シルバー保育園サンバ!
中澤日菜子 小学館 22024年10月
銀治は、定年退職後に妻から離婚を言い渡され、孤独で怠惰な日々を送っていた。暇を持て余し、シルバー人材センターからの様々な仕事を担っている。ある時、保育園の草むしりの仕事が入り、担当することに。銀治は、人と接すること、特に女性と子どもは大の苦手。渋々保育園に向かうが、次々に巻き起こるハプニングに対応し、その活躍が認められた銀治は、熱烈なリクエストによりそのまま嘱託職員となるはめに。
当初は銀治を怖がっていた子どもたちもだんだん慣れてなつくようになり、人付き合いが苦手な銀治も徐々に保育士たちとも打ち解けていく。日々、子どもや周囲の人たちと接するなかで、孤独だった銀治の心には少しずつ変化が。そんなある日、定年退職後に離婚し離れて暮らす娘について、衝撃の事実を知る――。そして銀治は、自分自身が蔑ろにしてきた「本当に大切なこと」に向き合うようになっていく。長い間蓋をしていた感情が蘇り、前向きに変わっていく銀治。勇気を振り絞って行動することや、あきらめないことの大切さ、いくつになっても後悔は取り戻せるということ・・・・・・。人生に大切なたくさんのことを笑いと共に教えてくれる、人生応援小説。
仕事を理由に家事育児は妻に任せっきりだった銀治。定年退職後、離婚してひとり暮らし。
シルバーセンターから依頼を受けた仕事をしていた。
ある時、保育園の草むしりの仕事をきっかけに保育園の嘱託職員になることに~
女性子どもと接するのが苦手。家事育児をしたことがない銀治の保育園での奮闘記。
笑える場面が多かったけど、子どもたちや保育士と接していくなかで銀治が変わっていくところがよい。
障害のある子は、普通の保育園で健常児と過ごすのがいいのか、療育園でその子にあった保育を受けるのがいいのか?
簡単に答えがでないと思った。
卒園式は感動!
家族とも真剣に向き合うようになった銀治。
悲しい出来事だけど、少しはわかりあえてよかった。
お気に入り度⭐⭐⭐⭐