今日は、関鍛冶伝承館の企画展
「刃物のまち関と鍛冶の700年
ー江戸時代の関まちー」の関連講演会の
「古地図と地割からみた関の都市形成史」が
開催されるため、会場のわかくさプラザへ
是非行きたいと思っていた。
この講演会会場のわかくさプラザだが、
関市の公共施設が集まった中にあり、
体育館+プールの「アテナ工業アリーナ」と
関市立図書館がすぐ隣にあって、
いつも共用の駐車場がすぐ満杯になる。🈵
実は、今の職場に勤め出す前に、
職場を含めた就職転職の合同説明会が
わかくさプラザのホールであって、
ここで仕事内容と面接試験の説明を受けて、
そのときにも駐車スペース探しに苦労して、
このわかくさプラザにはクルマでは
行かない方が良いと思っていた。🚘️❌️
関の都市形成史についての講演会の開催は
1ヶ月前に和歌山県立博物館へ行って
チラシを見て初めて知ったのだが、
会場がわかくさプラザと知って、以来
クルマで直接行かない手段を色々考えて、
長良川鉄道の関市役所前駅が近いことから、
山県から美濃市内へバスで出て、買い物して
長良川鉄道に乗り継ごうと思いついた。💡
山県市内を通り美濃市の中濃庁舎へ行く
岐阜バスの「高美線」の路線バスは、
岐阜地区と中濃地区を連絡する
数少ない公共交通機関で、🚌
高美線終点の中濃庁舎バス停の付近には
スーパーなどロードサイドの店舗が多く、
長良川鉄道の駅へ行くまでに
食事どころが開いていれば昼食に寄れて、🍽️
昼食に寄れなくてもテイクアウトは
スーパーなどで購入出来ると判断した。🍱🍙
岐阜バスの中濃庁舎バス停に一番近い
長良川鉄道の駅は、松森駅。🚉
一番近いと言っても距離は2kmあるが、
松森駅の近くに寄って行きたい場所の
名鉄美濃町線の廃線跡があり、
中濃庁舎バス停から歩くことにした。🚉🚶🚏
懸念するのは、岐阜バス高美線の
中濃庁舎へ行くバスが土日は非常に少なくて、
山県市内を10時前に通るバスしか
わかくさプラザの講演会に間に合う便はなく、
中濃庁舎バス停から松森駅へ移動する
(運行本数の少ない長良川鉄道に乗る)まで
1時間ちょっと時間が出来てしまうことだが、
スーパーやコンビニに立ち寄り
名鉄美濃町線跡を訪ねていれば
時間は過ぎるだろうと思った。🤔
午前9:56に山県市の岐北厚生病院前🚏で
乗車した岐阜バス高美線の中濃庁舎行きは、
女子大生が1人乗っていただけで、👧
岐阜女子大学🚏で女子大生が降りると
私1人だけで40分ほど中濃庁舎まで走った。
沿線地域のために自治体から補助金を受けて
なんとか走り続けている高美線バスだが、
何のために走らせているのだろうか❓️と
乗車していても思ってしまった。
そして冬晴れの心地よい快晴の空の下、☀
中濃庁舎🚏で下車して県道を東方向へ歩き、
近くのスーパー・オークワへ。🛒🚶
このあたりの食事出来る店舗を調べたら、
日曜日定休の店舗が多く、
昼食に食べられるものと飲料を買いに
オークワへ立ち寄った。🛒
そして買い物後はすぐ前の地下道をくぐって
美濃インター隣のセブンイレブンにも寄り、
県道から離れて東海北陸道と国道156号線を
どちらもガードでくぐり抜けて、🛣️
松森の古い集落の中を歩いた。🚶
かつてはこの松森集落の中に名鉄美濃町線の
線路が通っていて、1999年(平成11年)に
新関~美濃間が廃止された後、
美濃市内区間の大部分が遊歩道に転用され、
松森地区内もきれいに遊歩道になった。
10年前に岐阜の徹明町から美濃まで
廃線跡を全線たどって歩いたのだが、
👉️ブログ
歩いてから10年の月日が経って
変化はあっただろうか❓️と思い、
長良川鉄道の松森駅へ行くまでに
見に寄ってみることにした。
松森集落の家並みの中を通る
名鉄美濃町線廃線跡は、
10年前にたどったときと
何も変わっていなかった。😮
名鉄松森駅跡。
県道の北の遊歩道。
この名鉄美濃町線跡から東へ進むと
5階建てアパートの裏手から
