少女動物園としての掛け合いを楽しめる必要がある

まらないという感想が出るのも、むべなるかな


このゲーム

昨今のソシャゲ世代に刺さるとは思えないんだ

タイパ悪いし

でもあの瞬間に脳を焼かれたおぢさんは、このゲームを名作と言い続ける

から私も言う

このゲームは名作だと

2025-02-09

マグネタイト擁護者はトランプ支持者が多い

メズマライザー、モニタリングテトリス最近ボカロ界隈におけるバズ曲には、不愉快共通点存在する。

それは、「バズのために精神疾患ネタ化する」という傾向性であるさらに深刻なのが、それらのコンテンツが「バズ」だけを目的としており、実在する「精神疾患」者に一切の配慮がなく、それどころかむしろ明らかに馬鹿にしているということだ。つまり、その作者らは、精神疾患コンテンツとして消費することだけを意図している。

このような不愉快な傾向に柊マグネタイト氏は、「テトリス」において、既存曲を毀損するという罪を犯した。「テトリス」にテトリス要素はなく、コロブチカの要素もない。メロディだけを剽窃し、精神疾患馬鹿にする不愉快歌詞によって代替したのである。そこに必然性もなにもない。

さらに、最新曲「ざぁこ」では、著しく不愉快であり、最近フジテレビなど、社会で強く問題視されていた、「性犯罪」を暗示する歌詞を、あろうことか実在小学生の声をサンプリングした「歌愛ユキ」に歌わせた。炎上して当然である

ご本人様は、「海外利用規約抵触たから消す」など言い訳しているが、そもそも歌愛ユキに対するリスペクトがあれば、このような歌を歌わせようなど夢にも思わないはず。そもそも教養があれば、このような歌詞を書こうとは思わないだろう。

そして、教養…いや、そもそも歌愛ユキ」が生まれた経緯を、あるいは最低でも柊マグネタイトの「言い訳」を読む日本語能力があれば、柊マグネタイトがこの件に関して、一切擁護のしようがないことが分かるというものだが、魔境Xにはそれでも擁護しようとする救いようのない連中が存在する。

そのような化物の過去ツイート調査したところ、体感8割ほどがトランプ支持者、あるいはトランプ好意的メッセージを発信していた。

彼らは、「ポリコレ」を忌避し、罵倒する。あるいは気持ち悪い下ネタ曲が以前にもあったなどと言って擁護しようとする。が、今回の件にはいずれも無関係であり、最低でも柊マグネタイトの「言い訳」が読めれば、擁護のしようがないことが分かるはずである

それにもかかわらず擁護するような連中がトランプを支持しているとすれば、あのトランプ政権体たらくも納得いくというものだ。

2025-01-17

記憶に残るキン肉マンの名シーン29選(あとひとつは? もあるよ)

記憶で書いてるので抜け誤り多いです

当然ネタバレ多く含みます。再開後は多分入れない

不忍池でのロビンマスクマスクのみ)浮上

アトランティス戦。キン肉マンといえばこれというぐら仲間内で盛り上がった

ネタや弄りとしてミームになたりオマージュパロディされてるものは他にも多いがこれはほんとの名シーン名演出

ちなみに初めて読んだときはふーんと特に感動もせず流した

あと28個は?

こんなことが物理的に可能なのか!?

特に前振りもなく? あったっけ? のマッスルドッキング

痺れた。後に物理的とかの意味を知ってちょっとネタ化する

初は初代グレートとの共演だから出来て当然なのか。物理に反しさえすれば

あと27個は?

茨の道を進め

最終回? なんだかんだよいお話だった

あと26個は?

お前を超える以下略

ネタになっているが、当時はもちろん検算なんてしていない(100*2*2*3は合ってる)

ただただ熱かった

あと25個は?

オカマラスが帰るとこ

違う怪獣だったかもしれないが、ウルトラマンとかのしんみり回みたいなやつ

記憶力が悪く名シーン思い出せないので、初めのほうから辿りだした

あと24個は?

テリーマンの失格

新幹線止めたやつ。スケールがでかい

そもそも競技整合性とかはおいておくとして

あと23個は?

バッファローマンが改心したところ

あと1秒で爆発するミートに角投げて助けたところ

ほんとにもうだめかとおもった。

今思いなおせばその前になんとか他の誰か頑張れとも思ったが

誰も動けないとか(パワーが足りない?)だっけ?

あと22個は?

下に地獄

ジャンクマンなのは覚えてるけどザニンジャ戦でしたか

五重のリングをうまく使った珍しく筋の通ったギミックで、ブロッケンジュニア勝利(合ってる?)

あと21個は?

謎の6超人

プリケツマンみたいなのが居たシーン

どうしても選に入れたかった

ずっと騎士悪魔超人の数がどっちが6か覚えられない

悪魔将軍の五体になるのが……でも計算あわないな

多分6騎士からこっちは7人ぐらい バファ、マウン、ステカセ、カーメン、アトラ、スニゲ、スプリ?

あっちは、阿修羅ジャンクニンジャプラネ、スニゲ(スニゲこっちだ)、サンシャインと誰だっけ?

