機動戦士ガンダム00 2nd SEASON #19「イノベイターの影」
「何をする? そんな事決まってるわ。
だって私は……イノベイターなんだから」
クラウス・グラードやシーリン・バフティヤールたちカタロンの隠れ家。
彼らと共に共に身を隠していたマリナ・イスマイールたちだが、アロウズに隠れ家の場所が知れてしまう。
扉の向こうで銃を構える兵士に向かって銃を撃とうとする少年ヨセフを庇うマリナ。
クラウスが咄嗟に銃を向けていた保安局員を撃ってその場から逃げ出したマリナたち。
えっと、最初の銃声は何処向かって飛んだの? あれは明らかにクラウスの撃ったサブマシンガンの音じゃないよな。
20世紀に作られた防空壕を通り、裏山へ向かうシーリンはマリナに獣たちと共持つように告げるが、マリナは子供達の瞳を真っ直ぐに見られなくなるからと拒絶する。
しかし子供を守るため、銃を取らなければ自分はともかく子供の命が奪われてしまうという事は考慮しないのか、この姫様。
襲撃を掛けてきたアロウズに立ち向かうガンダムたち。
まずはダブルオーライザーの刹那・F・セイエイが先行して敵陣に斬り込み、沙慈・クロスロードにルイス・ハレヴィ機を探索させる。獅子奮闘するダブルオーライザーに攻撃してくるリヴァイヴ・リバイバルのガデッサは、ティエリア・アーデが応戦する。
必死にルイスを探し求める沙慈だが、ルイスの姿は見つからない。
凄いね、ダブルオーライザー一機で10機以上のモビルスーツに優勢に戦ってるよ。
左右から襲撃を掛けてきた敵増援部隊に対して、ロックオン・ストラトスとアレルヤ・ハプティズム、ソーマ・ピーリスが応戦。
「ミサイルで弾幕を張る。マリー」
「ソーマ・ピーリスだ!」
その会話いつまで続けるんだよ。
ソーマはアリオスと分離すると、単身ガンアーチャーでセルゲイ・スミルノフの仇であるアンドレイ・スミルノフを必死に探そう暴走し、アレルヤは必死にソーマを止めようとする。
ソーマは流石に強いね。たぶんハレルヤの出てこないアレルヤよりも強いよ。
ロックオンはシールドビットのアサルトモードで対応。
アニューのためにロックオンは戦ってます。
シールドビットは単に防御だけでなく、攻撃にも転用出来たようです。
リボンズ・アルマークはヒリング・ケアからダブルオーが出撃していると聞いて驚く。
ヴェーダの予測では刹那の細胞異常は致死レベルに達しているにもかかわらず、戦えている事がツインドライヴと関連しているのではないかと気付く。
「まさか! 変革を始めたというのか……
刹那・F・セイエイ」
ツインドライヴの粒子が刹那の肉体構造も変えて来ているのという事なのかな。
もしかするとイノベイターの近い存在になりつつあるのかな。
未だルイスを見付けられないでいた沙慈は、プトレマイオスⅡに接近する不審な隕石を発見。
ヒリングに邪魔されながらも、トランザムライザーを発動し、ガデッサにダメージを負わせるとプトレマイオスへと急行する。
トランザムライザーの放つGN粒子で、刹那や沙慈の心が他のメンバーにも伝わり、アレルヤが復活して笑う。
「ハハハハハッ!
この加速粒子!!
俺等の脳梁思波にビンビンくるぜぇ!!
そうだろうぉ、アレルヤァァァァァ!!!!」
ハレルヤ、どうやらトランザムライザーのGN粒子を浴びた時にだけ、一時的に復活する仕組みとなっていたようです。つまりトランザムライザーが近くにいると、アリオスは自動的にパワーアップする仕組みという事か。
隕石に潜んでいたルイス達に、気付いたプトレマイオスはミサイルで撃ち落とそうとするが、そこに沙慈と刹那の止める声が聞こえてくる。
グッドマン……二番煎じの戦術ですか。
スメラギさんも二度も通用しないというなら、隕石から出現するまえに撃ち落としましょうよ。それは通用しないのではないと思いますよ。
戦場に光り輝くダブルオーの輝きに、ルイスはまさかと驚く。
“ずっと待ってた! 会いたかった!!”
