コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN 21「ラグナレク の 接続」
「お前たちは俺とナナリーに善意を施したたつもりなのかもしれない。
しかし、お前達は俺とナナリーを捨てたんだよ!」
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの起こした爆発に巻き込まれて意識を失っていた枢木スザクが目覚めると、目の前にはサインペンを手にしたアーニャ・アールストレイム(マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア)とC.C.の姿があった。
マリアンヌ、額に『肉』でも書くつもりだったのか……マリアンヌが前回助けるか悩んでいたのはスザクの事だった、という事なのか。
スザクに何をしていたのかと問いかけたアーニャは、今はルルーシュとナナリー・ヴィ・ブリタニアの母、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアだとスザクに名乗る。
って、そんな簡単に正体をばらしても良いのか!?
皇神楽耶と黎星刻に事情を説明すると言う扇要。ゼロは生きていてはいけないのだろう、と玉城真一郎は辛そうに応える。
紅月カレンは前に進む為、ルルーシュに彼の真意を問いただそうする。
で、結局神楽耶たちは真実を聞いてどうしたのか、というのが判らず仕舞い。次回には判明かな。
玉城は本当にゼロの事が好きだったんだなと、ここ2回ほどで改めて感じさせられる。てっきり出世のためだと思っていたのだけど。
アーカーシャの剣に閉じ込められる事となったルルーシュとその父であるブリタニア皇帝 シャルル・ジ・ブリタニア。
ルルーシュはシャルルに母マリアンヌを見殺しとした理由を問いただす。
シャルルは他人に嘘を吐き続けたルルーシュが、真実を求める事をおかしいと口にする。
だが、ルルーシュは人が偽りの仮面を必ず付けている、それがおかしい事かと言う。そんなルルーシュにシャルルは彼らの行おうとしている『ラグナレクの接続』によって、人は欺瞞のない世界が作られるのだと語る。
同じ頃、スザクもまたC.C.とマリアンヌから、彼女たちが築こうとしている世界についての説明を受ける。
明かされた真実に驚くスザクの前で、破壊された入り口を戻すのが無理だと悟ったマリアンヌは、C.C.の力を使い、自らの精神だけをアーカーシャの剣へと送り込む。
C.C.はスザクに自分と似ていると語る。
反逆者と戦うナイトオブワン ビスマルク・ヴァルトシュタインだが、そこにシュナイゼル・エル・ブリタニアが黒の騎士団を伴って現れる。
「生きてなさいよ、ルルーシュ。あんたにはまだ聞きたい事があるんだから」
母マリアンヌの出現に動揺するルルーシュ。
マリアンヌを幻想かと思うルルーシュだが、マリアンヌは自らを本物だと告げる。
ルルーシュにシャルルは母を見殺しにした理由について語る。
シャルルはV.V.と共に幼い頃から、一族の覇権争いに巻き込まれ続け、彼らの母親もその争いによって死んだ。そして2人は嘘のない世界を作ろうと誓った。
マリアンヌとC.C.もその誓いに賛同したのだが、V.V.はマリアンヌと過ごす間にシャルルが変わってしまったと感じ取り、自分との契約が無かった事になってしまうとマリアンヌを殺害する。
だが、マリアンヌは息を引き取る間際に、行儀見習いできていたアーニャにギアスを掛けて自らの心を送り込んだ。マリアンヌのギアスは人の心を渡るギアスだったが、死の間際になってようやく発動が可能となった。そしてアーニャの心に入り込んだその時になって、自分の心を表層に当てるとC.C.との心での会話が可能となるとも知った。
C.C.は事実を知りギアス嚮団を離れて姿を消し、シャルルはV.V.が自分に嘘を吐いた事に激怒した。
やはりマリアンヌ殺害はV.V.だったのですね。何故マリアンヌが人払いをしていたのかと思ったら、V.V.と話すのにそもそも秘密にする必要があったという事か。
で、気になるのはこの時にV.V.が電話をしている相手だろうか。
自分の力で従わせている者なのか
ギアス嚮団の人間なのか。実はシュナイゼルというオチは幾ら何でもないよね。
ルルーシュは自分とナナリーを日本に人質として送り込んだ事に怒るが、C.C.の「本当に大切な物は遠ざけておくものだ」という言葉に、僅かに動揺する。
ミレイ・アッシュフォードは被災地で死者を見詰めるニーナ・アインシュタインの姿を目撃する。
ニーナはもう兵器開発出来ない思うのだけど、どうなるのやら。
シュナイゼルの前に膝をつくビスマルクは、シュナイゼルが何処まで知っているのかと問いかける。あくまでも惚けようとするシュナイゼル。
相変わらずタヌキです。
C.C.は自らが死ぬという望みの為に、全ての真実を知りながら利用していたとスザクに語る。人間らしさなど捨てており、後悔などしていないと口にする。
C.C.と自分は似ていない、というスザク。
「喩え愚かだと言われても、立ち止まる事など出来ない」
スザクは自らをアーカーシャの剣へと送るように頼む。
V.V.から逃がす為、日本へ送るしか無かった。同時に身体が残っていれば戻れるかもしないと、マリアンヌの遺体も隠したのだという。