7人にBHで、

あと20個は?

ミートバックドロップ

終盤のも溢れたらだめなので思い出ししだい入れておく

おこちゃま参戦は他作品でも(るろ剣とか)あるが、だいたい微妙な結果に終わる

これは真っ向から読者をねじ伏せて説得力も(作内の他の設定に比べたら)ある素晴らしいバトル

あと19個は?

ありがとうドクターボン

感動シーンも。命を賭してバトルは沢山あるが、バトル以外での描写は少ない。

テリーの腕を手術した回? だった気がする。角で

あと18個は?

組木での修行

始めからあったシーンか、回想でしか出てこなかったシーンだったかは忘れた

カメハメとの修行で、鳥居みたいな棒で修行するところ

なんかすごくほんとにありそうっぽかった(多分あるのだろう)

あと17個は?

猫じゃらし

モンゴルマンなので。

スプリングマンから脱出する理論

改めて考えるとよくわからないし、汗かいたぐらいで雨でさびるのもよくわからないがモンゴルマンなので

あと16個は?

関節技で空に駆け上がっていくところ

カメハメとの修行直後(52のサブミッション習得後?)

52は後から修行なので、48のほうに含まれてるのか

風林火山一角だったような。

ローリングクレイドルだったか、なんせ空へと駆け上っていく表現は痺れた

意味がよくわからないので幻覚記憶いかもしれない

あと15個は?

カーフブランディング

仔牛の焼き印押し? テリーは技が地味でこっちはテキサス知識いから盛り上がるのが難しい。

実際のプロレスでもあまり見なくなった技とかを使ったりする

自分プロレス見だしたのがキン肉マンの連載終了5~10年後なのもあるが)

その中でまあまあカッコいい演出の技。

グレートマスク脱ぎ捨てた時ぐらいに出したと思う(それか、バレてもいいやと思ったか素なのか、ブロンコ魂が燃えた時)

あと14個は?

キン肉ドライバー修行

追いつめられると集中力が発揮されるという真実に基づいた素晴らしい演出

丸太で滝でやってたとき。ちょうど木が切りつくされて……など、ギリギリタイミング

イノシシぐらい焦らんでも平気やろとは思ってしまった

マッスルスパーク(スグル版)の序盤

ブリッジしてるところ。スパーク壁画にこだわりすぎて機序わからん技が多い。

アタル版でもこれやるんだっけ?

あと13個は?

インフェルノ

ゼブラの? サーフィンみたいにツッコむやつ。こっちのツッコミも捗った。

あと12個は?

神父

黒いペン

ネタになってるけど、当時はカリスマ性を感じた

あと11個は?

ソルジャーチームの陣形

ほんとに意味がわからない。

それでも一回はおやっと思わなかったり軽く違和感覚えるぐらいで納得させる勢いがすごい

あと10個は?

地球逆回転

勢いで言えば、ネプチューンチームのこれも

あと腕が突然鍵になって古墳が鍵穴というのも選には入れなかったがよくわからないが勢いで乗り切った名シーン

あと9個は?

誰も笑ってやしない

完璧超人から思い出した、まじもんの名シーン。

身分人種等の差別師弟愛を描いたほんとに良いシーン。

マスク剝がれたウォーズマンロビン不安で尋ねるシーン

あと8個は?

バラクーダ師匠

ソルジャーの華麗な変身(神父)はよく見るが、個人的にはこっちのほうが好き

マスクを脱いだロビンがモップを被ったらバラクーダ師匠に戻る

あと7個は?

リバース・サイド・インフィニティ

バスター合戦のまとめ。

逆転さえできればなんでもよいという。

その後腕が多ければより強いという、真理にも到達しかけるがなんだかんだ破ったり破られたりする

あと6個は?

おきて破り

プロレス見てなかったから実況とかの語彙が全然からなかったが、とにかくすごいことが起きたと感じた

サムライロビンスペシャル使ったところ?

このふたり、古くからライバルなのも熱い

残り少なくなってきたのでちょっと真面目に考えている

あと5個は?

予言書が燃えそうなのところのTB

ロビン最後仕事

名シーンしかないんかよっていうぐらいの熱さの連続だった

途中休載挟んだりギャグはずっとやってるのに、涙が止まらない回が多かった

あと4個は?

サタンクロス

名シーンだらけなのでまとめて。サムソンティーチャの回

なにより聖衣みたいなの装着し出して、嵐みたいにでっかいコントローラー操作しだして

適当コマンドでもないような何かの操作裏技使うとか、適当がすぎるバトルだった

折り鶴折ったり、地形変えれるシートがあったり

アイテムを使ってはいるが)能力バトルとしての可能性が凄くあった気がする

基本的超人は己の肉体(と地形などの環境)で戦うのでこの方向性を多用するわけにはいかないのだろうが

そういえば各超人(そんなにいないか)の改心シーンも名シーンだらけだなぁ

あと3個は?

ブロッケンマンキャメルクラッチ

残酷すぎてアニメではラーメンになったところ

初期すぎてストーリーとかバトルいい加減だけど、ギャグやってるのにこの残酷さもってくるバランスがすごい

あと2個は?