「兵器ではなく……破壊者でもなく……
俺と、ガンダムは変わる!」
“ルイス!!!”
ルイスの下に向かうダブルオーライザー。
間に割って入ったアンドレイは一瞬で弾き飛ばされた(爆) もはや存在すら気付かれてないぐらいの勢いで弾かれたよ、小熊。
ルイスへ必死に呼びかける沙慈の声に気付いたルイス。
ガンダムと刹那がただ破壊するものではなく、創造するものに変革を始めた。
破壊の後の創造が始まったという事でしょうか。
ミレイナ・ヴァスティはトランザムライザーが放つ粒子量が通常の7倍も示しているとビックリする。
「聞こえたわ、刹那。
アナタの声が……アナタの思いが」
ダブルオーライザーの力に驚くクルーの中で、スメラギ・李・ノリエガが呟く。
スメラギさんも刹那の変化に気付いたようです。
光り輝くトランザムライザーに捕らえられたルイス機。
沙慈の呼びかけがルイスとの心を繋ぐ。
……今回は裸祭りではなく、なんと異空間誕生。凄いよ、トランザムライザー。
宇宙から地球を眺めるルイスと沙慈の2人。
「綺麗だ。
……5年前も、こうやって2人で、地球を見たよね。
あの時ボクは、この青い地球をみて、宇宙で働こうって決めたんだ。
そしていつか、この景色をもう一度キミと見ようと、そう思ったんだ」
「もう会わないと決めていたのに」
青い地球をいつかルイスと見たいと思っていた沙慈。もう合わないと決めていたルイス。
ルイスの言葉に沙慈は一瞬驚きながらも、言葉を繋ぐ。
「でも、僕たちはこうして出逢えた。
ずっと待っていたんだ、キミを……
この宇宙(そら)で!!」
沙慈はルイスに訴えかける。
「戻ろう、ルイス。あの頃へ!
何もかも穏やかだった、あの日常へ」
しかしルイスは「出来ない」と沙慈の気持ちを拒絶する。
沙慈はソレスタルビーイングではなく、ただ巻き込まれてあの場所にいるだけだという沙慈だが、ルイスが拒むのはそれが原因ではない。
ルイスは沙慈に銃口を突きつける。
「統一世界……恒久和平を実現するため、私はこの身を捧げたの。
世界を乱すソレスタルビーイングを倒す為に!
そしてママとパパの仇を!!」
むしろ後者の方がメインだと思われる。
「邪魔をしないで!
もし邪魔をするなら、アナタを撃つ」
「おかしいよ! おかしいよ!
キミはそんな女の子じゃなかった」
強い眼差しで沙慈を見詰めるルイスだが、沙慈はルイスがそんな女の子では無かった。何が彼女を変えたのかと問い掛ける。
「自分で変わったのよ。
自分の意志で」
「それは嘘だよ!
ボクは知ってる。
ルイスの事、優しい女の子だって事……
宇宙に行く為に、一生懸命勉強した事も!
我が儘を言って、相手の気を惹こうとする不器用なとこも!
本当は、寂しがりやだって事も……」
ルイスがどんな女の子なのか知っていると微笑みかける沙慈の言葉に、銃を握るルイスの手が震える。
「ボクは知ってるんだ……ルイス」
「沙慈……」
「ルイス……」
「わ、私は……」
沙慈の言葉に心揺れるルイスを抱きしめる沙慈。
だが、ルイスの脳裏に過去の両親を、腕を失った記憶が甦り、激しい動揺が走る。
決意した沙慈と、ルイスの葛藤の始まり。
苦しむルイス。
そこにアンドレイがやってきて彼らの邪魔をする。
駆けつけるのは良いけど小熊程度の実力では、とてもダブルオーの敵にはならないと思いますよ。
リヴァイヴのガデッサと、ティエリアのセラヴィーガンダムの戦い。
互いに重火器による砲撃戦を得意とする機体でありながら、接近して戦いを繰り広げる。
「その機体、やはり接近戦が得意ではないらしい」
「君の機体程じゃないさ。火力ばかり優先して」
「それはどうかな……トランザム!」
トランザムを起動させたティエリアは、セラヴィーの隠し腕を使ったビームサーベルによる攻撃でガデッサを粉砕。
脱出艇で逃亡しようとしたリヴァイヴをティエリアはセラフィムで捕縛するが、リヴァイヴは小さく笑っていた。
わざと捕まった、と考えるべきなのか。
イノベイターを捕らえるという作戦は、アニューから漏れていたのかもしれないな。しかしその為にガデッサを破壊したのか?
