松岡まどか、起業します

AIスタートアップ戦記

安野貴博 早川書房 2024年7月



 

 

日本有数の大企業・リクディード社のインターン生だった女子大生の松岡まどかはある日突然、内定の取り消しを言い渡される。さらに邪悪な起業スカウトに騙されて、1年以内に時価総額10億円の会社をスタートアップで作れなければ、自身が多額の借金を背負うことに。万策尽きたかに思われたが、リクディード社で彼女の教育役だった三戸部歩が松岡へ協力を申し出る。実は松岡にはAI技術の稀有な才能があり、三戸部はその才覚が業界を変革することに賭けたのだった――たったふたりから幕を開ける、AIスタートアップお仕事小説!





内定取り消しを言い渡された松岡まどかが、

どんな内容の会社にするのかの展望もないまま、起業するなんて、なんて無謀なと思った。


しかし、やり手の三戸部歩の協力を得て、なんとか会社を立ち上げる。



自分の得意なことは何なのか?何をしたいのかを真剣に考える。



順風満帆とはいかない経営、さまざまな問題が持ち上がる。その時、どんな決断をするのか?

いったいどうなっていくのかと、ハラハラしながら読んだ。


今の時代にあったお仕事小説。

とても面白かった。



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