いつもの三倍のジャンプを加えれば……

やっぱりこれ以上のシーンは無い。

過去自分を超える最高の技を繰り出すもの

それを受け止める覚悟を持った敵役

その一撃は外れ、しか威力は足りていたと読者には知らしめる

あの時のスクリュードライバーバッファローマン心臓をとらえていたら

ifの世界が気になる(しれっと生き返ってたかもしれないが)

あとひとつは?

2025-01-12

もう野獣先輩ブームって消えたよね

 いつ頃からだろう。ネット上で「野獣先輩」のネタを見かけることがめっきり減った。かつては掲示板SNS動画サイトでも無数のMADコラージュ替え歌それから「やりますねぇ」「114514」など、淫夢語録が飛び交い、いたるところで野獣先輩祭り上げるような風潮があったはずなんだけど、最近はそういうネタ積極的に楽しむ層が目に見えて少なくなってきた気がする。あれだけネット上を席巻した野獣先輩はいったいどこへ行ってしまったのか。もう“ブーム”という意味では完全に過ぎ去ってしまったのかもしれない。

 もちろん、いまでもYouTubeで「野獣先輩」と検索すれば、昔アップロードされたMAD作品キワモノじみた動画の数々が出てくる。そしてコメント欄SNSの一部では、いまだに「ンアッー!」「イキスギィ!」「先輩!?今なにしてるんですか!?」なんて淫夢語録を使っている人がいるのも事実だ。だけど、いわゆる一般的流行語として、あるいは“ネタ画像定番”としての盛り上がりは、ここ数年でかなり勢いを失ったように思う。まるでピークを過ぎたお笑い芸人のように、かつてはテレビをつければ見ない日はなかったのに、ある日を境にパタッと姿を見せなくなった――そんな印象すらある。

 言うまでもなく、野獣先輩は元々“某ビデオ作品からまれ人物(キャラクター?)であって、その正体については未だに不透明な部分が多い。顔や声はあまりに有名になりすぎたが、名前や経歴などの公式情報ほとんどないまま、それどころか実在さえ疑われる都市伝説領域になりつつある。そこがまたインターネット時代想像力を刺激したのか、過剰なまでの二次創作が生まれ動画イラストコラージュ画像フィギュア(自作)など、多方面で“発展”を続けていたのが、ちょうど2010年代前半から中盤あたりだった気がする。

 当時はニコニコ動画をはじめ、コメント文化根付いた動画プラットフォームとの相性も抜群だった。コメント欄スクリプトのように淫夢語録で埋め尽くされ、それをさら面白がってMAD制作者がネタを増殖させる。あるいは一部のニュースサイトまとめブログですら、面白半分に野獣先輩ネタを取り上げたりして、「知らない奴はネット初心者」なんて言われるほど浸透していた。Twitter上でも「誕生日おめでとう」「これは草」などの汎用スタンプ的に「114514」を使っている人がいて、一種の“邪道共通言語”のようになっていたのを覚えている。

 しかし、その盛り上がりも徐々に変容していった。一つには、ネットコミュニティ分散化が関係しているだろう。SNS多様化して、趣味コミュニティごとに細分化され、それまでニコニコ動画特定掲示板で集中して消費されていたコンテンツが、それぞれの独立したプラットフォームでまばらに取り扱われるようになった。そこに加えて、“炎上”や“差別”といったセンシティブ話題への社会的な目が厳しくなったという背景もある。そもそも野獣先輩が初出のビデオゲイポルノ。今でこそ多少は寛容になった部分もあるかもしれないが、ネットミームとして消費される過程で、ゲイの人々に対する差別や誤解を助長するような表現があったのは事実だ。それを面白がって繰り返していくことに抵抗を感じる人も増えてきたんじゃないかと思う。

 ネットミームは流行り廃りが激しい。しばらく異様な勢いで盛り上がったかと思えば、ある瞬間を境にして興味を失われ、どこにも“ネタ”としての居場所がなくなる。しか野獣先輩ネタは、興味のない人からすると「意味不明」「ただのホモビデオネタでしょ」という評価になりがちだし、社会全体から見ればかなり“マイナー”な部類に入るわけで。そもそも一般ウケするような題材じゃない。それでも大きく盛り上がったのは、当時のネット文化動画サイトとの相性、そして一部のコアなファン狂気じみた創作熱が奇跡的に結びついた結果でもあるんだろう。

 さらに、野獣先輩にまつわるデマや過剰な“考察”が広まった結果、本人とされる人物リアル迷惑を被っているという噂も立った(真偽は不明)。ネットの海では無自覚二次創作を楽しんでいただけでも、誰かが被害を受けている可能性がある、という認識が広まれば、それだけで一気に“冷める”人もいる。実際に「ストリートビュー野獣先輩を見つけた」とか「就職先が判明」などといったデマが飛び交う中、面白がっているだけでは済まされない雰囲気になったことも、大きな要因の一つかもしれない。

