結局・・・。
wikiでちょろっと調べただけだ。(過去参考記事→教育にも市場機能の導入を 、サヨクが発狂しちゃいそうな北欧の政策 )
スウェーデンのフリースクールという制度。
実質的に誰でも(親の集まりや地域社会・先生の集まりなど)それぞれに教育理念に基づいて、学校を開校できる。利益を目的とした学校を開校することが可能な制度である。(なんていうと表現が悪いが株式会社でも可能ということかな)。宗教系の学校なども設立可能だ。
当然ニーズのない学校は淘汰され廃校に追い込まれる。
費用は生徒は負担しない。教育バウチャーによって生徒の数に応じて政府がその費用を学校に払う。
その理念は教育の提供者の地位を国(政府)が独占せず多様なニーズに応じた教育を提供すること。ただし、従来の私立学校とは違って授業料は国が払うので無料。よって貧困層の生徒でも自分のニーズにあった学校に通うことができる。ただし、フリースクールは生徒の選抜をしてはいけないというルールになっているらしい。
現在1100のフリースクールがあり、そのうち800は利益目的の学校チェーンの企業が展開しているらしい。
スウェーデン政府は“教育の場に市場機能を持ち込んだNO1の国だ”と誇り高々(?)に宣言したとか。(サヨクが涙目になるだろう。笑)
ちなみにスウェーデンの一人当たりの生徒のコストが年間60万程度。日本が100万程度というから、為替や物価などの問題があるものの、ひょっとしたら市場機能の導入でコストが下がっているのかもしれない。
しかし、重要なところはそこではない。僕がこの制度をいいと思う点は(繰り返しの部分も含まれるが)
①公立学校以外のしかも多様な選択肢が従来私立学校に行けなかったような貧困層の生徒にも提供される。
②フリースクールは当然、生徒を集められなければ廃校に追い込まれるから良質なサービスを提供しようと努力するインセンティブが生まれる
③当然、公立学校にもフリースクールと競争するインセンティブが生まれる
④利益を出すことが公に認められるからコストを抑える工夫がなされる。さらに、その利益を使って(利益が出ているということはいいサービスが提供されているわけだから)良質なスクールチェーンが多くの地域で提供される。
というあたりだろうか。
もちろん、スウェーデンでも批判はあるらしいけれども。
でも、日本に導入してほしい。私立学校は従来どおりでいいと思う。生徒の選抜は可能にし、授業料は生徒持ち。私学助成金なんてのは廃止でいいんじゃないだろうか?(そもそも小学校とか中学校にはないんだっけか?)
そして、フリースクールは自由に株式会社なども設立可能。ただし、生徒の選抜は不可。費用を追加で生徒に求めるのも不可。
それと普通の公立学校。という三本の矢(?)でいいんじゃないだろうか。
そうすれば、繰り返すがお金がないから私立学校にいけませんなんていう状態もなくなる。学校の選択肢も広がるし。学校間の生徒獲得競争は高まってよりよい教育・より多様な教育サービスが提供されるだろう。
ただ、私立学校からフリースクールに大量に生徒が流れた場合にはその財源は国が負担しないといけない。その負担に国が耐えられるか。現在私立の中学校に通う生徒の割合は7%程度だからこのうちの半分がフリースクールに流れるくらいなら財政負担的には大丈夫のような気がする。(http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/education/4.html )
私立に通う生徒が増えてくる中学校はフリースクールは認めず、小学校段階のみで認めるというのもいいかもしれいない。もちろん、義務教育の範囲を出て、しかもかなり多くの生徒が私立に通う高校生には国が大量にお金を払うことはなじまないだろう。
ま、一番の問題はサヨクと日教組の発狂かな。でも、意外とサヨクの東大出身の議員の子供とかいい私立に行ってたりするんじゃないのって思うけど。笑。先生の子供も。まずは自分の子供を公立に通わせてから反論を言ってほしいね。
参考サイト↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Education_in_Sweden#Free_schools_in_Sweden
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