アンドレイの攻撃を回避していたダブルオーライザーはトランザムの限界時間を迎えてしまう。
だが、今度はそこにソーマがアンドレイに斬りかかってくる。
「何故だ! 何故大佐を殺した!」
「ピーリス中尉、何故生きて」
「答えろ!!」
「あなたも、裏切り者かぁ!」
「貴様が言う台詞かあああ!!!!」
全く持ってその通りです。てか、アンドレイ、少しは“会話”をしようや。彼は相手の言葉に耳を貸すという事を知らないのか。
アリオスも駆けつけたのを見たアンドレイは、ルイス機を連れて戦場から離脱。追撃しようとしたソーマをハレルヤが制止する。
セルゲイの仇を討とうとするソーマだったが、沙慈の叫びがそれを止める。
「何も変わらない。
仇を討っても、誰も生き返ったりしない。
哀しみが増えるだけだ。
こんな事してたら、みんなどんどんおかしくなって、何処にも行けなくなる。
前にすら進めずに……」
憎しみが憎しみを呼ぶ連鎖に嘆く沙慈。
一連の戦いを眺めて最後まで参戦しなかったミスター・ブシドー。
「とんだ茶番だな。
あのようなぬるい戦い。
私の好敵手である事を拒むか、少年!
ならば、私にも考えがある」
腕組みをするモビルスーツ……
ミスター・ブシドーとマスラオ、戦闘での出番無し。いきなりビリーとの約束は無視ですよこの人。
何やら策を巡らせてくるようです。
何か戦いたくなるように仕向けるという事だろうが、やはりマリナ様を使ってくる?
裏山に脱出したシーリンは、マリナたちから離れてクラウスとの合流ポイントに向かう。
「マリナ。私は……カタロンは戦っているの!」
クラウスは本当に生きてるのか……
姫様は子供達のために銃を取らない事を決意していますが、しかし今のままではただ戦いから逃げているだけ。
彼女の無抵抗主義は通用しない世界で、果たしてどうやって生きていくのか。
落ち込んだ様子の沙慈の姿に、踵を返す刹那だったが、沙慈は刹那の背中に語りかける。
「戦うよ! ルイスを取り戻すために、ボクは、ボクの戦いをする!!」
自分の戦いをする、改めて決意を固めた沙慈。
第2期が始まった頃のヘタレ沙慈が嘘のようです。
人気投票があれば、序盤は最下位を独走していただろう沙慈ですが、今は結構人気が出てきているのではないだろうか。
代わりに小熊が単独最下位でしょうが。
ソーマがソレスタルビーイングにいたという事実に、セルゲイが軍をずっと以前から裏切っていたと思い込んで怒りを滾らせる。
「沙慈……沙慈……」
沙慈の言葉に激しく心揺れ続けているルイスは、小さくなって沙慈の名を呼び続ける。
「准尉、想いが断ち切れないのか。
ならば私が果たそう。
キミが望む事を。
キミの願いを!」
……なんか、小熊は勝手に人の気持ちを理解したつもりになってるよ。何様ですか、アナタは。
てか、これで小熊が沙慈を殺すことになれば、ルイスはどうするのか。今度はアンドレイにも憎しみをぶつけたりしてきそうな感じもあるなぁ。
ま、彼程度ではダブルオーライザーを撃ち落とすのは到底無理な話なんですけど。
アロウズはモビルスーツの半数が落とされ、リヴァイヴも捕虜に。
アーサー・グッドマンはライセンス持ちも思っていた程ではないと笑うが、ヒリングは自分たちのやり方を判っていないと笑う。
ヒリングは今度の作戦は自分たちだけで実行すると告げる。
ん~、少なくともただ味方を落とされただけのグッドマンにあーだこーだとは言われたくないよな。少なくともマネキン大佐ならもっと上手く戦ってますよ。