 それと同時に、淫夢界隈というか、いわゆるホモビデオネタ全体が少しずつ下火になったという説もある。昔は「なんでも実況JなんJ)」板などでしばしば盛り上がったりしていたが、ネット文化全体の主流はもっと別の方向にシフトしていった。VTuberTikTokの短動画文化など、新しい潮流が台頭し、そこに若い世代の目が向いた結果、野獣先輩界隈のような“十年選手”のコンテンツ新規参入する人が減ったのだろう。お決まり淫夢語録を使って盛り上がるだけのコミュニティは、古参固定化して停滞していくばかり――そんな現象が見え隠れしている。

 一方で、「ブーム」というほどの熱狂が消え失せたとしても、コアなファン層は一定数残るものだ。何かの拍子に「イキスギィ!」「なにわろてんねん」なんて書き込みを見ると、一部の人々は懐かしさを覚え、それでまた小規模ながら盛り上がりをみせることがある。マイナージャンル音楽漫画と同じで、「好きな人けが好きなタイミングで楽しむ」というスタイルに落ち着いたのかもしれない。かつてのようにニコニコ動画ランキングジャックするような勢いはもうないけれど、自分たちが愛する淫夢ワールドを守り続けるコアファンがいる限りは、完全な“消滅”とはならないだろう。

 ただ、「話題性」という意味でのブームは、もう戻ってこないんじゃないかと思う。ネットミームは消費サイクルがとにかく早いし、過去に何度もリバイバルされた他のネタ(例えばエア本エガちゃんとか)と比べても、野獣先輩ネタは一度ピークを迎えてから、その余韻を引きずりながらも急激に下火になっていった印象がある。もし今後、野獣先輩を取り上げる大きな出来事――たとえば本人がメディアに登場するとか、公式に何か声明を出すとか――があれば別だけど、その可能性はほとんどないだろうし、あるとしてもまったく予想がつかない。

 もう一つ言えるのは、ネット社会自体が“ネタ”に対して敏感になっているということだ。SNS拡散力やモラルへの意識が高まった結果、差別迷惑行為に該当するコンテンツ批判されやすい。野獣先輩ネタ本質的に“ホモビデオ出演者ネタ化して面白おかしく広める”という構造があるから、やはり批判されるリスクも高い。インターネットの一部コミュニティだけで楽しむ、いわゆる“内輪ネタ”としてなら成り立つかもしれないが、外部への広がりを目指すとなると、今の風潮ではどうしても厳しいだろう。

 となると、自然に考えて、野獣先輩ブームが再燃するシナリオ想像しにくい。むしろ今はもう「懐かしいネタ」や「一部でコソコソ盛り上がるカルト的な存在」として消えていく運命にあるのかもしれない。かつての勢いを知っている人からすると、あの狂乱の時代が嘘のようだと思うかもしれない。ネット上の祭りとは、えてしてそういう儚さを伴うものだ。盛り上がるときは一気に爆発するけれど、それが長く続く保証はどこにもない。むしろ急激に消費されるからこそ、一種の“バカ騒ぎ”として鮮やかに記憶に刻まれるのだろう。

 もっとも、完全に誰からも忘れ去られるかと言えば、そうはならないと思う。インターネット大海原には、かつて作られた無数の動画画像スクリプトテキストが残っている。ふとした拍子に目にした古いMAD動画から若い世代が「なにこれ…?」と興味を抱くことだってあるかもしれない。まるで化石のように眠っているアーカイブのなかで、野獣先輩という存在はいまだに息づいている。見つけた人が手を加えれば、また新たなネタとして蘇生する可能だってゼロではない。だが、それはあくま局所的なものであって、再び大衆を巻き込むようなブームになるとは考えにくい。

 思えば、野獣先輩があれほどまでに取り上げられたのは、ネットミームの“暗黒面”を象徴するかのような要素が詰まっていたからでもある。アングラ感、不条理ギャグ、謎の考察文化、コラの素材としての汎用性、そして大衆から見ると“ネタしづらい”危うさ。それらが絶妙に交じり合い、奇妙な熱狂を生んだ。だが、その熱狂時代とともに下火になり、今や「ブーム」と呼べるほどの勢いを残してはいない。淫夢語録を使ってキャッキャ盛り上がる文化は、いまや一部の“伝道師”たちのものとなったのだろう。

 「もう野獣先輩ブームって消えたよね」と言われれば、正直「うん、消えたと思う」と答えるしかない。もちろん“好きな人は好き”という段階で存続しているのも確かだが、少なくともネット全体を席巻するほどのパワーはもはやない。あの独特のネットスラングや淫夢語録を見かけたとき、「そういえばそんなネタもあったな」と懐かしむ人が増えた時点で、ブーム終焉を迎えたのだ。

 ただ、ネット文化において「ブームの終わり」がイコール「完全な死」を意味しないのは、これまでも繰り返し目にしてきた通りだ。野獣先輩ネタも、“隠れ里”のようなコミュニティや、昔を懐かしむ古参ユーザーの間で、細々と脈打ち続けるだろう。いつかまた世代を超えてリメイクされる瞬間が来るかもしれないし、さらマイナー世界へ潜っていくかもしれない。結局のところ、“生きている”かどうかよりも、“楽しむ人がいる”かどうかがネットミームにとっては重要なのだ

