■頼る相手は獅子身中の虫
一日服喪したので本題。
松岡大臣の背景、
結局サーベラス問題と構図は似ているような・・・
緑資源機構、前身の公団元理事自殺か
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070529AT1G2900S29052007.html
(日経)
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で核心に触れる突っ込みを団長がされているんですが
↓
もしもし亀よ亀さんよ~♪
議員さんで自殺したのは過去5人で
5人中4人が国民新党の亀井静香氏 繋がりな件について。(w
http://antikimchi.seesaa.net/article/43230860.html
(アンチキムチさん)
なにが言いたいのかというと
小泉さんがドラスティックにいじってしまったアングラ社会の構図の
今も続く流動的な変遷に巻き込まれた松岡大臣ということです。
彼は、旧来型の利権構造と新利権構造の境目に挟まれていたといえます。
■松岡辞任を強硬に反対していたのは二階せんせ
大阪・和歌山で仕事をしていますと、
職業柄、少々胡散臭い光景を目にすることも多い。
特にゼネコンなんかの子息の結婚披露宴なんかにもよくお邪魔するのですが
「○○せんせはあの人と へぇ~」
「○○さん、あのせんせと昵懇なんだ~」
「二階せんせ・・・・なるほど」
というのを目の当たりにできます。
二階せんせもよくお見受けします。
単なる列席ならよくある景色ですが
利権に関わる席ですので、他の列席のメンツへの態度がわかりやすい。
で阪和地域というのは、我が国のアンタッチャブルな利権の構図の
縮尺版みたいなところで、アングラな利権の構図の変遷の
カタログのような世界なのです。
ところで党内の松岡更迭論にもっとも反対していたのは二階せんせ。
二階せんせというのは自民党のためには一切動いておりません。
ドラスティックな政権移譲があった場合、
例えば民公連立なんかも視野に入れた
天秤活動に余念がないのです。
そのせんせは創価学会および民主主流派(小沢ではない)と
深い交流があります。
また自由党農水産業部長時代以来の農水人脈は
今も保たれています。
だから緑資源機構に関わる情報など
森林公団時代から把握しているのです。
でMOF担に隠れていましたが
ノーパンしゃぶしゃぶ顧客名簿
http://www.rondan.co.jp/html/news/roran/
の農水食人士の中に
二階せんせに顎で使われていた人物が何人もおります。
ところで、きっこさんのように、安倍首相をとてつもない大物と
思い込んでいる人が多いのですが
安倍さんははっきりいって、政治力学に必要な種まきをせぬまま
国政の頂点に上り詰めた・・・謂わば政治基盤を固める前に
総理に就任した、非力な存在なのです。
だから国対に与野党縦断的なパイプを持つ二階さんを頼るしかなかった。
それがそもそもの誤算であります。
↓
「二階マジック」
http://www.incl.ne.jp/hase/media/apple/apple189.html
(馳浩議員)
ところがこの二階さんがとんでもない食わせ者なわけです。
■新同和利権のキャスティングボードを握るのは学会
何から書けばいいのかわからないぐらいややこしいのですが
大阪から見る世相ってな感じで・・・
ノックさん
http://ameblo.jp/disclo/entry-10032938669.html
で端折った話からはじめると
ノックさんが、例のハンナンの浅田会長を激怒させた案件に
古財知事審議監人事というのがあります。
(適当に検索すると出てくると思います)
これは対同和利権姿勢なわけで、旧来の利権構造に
衝撃を与えました。
(実際に理解していたのは知事と浅田会長ぐらいといわれています)
ところが世間ではハンナンと府政の癒着ととらえた。
実際はノック後の古財審議監(環境農水部長)が
太田知事に丸めこまれたというのが実態でしょう。
で経緯はともあれ、現在の太田房江知事が誕生するわけです。
これは大企連(解同)=野中せんせと
創価学会の共同作業であります。
これは旧来のアングラ利権の構造です。
旧来のアングラ利権の構造はなんだというと・・・
あまりフルキャストのシーンはないのですが
こんな感じ。
↓
利権のために創設した緑化事業 日中友好団体に多額助成の証拠
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H16/1604/1604114evidence.html
(国民新聞)
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これはシナ利権でありますが奇しくも同和利権のフルキャストとなっています。
このうち、主たる政治家である鈴木・野中・亀井の三議員は排除されました。
そうです、小泉改革です。
ではなぜ、小泉さんは、こんなアンタッチャブルな掃除ができたのか?
それは本人に柵がなかったことと
圧倒的な支持率、
そしてCIAの協力でしょう。
それともう一つは稲○会という安全装置です。
ハンナン案件にメスを入れるということは
山口組にメスを入れるということです。
この安全装置を生かしたからこそ、同和利権をいじることが出来たともいえます。
結果的に稲○会が小泉さんを守ることになった。
この安全装置を引き継がなかったところにも
政権の混迷の一因を見ることができます。
その混迷の一端?
↓
松岡利勝農林水産相自殺の背景
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50385264.html
(オフィス・マツナガさん)
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これはハンナン絡みの菱関係の負債だと思うのですが
この追い込みには背景があるようで、
学会・解同の新同和利権組が
松岡さんに対し、
安倍スキムの中で、自分たちの傀儡となるのか
決別するのかを強迫的に迫ったというのが実情だと思います。
これは未確認な情報ですが
先に自殺した地元関係者が複数の関係先に資金関係の相談をしていたと。
これが事実なら、
松岡さんの多大な負債の借換先、肩代わり先を当たっていたのでは
ないかと思います。
もちろん旧来の利権構造との柵は、金銭だけのものではないでしょうが
すくなくとも大きな刺であったことは間違いないでしょう。
きっこさんらが標榜する闇の構図・・・・
最近、耄碌の目立つ立花さん・・・日共研究のころの冴はどこへやらですが
↓
「謎の自殺」遂げた松岡農水相 安倍内閣が抱える「闇」の正体
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070528_yami/index.html
(日経BP・立花隆)
あまりにも浅い見解に引いてしまいます。
私は何度も言うように安倍さん擁護とかではないのですが
我が国の本当の問題から目を逸らさせるような安易なストーリーには
どうも胡散臭い背景を感じてしまうわけです。
ハンナンを象徴とする同和利権は
二階氏を蝶番とする、学会、民主主流左派の間で
再構築されつつあるという実態に気づくべきです。