そして目撃者であるアーニャとナナリーの記憶を書き換えたシャルル。ナナリーの目は彼女の精神的なものではなく、シャルルが真実に近づく事が出来ないようにするために行ったのだという。
足は目撃者にされる為撃たれた時のものなんだろうけど、目は記憶を操作されていたからなのか。見えるようになるとは思わないようにさせられていたのだね。
アーニャの写真の中にルルーシュの写真があったのは、彼女がマリアンヌだからではなく、元々ルルーシュたちと一緒に居たからだったのだね。て、なんでルルーシュの方は全く記憶していないんだよ……ただの行儀見習いの少女として気にも掛けていなかったからなのか。
ラグナレクの接続には、V.V.とC.C.、2つのコードが必要だが、C.C.の協力が確たる物にはならない今、ルルーシュを必要としていた。
「俺は何の為に」
「ラグナレクの接続が成されればそのような悲劇は無くなる」
「仮面は消える。みんなありのままの自分で良いの」
黒の騎士団とブリタニアの戦い、それらは全てC.C.を誘い出すために利用されたもの。自分がただの邪魔者だったのだ、自嘲気味に笑うルルーシュは「どう思う、お前達は」とやってきたスザクとC.C.に問いかける。
スザクはシャルルの作ろうとしていた世界について確認しようとする。
「そう、ユフィもナナリーも望んでいた、“優しい世界”だ」
C.C.が現れた事で、再び彼女のコードを抜き取ろうとするシャルル。
なんだか酷く偽善的に嘘くさい世界です。
世界各地で異変が生じ、激しい揺れが起こる。
ビスマルクはそれをシャルルの望みが叶おうとしているのだと告げ、その後の世界をシュナイゼルが治めれば良いという。
「ただし、政治の意味が変わる事はご理解いただきたい」
いよいよ動き出すラグナレクの接続に、恍惚とした表情を浮かべるマリアンヌ。シャルルはコードを一つにしようとする。
「ルルーシュ、キミは何の為に世界を手に入れようとした」
「くだらない質問はするな。俺はナナリーの」
「ナナリーを言い訳に使うのか」
「ふっ、そうだな。俺は俺が守りたいと思う全てのために戦ってきた」
「結果を求めるなら、何かを成さねばならない」
「そのための手段は、何かを否定する事にも繋がる」
「だったら」
「ああ……俺は。
俺はお前の、お前の考えを認めない」
シャルルの前に立ちはだかるルルーシュ。
まぁ、当然の展開というところだろう。ここで彼らの考えを受け入れてしまえば、そもそもここまでの2人の行動は全て否定する事になるわけだから。
「人は何故嘘を吐くのか。それは何かと争う為だけじゃない。
何かを求めるからだ。
ありのままで良い世界とか、変化がない、生きるとは言わない。
思い出の世界に等しい、完結した閉じた世界。
俺はイヤだな」
マリアンヌは自分の考えも否定するのか、と問いかける。ルルーシュのマリアンヌもシャルルと同じ考えなのかと問いかけに、マリアンヌは考えが一つになる事は良い事だ、死んだ人間とも一つになれるのだと言う。
だが、ルルーシュはそれを押しつけた善意であり、悪意と変わらないと否定するルルーシュ。
自分たちを捨てたというルルーシュに守ろうとしてした事というマリアンヌだが、ルルーシュが日本とブリタニアの戦争を止めなかった訳を問いかけると押し黙ってしまう。
痛いところをつかれた、という感じでしょう。
結局はあれこれと言っても、優先順位を付ければ、計画>子供という図式でしか無かったわけだ。
それらは彼らが2人の事よりも、計画の進行を優先したからだと指摘する。
彼らの望む“優しい世界”それは“自分に優しい世界”。だが、ナナリーやユフィの求めたのは“他人に優しい世界”。
二つは似て非なるもの。相手を思う事が出来ない世界など意味がないのだろう。
ラグナレクの接続は始まっている。だがルルーシュはゼロであり、奇跡を起こす者だと語る。
シャルルにはギアスは通じない、だがその場にはもう一人の存在がある。
それは『神』と呼ばれる『集合無意識』
「時の歩みを、止めないでくれ!」
食い止めようとするマリアンヌの前に、立ちはだかるスザク。
ユフィと話をさせてあげようとしているというマリアンヌに、スザクは押しつけだとはね除ける。
神に対してギアスなど通じるはずがないとするシャルル。
「それでも俺は、明日が欲しい!」
その時、これまで片目にしかなかったルルーシュのもう一方にギアスの紋章が浮かび上がる。
刹那、ラグナレクの接続が解除され、光エレベーターが朽ちていく。
自分たちのしようとしていた事はおこがましい事だったと、いうC.C.に自分たちの刻印がある限りやり直せると考えるシャルルだが、マリアンヌ共々その身体が光となってCの成果に飲み込まれていく。
同じように計画に賛同していた筈のC.C.が飲み込まれない事を疑問に感じるマリアンヌだが、C.C.は2人がただ自分たちが可愛いだけだったのだと気付いてしまったのだと口にする。
彼女たちがしようとしていたのは、世界の為と言いながら、自分たちがしたかった事。それが本当に世界の為かどうかなんて、シャルルやマリアンヌは考えた事もないのだろう。
ルルーシュやナナリー事も好きだ、と主張するマリアンヌ。
「お前達は知っているのか、ナナリーの笑顔の意味を」
「笑顔?」
「何故判らないンだ!