 では、われわれは今後、野獣先輩ブームをどう捉えればいいのだろうか。答えは、あまり深く考えすぎなくてもいいんじゃないかと思う。所詮ネットの一大ネタ祭りだったのだから。盛り上がるときはとことん盛り上がり、廃れるときは静かに廃れる。次から次へと新しい話題が生まれ、消えていくのがインターネットの常だ。たまたまナゾの多いホモビデオ出演者”というインパクトが重なり合って、一瞬の閃光のように注目を浴びただけのことかもしれない。

 それでも、かつてのインターネット一角を彩った壮大な“お祭りであることに変わりはない。あの時代リアルタイムで経験した人は、きっと「やりますねぇ」「ンアッー!」なんて語録を見るたびに、あのカオスな日々を思い出して苦笑するだろう。そんなふうに、野獣先輩ブーム過去インターネット文化を振り返るうえで、ひとつ象徴として語り継がれる可能性がある。これこそが、ブームが去ってもなお、どこかの片隅で語られ続ける“ネットミーム”の宿命なのかもしれない。

 結論としては、もう「野獣先輩」のブームは確かに消えてしまった。かつてのような大規模な盛り上がりを再現することは難しいだろう。しかし、それでも完全に消え去ったわけではなく、いまでもどこかでひっそりと愛好され続けている。「ブームが過ぎ去ったあとにこそ、本当のファンが残る」なんて言い方もあるけれど、まさにそういう状態だと思う。表舞台には出なくなったが、インターネットの奥底ではまだ生きている――それが野獣先輩という“伝説”の現在なのだ。いずれにせよ、もう一度あの規模の“祭り”が起きることは、たぶんないだろうし、仮に起きたとしても、それはもう“別物”なのかもしれない。人々の記憶の中でしか語り継がれないような、そんな“終わり方”もまた、ネットミームには相応しいのかもしれない。

2024-12-01

男性向けで乙女ゲー茶化す感じでこする潮流があるけどあれなんなんだろうな(モブに厳しいとか)

から見てああいうの不愉快とか批判対象にならないのかな?