明らかにマネキン大佐の時と被害量が違うだろう。
イノベイターの2人も、マネキンが指揮官ならもっと戦いやすかっただろうにな。
そういや、マネキンさんは何時復活するのか。コーラサワーもいなくなっているので、やはりマネキンについて回ってるんだろうな。反逆者になるぞ、という彼女の言葉にも耳を傾けず。
捕虜となったリヴァイヴ。
ヘルメットの下にあったその容姿に驚くロックオン。
スメラギは彼にイノベイターについて問い掛ける。
これでロックオンはアニューがイノベイターだと確信した事だろう。
なんで他のみんなはアニューと同じ顔だって気付かないのだろうか。
特にティエリア辺りは気付いても良さそうなのにな。
ブリッジでは予定進路を外れて航行している事にラッセ・アイオンが気付くが、アニュー・リターナーは光り輝く瞳のまま銃をラッセに向ける。
突然の事態驚くラッセやミレイナ、フェルト・グレイス。
銃声が轟く。
アニューが遂にイノベイターとして覚醒。あ~、これは流石に死亡まではいかなくても撃たれたんだろうな。
基本的にあの目が輝いている状態だけが、アニューがイノベイター化している時なんでしょうが、リヴァイヴが脳梁思波を送り続けているのか、それとも近くにいるから無条件で発動しているのか。
笑うリボンズ。
「ダブルオーガンダムは、このボクにこそ相応しい……
キミもそう想うだろ、リジェネ」
「もちろんだよ、リボンズ」
リボンズの言葉に頷くリジェネ・レジェッタ。
「フッ……心にも無い事を」
リジェネの動きを呼んでいたリボンズ。
ソレスタルビーイングとの接触を待つ王留美。
ヴェーダの所在をソレスタルビーイングに伝えればイノベイターの計画に狂いが生じると笑う王留美だが、紅龍が艦の制御が狂っている事を伝える。
ヴェーダによる介入だと気付いた王留美。
リボンズはリジェネを叩く。
「キミはやんちゃが過ぎる。
今度勝手な真似をしたら……判ってるね」
脅しを掛けるリボンズに、悔しげにするリジェネ。
この2人の確執は最終的にどうなるのかが見えないが、リボンズをリジェネが殺すのか?
脱出もままならない王留美たち。
通信回線によりネーナ・トリニティの笑い声が聞こえてくる。艦の制御を奪ったのは彼女の仕業だった。
「なんでも持ってるくせに。
もっともっと欲しがって……
そのくせ中身は空っぽ。
私ね、そんなあんたがずーと嫌いだったの!
だから、死んじゃえば良いよ!!」
ネーナによる攻撃により、艦が大破していく。
「私は……私は世界の……変革を」
爆発の中、留美を守ろうと飛びつく紅龍。
ネーナの狂気に満ちた笑い声が谺する。
果たして2人の運命は? 紅龍が命がけで留美を守り、一命を取り留めるのかな。でないとヴェーダの所在は判らないままになるだろうし。
で、兄が死んだ事で王留美も変わっていくというのが妥当なところか。
てか、ネーナはリボンズに協力したのか? にぃにぃズの仇だろうに。王留美が嫌いだから、彼女を殺す事だけは力を貸してるのか。
なんにしても、ネーナは最後には死にそうだね。
次回 #20「アニュー・リターン」 戻るべきは故郷か、愛する男の下か
次回はアニューによるダブルオー強奪作戦。
しかしアニューがイノベイターとしての記憶を奪われていた間に芽生えてしまった愛情がリボンズにとって予想外の結果を作るという事なのかな。
ロックオンの手で死ぬという事も考えられるけど、そうなるとまたトレミーのブリッジが人手不足になるし。
……そう言えばイアン・ヴァスティは何処消えた?