長良川鉄道の線路が接近してきて、🛤️
県道はガードでくぐるが、
松森集落の中の道路は少し登り坂になって
踏切で長良川鉄道の線路と交差している。
その踏切のすぐ北側に
長良川鉄道の松森駅があり、🚉
ここから関市役所前駅まで2駅だが乗車する。
2駅・5分ほどの乗車で到着した
わかくさプラザ最寄りの関市役所前駅は、
わかくさプラザや隣接する関市役所の
確かに最寄り駅ではあるが、
一面田んぼの中の一直線の線路に面して、
だだっ広い中にホーム1本ポツンとある駅。🚉
駅の南で交差する2車線道路を東へ進み、
一番西にJAめぐみのの関支店がある
大きな施設が幾つも集まったゾーンの北側を
わかくさプラザを目指して進む。🏢🚶
建物群の北側に広がる駐車場は
案の定ほぼ満車だった。🅿️🈵
そしてわかくさプラザの建物の
中へ入っていくと人が多く、
窓に面したテーブル付きの椅子では
ノートと筆記具を広げて勉強している
中高校生も多かった。📓✏️
ここのホールで開催される講演会の
「古地図と地割からみた関の都市形成史」は
13時30分からの開催で、🕜️
到着したのが12時30頃だったため、
買ってきた昼食を建物のすぐ外で食べて
講演会入場の受付が開始したのを見て
12時50分頃に受付で資料をもらって
会場のホールの中に入った。
観客席は可動式だろうか、💺💺💺
劇場のような段々の客席が出来ていて、
映画鑑賞時と同様にステージやスクリーンを
観やすい座席を探して着席して開演を待つ。
開演40分前に着席したら、後から後から
観客が入ってきて着席して、開演直前には
300席ほどの会場ホールは
観客で満席近くになっていた。
今回の関鍛冶伝承館の企画展
「刃物のまち関と鍛冶の700年
ー江戸時代の関まちー」の関連講演会は、
NHK『ブラタモリ』で何度か解説役を務めた
歴史地理学者の山村亜希・京都大学教授が
関の中心市街地の成り立ちと
中世~近世の市街地の変遷について
古地図の説明を交えて解説するもの。
中濃盆地に位置し古来物流の集散地で、
交通の要衝で物資が集まることで
日本有数の鍛冶産業が発展し、⚔️🔪
中世から美濃国中央部の武儀郡の
中心経済都市として発展した歴史と
戦国時代の1550年頃を境に突如として
市街地が東隣の台地へ移転して
碁盤の目の新しい市街地になったことまで
詳しく分かりやすく解説された。
企画展を開催中の関鍛冶伝承館には
昨日スマホの買い替えのため
近くへ行った後で企画展を観に行った。
関連講演会で解説があった古地図の
原本の古地図が展示され、
江戸時代の関の町人が署名した証文や
領主や寺院の関係資料も並んでいた。
講演会は関市街地の歴史を解説して
関刃物伝承館に展示中の史料の
背景や周囲とのつながりが
よく分かる内容だったと思った。
山村先生の話しぶりは非常によく分かり、
90分間ずっと真剣に傾聴出来た。
出来れば戦国時代の関城主の長井氏や
江戸時代の関領主の大島氏の
関町支配の様子も分かれば良かったが、
歴史地理学の講演としてここまで
内容が理解出来れば充分だと思った。🤗
これまで、関市街地の歴史をちゃんと
年代順に追って理解したことはなく、
歴史地理の講演会を聴いて、このような
理解を深められる場に巡り会えたことは
本当に良かったと思った。🤣
講演会に大満足して帰路につくが、
帰り道の交通手段を迷いながら
とりあえず関駅へ10分ほど歩いた。🚉🚶
長良川鉄道で美濃太田駅経由にするか、🚃
隣接する関シティターミナル🚏から
岐阜バスの路線バスでJR岐阜駅へ出るか
考えていたが、ちょうど関駅に
特別観光列車ながらが到着して
関駅のホームに乗客が増えたことから
バスでJR岐阜駅へ出ることにした。🚌
関シティターミナル🚏から乗車した
JR岐阜駅北口行きの岐阜バスは、
平日夕方は大渋滞する国道156号線を
スムーズに走って行き、
夕暮れ前にJR岐阜駅に到着し、
順調に帰宅出来た。🏡🚌