みわけしてたところにわざわざ首突っ込んでネタ化する理由わからん

2024-11-27

フゥ、今日はみんなをイラつかせちまうかもしれん

すまんが、ライト30連で引けた

どうせ50連目くらいで止めてたんでしょ?とか思いたい気持ちは分かる

残念ながら、前回柳を引けてから30連ですり抜けずに来たんだ

ヨバゲーを数年やっている人なら分かると思うが、なかなかある事じゃない

ありがとう無職神様

初月から月額と石2500円分くらいしか課金してない俺でも

ジェーン以外全キャラ確保できてることを思うに、かなり配布量…というか埋蔵石多いと思うな

この先控えてるスタレ原神の重要キャララッシュでもこの幸運が続いてほしいぜ

もちろんお前らにも幸あれと思ってるぜ

ていうか配信者とか見てると「俺がすり抜けといたから君たちは引ける」理論でフカすやつ多いけど謎だよな

どうせ独立試行なんだから「俺が引けたか幸運を分けるぜ」って言い方もできるはずなんだよ

これは結局のところ、視聴者を祝福したいわけじゃなくて

視聴者が引けなかった時に「でもあいつ(配信者)は引けてたんだよな…クソが」とネガ感情を持たれないための言い訳として

自分のためにすり抜けを配信ネタ化して肯定的に捉える材料にしてるだけなんだよ

めちゃくちゃ寒くないかそう考えると

それに配信者なんてガチャも経費みたいなもんだから結局出るまで回すんだよ

あいつらに敗北ENDは存在しないわけ

まっその点は一般プレイヤー側も計画的に回してれば狙ったキャラを取り逃がすことはまずないし

しょせん50%:50%収束やすいもんだからどうでもいいけどな

このガチャシステム採用してるゲームじゃガチャ配信なんて茶番しかないのによーやるわ

でも木村良平さんのさ、2回すり抜けして次ムアラニ確定のときに掴みし明光発動して

まり元々確定なのに明光でるわけがないんだけど、出てる、つまり2枚抜きの2枚目で発動

っていうのを見せつけられたときは流石にこのガチャ配信おもしろいと思ったね

ま、明光発動してる時点で2連続ないし3連続すり抜けしてることが確実で救済措置的なもんだから

羨ましいってことではないんだけどね

あのシステムまだあまり理解されてなくて星5出るときに毎回55%になってるんだと思ってる人が散見されるけど

大抵のケースで50%なんだよ

2連続すり抜けした後のすり抜けチャレンジでハズレたとき50%確率で救済(実質75%)されて

3連続すり抜けした後のすり抜けチャレンジ100%救済される

そういう負けが込んだレアケースを救済することで55%くらいの総合確率になるよってもん

ってことが有志の統計からほぼ確だとされてるんだけどね

こーーーのシステム全すり抜け方式ゲーム採用してほしいわ

2024-07-02

anond:20240702010308

イナゴ御用達コンテンツだよ。

流行ってる作品に飛びついて群れて一体感を得たいだけの奴らには丁度良い浅い作品

アイマスPとか言って選民意識を得られるし。

何者でもないキモオタプロデューサーという呼称にして女(キャラ)にマウント取れる弱男心をくすぐる上手い商法だよな。

妄想現実の境目がわからキャラを演じる声優ツイッタープロデューサー気取りのキモオタマウント取ってて笑うよ。

新しくアイマスキャラを演じる声優に対して

アイマス世界へようこそ!アイマス声優である事をしっかり自覚し、常にアイマス声優である事を誇りに思いなさい」みたいなことを本気で言ってたからな。

さすがに今はバカにされてネタ化してるけど、今でもマインドは変わっていない。

2024-06-21

Adoという存在見直している

俺はAdoメディア戦略について否定的だった。

そもそもメジャーの場に出てくるなら顔を晒す覚悟くらいは必要でしょと思っていたからだ。

シンガーソングライターなどで顔を出さなタイプミュージシャンもいるが、そういう種類の人でもないだろうとも思っていた。

ネット上では歌ってみたで済むけどたくさんの大人お金が動く世界では本人だけの都合ではなかなか通らなくなる。

そこをわがままするなら例えば「自分で曲作ってるし」とかの武器自分で持ってないといけないと思うのだ。

結局Ado場合は「顔は出したくない」けど「メディアへの露出は求められてる」の板挟みから折衷案みたいな感じで「檻の中で歌う影」となった。

俺はTVでそれを見た時なんかグロテスク現象だなと感じた。

Ado本人もなんかかわいそうに見えたし、演出としてもそこになんのコンセプトも感じなかったからだ。

単に金儲けのためにひねりだした安直アイデアに思えた。

ライブ場合ファンはそれでも生で歌が聞けるという楽しみができるので、一切露出しないよりはずっといいのだろうけど

同時にファン心理としていつまでも姿は見えない状態ストレスがたまっていくんじゃないかという勝手不安も感じた。




しか自分の中でそのネガティブな印象が変わっていくきっかけになりそうな2ndアルバム宣伝イベントAdo本人のアカウントで発信された。

詳しくはXの投稿を見ればわかるがなんと「握手会」をするというのだ。

顔すら出さなアーティストが「握手会」??どういうこと?

投稿には丁寧に握手会がどのように行われるかのイラストも載っていた。

それをみると大きな箱の中にAdoが入っていて、箱に空いた穴から手だけ出してる。

ファンの人はその手と握手ができる、というものだった。

さすがに笑った。

これはなかなか痛快だ。

穿った見方をすればもう開き直りのような、(良い意味での)バカバカしさがある。

当たり前だが箱の中がAdo本人なのかはわからない。

正論で言うなら、

そもそも存在感希薄(思い浮かべる顔すらない)なのに中身が確認できない相手にはたして握手してもらって嬉しいのか?

Adoが顔出し拒否ってるのになんでわざわざ握手会するの?

などいくらもつっこみどころはある。というかつっこみどころしかない。そこが良い。

握手会します。ヨロです。」

困惑イラストとともに書かれたコメントはこれだけ。

今までなんかモヤっとするとこがあったけど、これに関してはなんか吹っ切れてていい。

タイプはまったく違うんだけどSIAはコンセプチャルな顔の隠し方をしている。

それは本人が顔出ししたくないとかいうより、ビジュアル面での個性の出し方って感じだとは思うんだが(一種コスプレみたいな感じ)

Ado場合も「顔を出さなアイデンティティ」みたいなのを思いっきり振りかぶっていけば、一種それがもうネタ化して面白がれる域までいくんだろうなと思った。

自分別にファンでもなんでもないけど、ネットルーツに持つ人達頑張れと思ってるとこがあるんで、Adoの事も時々チェックしていた。

そしてこういう軽やかなスタンスでの活動を見ると嬉しい気持ちになる。

あのグロテスクTV演出とは全然違って見えた。やっぱり逆手に取るというのはクールだ。

まあこんな事言って後々「あの握手会、ほんとはすごくやりたくなかったです」とかAdoの口から出てきたりしたら悲しいが。

でもなんとなくAdo本人も自分の事をネタっぽく俯瞰で見ながら、自分のやりやすいやり方でやっていくんじゃないかって感心した。

2024-05-28

anond:20240528152046

あいうのに触れることによってリアル弱者男性ネタ化して笑い飛ばせるというメリットがあるから

2024-05-26

トップバリュ弄り

前提

[B! 酒] トップバリュのやばいウイスキーをプロのバーテンダーが美味しく飲もうと奮闘→かえって手強さが浮き彫りになってしまった

↑で↓のコメントを書いた

正直、松屋のシュクメルリを貶すのは非難されてこれは許されるのが何故なのかよくわからない。あっちは口が悪すぎだとは思うが、やってることは五十歩百歩だと思うのだけど。