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アニメ 感想 レビュー
だって私は……イノベイターなんだから」
クラウス・グラードやシーリン・バフティヤールたちカタロンの隠れ家。
彼らと共に共に身を隠していたマリナ・イスマイールたちだが、アロウズに隠れ家の場所が知れてしまう。
扉の向こうで銃を構える兵士に向かって銃を撃とうとする少年ヨセフを庇うマリナ。
クラウスが咄嗟に銃を向けていた保安局員を撃ってその場から逃げ出したマリナたち。
えっと、最初の銃声は何処向かって飛んだの? あれは明らかにクラウスの撃ったサブマシンガンの音じゃないよな。
20世紀に作られた防空壕を通り、裏山へ向かうシーリンはマリナに獣たちと共持つように告げるが、マリナは子供達の瞳を真っ直ぐに見られなくなるからと拒絶する。
しかし子供を守るため、銃を取らなければ自分はともかく子供の命が奪われてしまうという事は考慮しないのか、この姫様。
襲撃を掛けてきたアロウズに立ち向かうガンダムたち。
まずはダブルオーライザーの刹那・F・セイエイが先行して敵陣に斬り込み、沙慈・クロスロードにルイス・ハレヴィ機を探索させる。獅子奮闘するダブルオーライザーに攻撃してくるリヴァイヴ・リバイバルのガデッサは、ティエリア・アーデが応戦する。
必死にルイスを探し求める沙慈だが、ルイスの姿は見つからない。
凄いね、ダブルオーライザー一機で10機以上のモビルスーツに優勢に戦ってるよ。
左右から襲撃を掛けてきた敵増援部隊に対して、ロックオン・ストラトスとアレルヤ・ハプティズム、ソーマ・ピーリスが応戦。
「ミサイルで弾幕を張る。マリー」
「ソーマ・ピーリスだ!」
その会話いつまで続けるんだよ。
ソーマはアリオスと分離すると、単身ガンアーチャーでセルゲイ・スミルノフの仇であるアンドレイ・スミルノフを必死に探そう暴走し、アレルヤは必死にソーマを止めようとする。
ソーマは流石に強いね。たぶんハレルヤの出てこないアレルヤよりも強いよ。
ロックオンはシールドビットのアサルトモードで対応。
アニューのためにロックオンは戦ってます。
シールドビットは単に防御だけでなく、攻撃にも転用出来たようです。
リボンズ・アルマークはヒリング・ケアからダブルオーが出撃していると聞いて驚く。
ヴェーダの予測では刹那の細胞異常は致死レベルに達しているにもかかわらず、戦えている事がツインドライヴと関連しているのではないかと気付く。
「まさか! 変革を始めたというのか……
刹那・F・セイエイ」
ツインドライヴの粒子が刹那の肉体構造も変えて来ているのという事なのかな。
もしかするとイノベイターの近い存在になりつつあるのかな。
未だルイスを見付けられないでいた沙慈は、プトレマイオスⅡに接近する不審な隕石を発見。
ヒリングに邪魔されながらも、トランザムライザーを発動し、ガデッサにダメージを負わせるとプトレマイオスへと急行する。
トランザムライザーの放つGN粒子で、刹那や沙慈の心が他のメンバーにも伝わり、アレルヤが復活して笑う。
「ハハハハハッ!
この加速粒子!!
俺等の脳梁思波にビンビンくるぜぇ!!
そうだろうぉ、アレルヤァァァァァ!!!!」
ハレルヤ、どうやらトランザムライザーのGN粒子を浴びた時にだけ、一時的に復活する仕組みとなっていたようです。つまりトランザムライザーが近くにいると、アリオスは自動的にパワーアップする仕組みという事か。
隕石に潜んでいたルイス達に、気付いたプトレマイオスはミサイルで撃ち落とそうとするが、そこに沙慈と刹那の止める声が聞こえてくる。
グッドマン……二番煎じの戦術ですか。
スメラギさんも二度も通用しないというなら、隕石から出現するまえに撃ち落としましょうよ。それは通用しないのではないと思いますよ。
戦場に光り輝くダブルオーの輝きに、ルイスはまさかと驚く。
“ずっと待ってた! 会いたかった!!”
