ウバステ

真梨幸子 小学館 2024年9月



 

 


逗子の実家に独りで暮らす駒田世津子は小説家。20年前、自身の作品『ウバステ』がTVドラマ化された縁で、元TV局プロデューサーの小野坂哲子、シナリオライターの舘川信代、女優の千田友枝、監督の妻だった谷崎寿々の5人で食事会を続けている。世津子の還暦パーティから三年たった冬、寿々が千駄木のアパートで孤独死したという知らせが入った。謎多き死に一同は憶測をめぐらす。年が明けると、寿々の元夫である梶谷も不審死を遂げた。食事会のメンバーにはそれぞれ、2人から遺書めいた年賀状が届いていた。



20年前のドラマ「ウバステ」の関係者5人が今も集まって食事会を続けている。
そのうちのひとりが孤独死する……

孤独死した 時の身元確認とか、引取先とか、住んでいた住居の後始末とか、問題が多い。

たいへん!



おひとり様の終活。


読んでいくつうちに、だんだんとおそろしくなってきた。



高級老人ホーム「ユートピア逗子」

お金のある者と別館の入居者の待遇の違い……

これはひどすぎる。


お金は必要。それに加えて健康でないといけないと思い知らされる。


おひとり様でない場合、遺産相続で、もめることもある。


終活ノート、元気なうちに、書いておかなければーという思いが強くなった。



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