松屋の件は↓

[B! ネット] 松屋外交に弁護士がキレる「ネット民がシュクメルリと称するゴミを持て囃したから完全に調子に乗ってる」→ジョージア大使も反応

補足

まず、上記で「これ」と書いたのは動画の内容そのものじゃなくて、トップバリュ(以下、TV)弄り全体の雰囲気のことでした。例えばそうめんとか。

動画は見てないけど、多分真面目に検証してるんだろうと思ってる。

あと、「五十歩百歩」と書いたとおり、同じ(同レベル)とは思ってない。

本題

「よくわからない」と書いたけど、全く思い浮かばないわけでもない。

などなど

それぞれの意見はごもっともだと思うけど、片方だけに当てはまるかというとそうでもない。

(…自分見解を書こうと思って筆をとったけど、面倒くさくなったので一旦終了)

--

(※追記...するほど読まれてないけど、自分の備忘のために書いておく)

僕が気になっているのは、過度なトップバリュ弄りね。

実際に食べて不味いと思ったものを不味いと言うのは特に気にならないし、ましてトップバリュ批判するなとかそういうのでもない。

実際には食べてもいなさそうな人まで、どれだけ非道いことが言えるか大喜利ネタみたいになってる風潮が気になってる。

ついでに書いとくと、「おもしろければ何でもいい」というのも1つの意見だと思うし、そういう考え方を否定するものでもないです。

--

(※追記2)

あちらが燃える理由はさすがにわかる。

こちらが燃えないのは何故なんだろうという疑問です。(燃えて欲しいとか燃えるべきとかは全く思ってないです。炎上なんてない方がいい)

バズるけど燃えないラインはどこにあるのか。

ディスってる対象が違うとかディスり方にリスペクトがないとか、それはそれでそんな気もするけど、

例えば

松屋のシュクメルリ(じゃなくても何でもいい)、クソ不味い!!』でも

松屋のシュクメルリ(じゃなくても何でもいい)を何とかして美味しくしようと奮闘したけど無理でした』でも

燃えるとき燃える気がする。

TVウィスキーも、飲んでる人を揶揄するコメ(「貧乏に対する罪」とか)が無いわけじゃないし…

まぁ、いつもの様にふと思ったことをブコメしただけで、別に答えを追い求めてるとかいうわけでもないです。

何かを揶揄したりとか擁護したりとかそういうんじゃないということは明記しておきます

(追記3)反省

もう誰も見てないと思うので、こっそりと反省点を書いておきます

引き合いに出した相手邪悪すぎた

食べ物ディスネタが続いてたので何気なく引き合いに出したのだけど、相手邪悪すぎた。

そもそも本質的松屋のシュクメルリあんまり関係なかったので、引き合いに出す必要がなかった。

(食べ物ディスはよく燃えるなー)からの(TV弄りも食べ物ディスだけどネタ化してるなー)ぐらいの感覚で並べてしまった。

どちらも「嫌なら食うな」で終わる話だよなーとか思ったような気がする。

「五十歩百歩」と書いたが、これだと大差無いという意味になってしまうので、「五十歩万歩」ぐらいにしとけばあるいは。

コメントしたのが動画がメインのまとめだった

僕としては、何年も前の動画を引っ張り出してきてTV弄りでキャッキャしている雰囲気に対してコメントしたのだけど、

上記反省点と相まって、確かに『この動画の内容とあの暴言が同等だ』と言っているように受けとめられうるコメントになっていた。これはよくない。

以上の反省を踏まえ、他者に誤解されないブコメをしていくように精進していきたい。

2024-05-24

木根さんの1人でキネマ・52本目 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | ヤングアニマルWeb

https://younganimal.com/episodes/faddc14030f32


ガノタきめぇ、ってことしか頭に入ってこないんだわ。

こういうのはリアル以外でやらんのでワイは。

コンテンツに落し込んだ段階で、ネタ化だもん。

いかんよ。マジで

2024-04-16

anond:20240416181304

どっちかというとゲイフォビアをネタ化して昇華してる感じがするけどな

結局のところ男社会において「ホモ」ってすげー侮蔑だし

2024-04-08

川勝の講義について思い出すことな

昔、早稲田政経で川勝が担当する「日本経済史」の講義取ってたわ。

当時の川勝は、オクスフォード博士号取ってきた気鋭の若手教授。“校舎二流、教授三流”などと揶揄されてた我が母校にあっては珍しく、学会でも注目されるスター教授だった。

当時「日本経済史」は2年生から履修できる専門の基礎科目で、わりと受講してた人も多いはずである

橋下徹が“厳しいので生徒の評判は悪かった(笑)”などとテレビネタにしてたらしいが、“厳しい”というのは、当時早稲田の中でも指折りに単位取るのが簡単だった政経学部の中では、という話であって、もちろん出席を取るでもなく、普通に講義聴いて試験受ければ、まあ“良”くらいなら簡単に取れるレベルだったと記憶する。

いや、講義にでなくても著書を読んで「世界が注目する川勝理論」の骨子を理解しておけば、試験も恐るに足らず。

しかも模範解答の“シケプリ”が大量に出回っていた当時の早稲田で、あの講義単位を落とした人がいるなら、それはよほど要領の悪い奴に違いない。

経済学の一分野ではあるけれど、中身は歴史学に近く、面倒な数式とか経済理論を振り回すこともなく、自分のような数学が苦手なド文系政治学科学生にも優しい内容であった。

まあとき毒舌も挟まれるけれど、それも含めて話はうまいし、何を言ってるかすらよくわからんジジイ教授講義に比べりゃ全然まともで、そのインテリ然とした爽やかな風貌(但、当時の早大教授にしては)と相まって、女子学生の人気も高かった。学部女子一割くらいしかいなかったけど。