「兵器ではなく……破壊者でもなく……
俺と、ガンダムは変わる!」
“ルイス!!!”
ルイスの下に向かうダブルオーライザー。
間に割って入ったアンドレイは一瞬で弾き飛ばされた(爆) もはや存在すら気付かれてないぐらいの勢いで弾かれたよ、小熊。
ルイスへ必死に呼びかける沙慈の声に気付いたルイス。
ガンダムと刹那がただ破壊するものではなく、創造するものに変革を始めた。
破壊の後の創造が始まったという事でしょうか。
ミレイナ・ヴァスティはトランザムライザーが放つ粒子量が通常の7倍も示しているとビックリする。
「聞こえたわ、刹那。
アナタの声が……アナタの思いが」
ダブルオーライザーの力に驚くクルーの中で、スメラギ・李・ノリエガが呟く。
スメラギさんも刹那の変化に気付いたようです。
光り輝くトランザムライザーに捕らえられたルイス機。
沙慈の呼びかけがルイスとの心を繋ぐ。
……今回は裸祭りではなく、なんと異空間誕生。凄いよ、トランザムライザー。
宇宙から地球を眺めるルイスと沙慈の2人。
「綺麗だ。
……5年前も、こうやって2人で、地球を見たよね。
あの時ボクは、この青い地球をみて、宇宙で働こうって決めたんだ。
そしていつか、この景色をもう一度キミと見ようと、そう思ったんだ」
「もう会わないと決めていたのに」
青い地球をいつかルイスと見たいと思っていた沙慈。もう合わないと決めていたルイス。
ルイスの言葉に沙慈は一瞬驚きながらも、言葉を繋ぐ。
「でも、僕たちはこうして出逢えた。
ずっと待っていたんだ、キミを……
この宇宙(そら)で!!」
沙慈はルイスに訴えかける。
「戻ろう、ルイス。あの頃へ!
何もかも穏やかだった、あの日常へ」
しかしルイスは「出来ない」と沙慈の気持ちを拒絶する。
沙慈はソレスタルビーイングではなく、ただ巻き込まれてあの場所にいるだけだという沙慈だが、ルイスが拒むのはそれが原因ではない。
ルイスは沙慈に銃口を突きつける。
「統一世界……恒久和平を実現するため、私はこの身を捧げたの。
世界を乱すソレスタルビーイングを倒す為に!
そしてママとパパの仇を!!」
むしろ後者の方がメインだと思われる。
「邪魔をしないで!
もし邪魔をするなら、アナタを撃つ」
「おかしいよ! おかしいよ!
キミはそんな女の子じゃなかった」
強い眼差しで沙慈を見詰めるルイスだが、沙慈はルイスがそんな女の子では無かった。何が彼女を変えたのかと問い掛ける。
「自分で変わったのよ。
自分の意志で」
「それは嘘だよ!
ボクは知ってる。
ルイスの事、優しい女の子だって事……
宇宙に行く為に、一生懸命勉強した事も!
我が儘を言って、相手の気を惹こうとする不器用なとこも!
本当は、寂しがりやだって事も……」
ルイスがどんな女の子なのか知っていると微笑みかける沙慈の言葉に、銃を握るルイスの手が震える。
「ボクは知ってるんだ……ルイス」
「沙慈……」
「ルイス……」
「わ、私は……」
沙慈の言葉に心揺れるルイスを抱きしめる沙慈。
だが、ルイスの脳裏に過去の両親を、腕を失った記憶が甦り、激しい動揺が走る。
決意した沙慈と、ルイスの葛藤の始まり。
苦しむルイス。
そこにアンドレイがやってきて彼らの邪魔をする。
駆けつけるのは良いけど小熊程度の実力では、とてもダブルオーの敵にはならないと思いますよ。
リヴァイヴのガデッサと、ティエリアのセラヴィーガンダムの戦い。
互いに重火器による砲撃戦を得意とする機体でありながら、接近して戦いを繰り広げる。
「その機体、やはり接近戦が得意ではないらしい」
「君の機体程じゃないさ。火力ばかり優先して」
「それはどうかな……トランザム!」
トランザムを起動させたティエリアは、セラヴィーの隠し腕を使ったビームサーベルによる攻撃でガデッサを粉砕。
脱出艇で逃亡しようとしたリヴァイヴをティエリアはセラフィムで捕縛するが、リヴァイヴは小さく笑っていた。
わざと捕まった、と考えるべきなのか。
イノベイターを捕らえるという作戦は、アニューから漏れていたのかもしれないな。しかしその為にガデッサを破壊したのか?
