「犬猫は一緒に避難所に入れますか。」
そう、常総市役所に夕方電話したら、連れてきて下さい、何とかなるでしょうとの話でした。ケージに入るか、リードがついていれば。
ところが、実際行ってみたら、本部の方針で、ペットは避難所ではご遠慮頂いています、人命最優先です、と言われました。本部はどこですかと聞くと、災害対策本部のことだそうです。
「犬を連れて避難できないなら、私は家に残り、犬と死にます」
常総市民から、声が届きました。
私は、朝から、常総市役所環境課とは交渉を続け、避難所での同伴避難の説得に努めてきましたが、このような結果になって、たいへん残念です。生活環境課の職員さんには、環境省ホームページから「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」をダウンロードして課長さんにお見せするようお願いしていました。わかりましたと回答頂きました。
また、常総の犬は、常総野犬シェルターで一時預かりをしお世話いたしますと、朝から連絡しておりました。
4年前の東関東大震災発生時、多くの避難所で、犬猫が受け入れられないことから人命も、被災者の精神も犠牲になった、ペット同伴避難不可には、大きな問題があると指摘されております。
動物愛護法改正では災害時に動物が適正に飼養保管されるための第六条第2項3が設けられ、茨城県も動物愛護管理推進計画を改めました。
また、茨城県からは、各自治体に対し、避難所での動物受け入れのお願いをしてこられたそうです。今回の水害発生でも、茨城県は各自治体に、避難所の同伴避難を求める通達を出したそうです。
改正愛護法は、震災で消えた小さな命展の全国展開や、被災動物の受けた痛み、飼い主が受けた傷を忘れまい、2度と繰り返すまいとする、様々な民間人の運動と思いの結晶でもあります。
環境省も茨城県も進めているペット同伴避難がなぜ、常総市に受け入れられないのでしょうか。野犬多発地帯の常総、汚名挽回を図るべき今、なぜまた後戻りしなければならないのか。
避難所で、同伴避難をあたりまえのことと受け入れる、そうでなければ、今までと同じ、犬猫殺処分数最多の、ワースト茨城県のままでしょう。
ベットはご遠慮頂いております。
豊岡小学校の体育館で、今、そのように言われました。
朝まで、これを撤回するよう、働きかけをします。
人が大事、動物も大事、今はそんな世の中です。
会員の皆さんに、お住まいの自治体に電話をし、住民としてそれぞれの避難所への犬猫の同伴避難を求めるよう呼びかけました。
(byおかめ)