当時の早稲田政経は超マスプロ教育で、一番の人気講義であったスター教授ニシジュンこと西川潤の「開発経済論」は、講義教室大隈講堂というレベル。それでも抽選で外れて受講できない人が出る始末。

なお人気講義というのは、必ずしも学問的にレベルが高くて充実しているということを意味しない。

そんなに当時の大学生の志が高いわけがない。

単位が取りやすい”も大事な要素で、ニシジュンは有名教授で話もそこそこ面白くて単位も取りやすいという、実に人気講義の要素を兼ね備えたものであった。

世界が注目する川勝理論」というのは、当時川勝が自身経済史観を分かりやす一般向けにまとめてNHKブックスから上梓した著書『日本文明と近代西洋鎖国再考 』の帯に書かれていた文言で、その壮大なタイトルとともによく学内ネタにされていた。

ご本人もネタ化されているのを把握していて、講義では「あれば出版社勝手につけたんで、俺が自分で言ってるわけじゃない」とかよく言ってたが。

でも、そう言われるのも万更ではないご様子ではあった。

ゼミ指導教授としての川勝はよく知らないけれど、ゼミ入るのはわりと難しく、指導もそれなりに厳しかったようだ。

そんな川勝だが、当時、図書館の副館長も務めていて、そこで資料購入をめぐって上層部喧嘩して早大を辞めてしまう。

記憶が若干曖昧だが、たしか川勝の研究に直結する「英国議会資料」の購入をめぐって、予算的に折り合いがつかず、断固として購入を主張してた川勝が怒って辞めた、という話だったと思う。

購入をめぐって揉めてるという話は講義の中でも雑談として話していた記憶はある。「早稲田を知の殿堂にするためには絶対必要なんですよ」とかなんとか力説してた。

なぜかこれは鮮明に覚えているのだが、ある日、講義でなぜか論語の話をしだし

「六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えずって言いますけど、ありゃ孔子の゙ような偉大な人にしてはじめて到達できる境地なんですよ。凡人にはなかなかできることじゃないけど、そこを目指しなさいと。

世の中年取っても耳順わないやつがたくさんいるけど、あれはなんとかならないのか」

などと妙にヒートアップしだし、川勝よほど上の方と揉めてるのかな?と噂になっていた。

程なく川勝は日文研転出し、「日本富国有徳の国を目指せ!」と言い出して小渕内閣のブレーンになったり、静岡大学学長になったりして、気づいたら静岡知事になって、「暴言吐きながらリニア妨害するとんでも知事」になっていた。

実際、著書も講義おもしろかったし、ちょいちょいエリート主義毒舌が顔をのぞかせるけど愛嬌のある人ではあった。当時は。

学者言論人のままでいればまだよかったのだろうが、コンプラSNS正義が世の中を動かす時代にあって、政治家を全うできるキャラではなかったのだろうという、ざっくりとした感慨はある。

川勝の本、実家本棚に多分あると思うので、今度帰ったら読んでみようかな。

2024-04-04

エイプリルフール同性婚ネタ炎上ブコメについて

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2309953/

同性婚ネタ別にヘドは出ないまでも自分もなんたかなあと思っていたけど、なんかあのブコメも同様になんだかなあとモヤモヤしてたんだよね。

んでよくよく考えたんだけど、ブコメでは「少数派」に配慮すべしみたいなブコメ結構☆集めてたんだよね。

el-condor 少数派であることのネタ化というのは多数派から少数派へのアイデンティティ蹂躙攻撃典型でそれに対する抗議は当然の権利アイデンティティポリティクスは斯様に、常に多数派から少数派に仕掛けられているのである gender discrimination

yangotonakimove keshimini そうですね。記録的世界興行収入原爆バービー批判した私達日本人も少数派でしたから「少数派無視してヨシ強くて良いね」斧で切られますが、納得できますか?貴殿が少数側になる可能性は常にございます

で、自分的にはこれがモヤモヤするんだよね。

少数派の真似をすることがダメ?そんな理屈ある?

だったら20歳ぐらいの男女が結婚しました~って言うのも20歳だとまだ結婚してる方が少数派だからダメだよね。

この世にはあらゆることに多数派と少数派がいるけど、その全てに配慮する必要があると本気で考えてる人いる?いないよね。

同性婚問題って、それができないで苦しんでいる人がいるからこそ配慮しようって話でしょ。

他人の不幸をネタにするなってことじゃないの?例えば太っている人や頭髪の薄い人をからかったり、もっと言えば障碍者からかったりとか、他人が苦しんでいるようなことを、全然当事者でもない人がネタにするのがダメってことでしょ。

からもし同性婚が認められてたら、同性婚が少数派だろうが同性婚ネタしたっていいと思うよ。でもこのブコメの人たちはそうは思ってないんでしょ?この人たちとわかり合えないな~って思った。わかり合えないのは少数派ですかね?

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