アンドレイの攻撃を回避していたダブルオーライザーはトランザムの限界時間を迎えてしまう。
だが、今度はそこにソーマがアンドレイに斬りかかってくる。
「何故だ! 何故大佐を殺した!」
「ピーリス中尉、何故生きて」
「答えろ!!」
「あなたも、裏切り者かぁ!」
「貴様が言う台詞かあああ!!!!」
全く持ってその通りです。てか、アンドレイ、少しは“会話”をしようや。彼は相手の言葉に耳を貸すという事を知らないのか。
アリオスも駆けつけたのを見たアンドレイは、ルイス機を連れて戦場から離脱。追撃しようとしたソーマをハレルヤが制止する。
セルゲイの仇を討とうとするソーマだったが、沙慈の叫びがそれを止める。
「何も変わらない。
仇を討っても、誰も生き返ったりしない。
哀しみが増えるだけだ。
こんな事してたら、みんなどんどんおかしくなって、何処にも行けなくなる。
前にすら進めずに……」
憎しみが憎しみを呼ぶ連鎖に嘆く沙慈。
一連の戦いを眺めて最後まで参戦しなかったミスター・ブシドー。
「とんだ茶番だな。
あのようなぬるい戦い。
私の好敵手である事を拒むか、少年!
ならば、私にも考えがある」
腕組みをするモビルスーツ……
ミスター・ブシドーとマスラオ、戦闘での出番無し。いきなりビリーとの約束は無視ですよこの人。
何やら策を巡らせてくるようです。
何か戦いたくなるように仕向けるという事だろうが、やはりマリナ様を使ってくる?
裏山に脱出したシーリンは、マリナたちから離れてクラウスとの合流ポイントに向かう。
「マリナ。私は……カタロンは戦っているの!」
クラウスは本当に生きてるのか……
姫様は子供達のために銃を取らない事を決意していますが、しかし今のままではただ戦いから逃げているだけ。
彼女の無抵抗主義は通用しない世界で、果たしてどうやって生きていくのか。
落ち込んだ様子の沙慈の姿に、踵を返す刹那だったが、沙慈は刹那の背中に語りかける。
「戦うよ! ルイスを取り戻すために、ボクは、ボクの戦いをする!!」
自分の戦いをする、改めて決意を固めた沙慈。
第2期が始まった頃のヘタレ沙慈が嘘のようです。
人気投票があれば、序盤は最下位を独走していただろう沙慈ですが、今は結構人気が出てきているのではないだろうか。
代わりに小熊が単独最下位でしょうが。
ソーマがソレスタルビーイングにいたという事実に、セルゲイが軍をずっと以前から裏切っていたと思い込んで怒りを滾らせる。
「沙慈……沙慈……」
沙慈の言葉に激しく心揺れ続けているルイスは、小さくなって沙慈の名を呼び続ける。
「准尉、想いが断ち切れないのか。
ならば私が果たそう。
キミが望む事を。
キミの願いを!」
……なんか、小熊は勝手に人の気持ちを理解したつもりになってるよ。何様ですか、アナタは。
てか、これで小熊が沙慈を殺すことになれば、ルイスはどうするのか。今度はアンドレイにも憎しみをぶつけたりしてきそうな感じもあるなぁ。
ま、彼程度ではダブルオーライザーを撃ち落とすのは到底無理な話なんですけど。
アロウズはモビルスーツの半数が落とされ、リヴァイヴも捕虜に。
アーサー・グッドマンはライセンス持ちも思っていた程ではないと笑うが、ヒリングは自分たちのやり方を判っていないと笑う。
ヒリングは今度の作戦は自分たちだけで実行すると告げる。
ん~、少なくともただ味方を落とされただけのグッドマンにあーだこーだとは言われたくないよな。少なくともマネキン大佐ならもっと上手く戦ってますよ。
明らかにマネキン大佐の時と被害量が違うだろう。
イノベイターの2人も、マネキンが指揮官ならもっと戦いやすかっただろうにな。
そういや、マネキンさんは何時復活するのか。コーラサワーもいなくなっているので、やはりマネキンについて回ってるんだろうな。反逆者になるぞ、という彼女の言葉にも耳を傾けず。
捕虜となったリヴァイヴ。
ヘルメットの下にあったその容姿に驚くロックオン。
スメラギは彼にイノベイターについて問い掛ける。
これでロックオンはアニューがイノベイターだと確信した事だろう。
なんで他のみんなはアニューと同じ顔だって気付かないのだろうか。
特にティエリア辺りは気付いても良さそうなのにな。
ブリッジでは予定進路を外れて航行している事にラッセ・アイオンが気付くが、アニュー・リターナーは光り輝く瞳のまま銃をラッセに向ける。
突然の事態驚くラッセやミレイナ、フェルト・グレイス。
銃声が轟く。
アニューが遂にイノベイターとして覚醒。あ~、これは流石に死亡まではいかなくても撃たれたんだろうな。
基本的にあの目が輝いている状態だけが、アニューがイノベイター化している時なんでしょうが、リヴァイヴが脳梁思波を送り続けているのか、それとも近くにいるから無条件で発動しているのか。
笑うリボンズ。
「ダブルオーガンダムは、このボクにこそ相応しい……
キミもそう想うだろ、リジェネ」
「もちろんだよ、リボンズ」
リボンズの言葉に頷くリジェネ・レジェッタ。
「フッ……心にも無い事を」
リジェネの動きを呼んでいたリボンズ。
ソレスタルビーイングとの接触を待つ王留美。
ヴェーダの所在をソレスタルビーイングに伝えればイノベイターの計画に狂いが生じると笑う王留美だが、紅龍が艦の制御が狂っている事を伝える。
ヴェーダによる介入だと気付いた王留美。
リボンズはリジェネを叩く。
「キミはやんちゃが過ぎる。
今度勝手な真似をしたら……判ってるね」
脅しを掛けるリボンズに、悔しげにするリジェネ。
この2人の確執は最終的にどうなるのかが見えないが、リボンズをリジェネが殺すのか?
脱出もままならない王留美たち。
通信回線によりネーナ・トリニティの笑い声が聞こえてくる。艦の制御を奪ったのは彼女の仕業だった。
「なんでも持ってるくせに。
もっともっと欲しがって……
そのくせ中身は空っぽ。
私ね、そんなあんたがずーと嫌いだったの!
だから、死んじゃえば良いよ!!」
ネーナによる攻撃により、艦が大破していく。
「私は……私は世界の……変革を」
爆発の中、留美を守ろうと飛びつく紅龍。
ネーナの狂気に満ちた笑い声が谺する。
果たして2人の運命は? 紅龍が命がけで留美を守り、一命を取り留めるのかな。でないとヴェーダの所在は判らないままになるだろうし。
で、兄が死んだ事で王留美も変わっていくというのが妥当なところか。
てか、ネーナはリボンズに協力したのか? にぃにぃズの仇だろうに。王留美が嫌いだから、彼女を殺す事だけは力を貸してるのか。
なんにしても、ネーナは最後には死にそうだね。
次回 #20「アニュー・リターン」 戻るべきは故郷か、愛する男の下か
次回はアニューによるダブルオー強奪作戦。
しかしアニューがイノベイターとしての記憶を奪われていた間に芽生えてしまった愛情がリボンズにとって予想外の結果を作るという事なのかな。
ロックオンの手で死ぬという事も考えられるけど、そうなるとまたトレミーのブリッジが人手不足になるし。
……そう言えばイアン・ヴァスティは何処消えた?
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