ナナリーは目も見えず、歩く事も出来なかった。
だから、世の中には自分一人では出来ない事もあるって知っていたんだ。
なのに、ナナリーは、ナナリーの笑顔は、せめてもの感謝の気持ちなんだ」
ルルーシュは涙を浮かべながら語る。
それを誤魔化しというシャルルに、「嘘だとは言わせない」と叫ぶルルーシュ。
「ふざけるな! 事実は一つだけだ。
お前たち親は俺とナナリーを捨てたんだよ!!」
飲み込まれようとしている身体でルルーシュに掴みかかるシャルルは、自分が消えればその先に待つのはシュナイゼルの世界だと語る。
「だとしても、お前の世界は俺が否定する。
消え失せろ!!!」
ルルーシュの叫びと共に、消え去る2人。
散々引っ張ったのに、マリアンヌの退場は随分と早かったな……
マリアンヌはそもそも前回にルルーシュを助けに云々の下りで、そんなに良い母親じゃあないと自分でC.C.に語ってただろうに。せめて消える最後の時ぐらいは、母親らしさを見せて欲しかったんだが、最後まで黒い人だった。
ビスマルクは2人の計画が破綻した事を察知する。
ギアスを持つ者として、シャルルが死んだ事で彼の中にあるギアスが消えた、とかそういう事なのだろうか。
C.C.にお前も行くのだろうというルルーシュに、死ぬ時ぐらいは笑って欲しいだという応えるC.C.。
シャルルの世界を否定して、時の歩みを選んだルルーシュとスザク。
スザクはルルーシュをユフィの仇だと剣を構える。
結局C.C.はこの先も一人、不老不死として生きていく事になるのか。
1ヶ月後――
トウキョウでは神聖ブリタニア帝国の帝都ペンドラゴンより、皇帝シャルルの発表があるとミレイが中継する。
シャルルは行方不明だとビスマルクから聞かされていたオデュッセウス・ウ・ブリタニアやキネヴィアやカリーヌたち。
そこに皇帝として出現したのはルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
自らを第99代皇帝だと名乗るルルーシュは、第88代皇帝であるシャルルを自らが殺したと公言し、自らが継続すると答える。
そんなルルーシュを止めようとする兵士達だが、スザクが現れると兵士達を一掃する。
スザクをナイトオブラウンズを越えるラウンズ、ナイトオブゼロと紹介。
なおも冗談は止めようというオデュッセウスに対して、ルルーシュは自らに従うように会場のものたちにギアスを掛ける。
その様子をC.C.は悲しげに見詰める。
EDでルルーシュとスザクが並んで腰を掛けているのは、この事態を示唆していたのですね。
何故クーデターを起こそうとしていたシュナイゼルがこれまでの期間何もせず、ただシャルルを行方不明として取り扱っていたんだろうか。
本当ならこの期間にさっさと皇帝についていても良かったのだと思うのだけど。
ビスマルクが行方不明なのは、シュナイゼルに捕獲されているのだろう。
スザクはナイトオブゼロの権限として、まず当初の望み通り日本を独立させる、という事はないだろうね。
その中継を眺めていたシュナイゼルとコーネリア・リ・ブリタニア。
「ルルーシュに全て差し上げるとしよう。
ブリタニアという国すらね。
問題はその先にある。
世界を見るのはルルーシュのギアスか、それとも」
ああ、ディートハルトはすっかりとこっちの人になってるよ。この人は何がしたかったのだろうか。
この人の目的がどんどん判らなくなっていくな。
それにしてもカノンはよっぽどスザクの事が嫌いらしい。何かにつけて『裏切り者』を連呼するよね。
2人は悪人となって世界を自分たちの望んだ世界に変化させようとしている、という事なのか。自分たちの命を賭して世界を変革させようという腹づもりなんでしょう。
という事は、この先はルルーシュVSシュナイゼル&黒の騎士団という事になるのだろう。
で、ナイトオブラウンズはどっちにつくのか。ラウンズまで敵になってしまったら、とてもじゃないが戦線はほとんど維持できずにタコ殴りだよね。ビスマルクは皇帝を殺したルルーシュに敵対が確定でしょうけど。
ラウンズと言えば、公式サイトでは紹介が増えて、これで残すところ不明なのはナイトオブツーとナイトオブファイブ、ナイトオブエイト、ナイトオブイレブンの4人。果たして最終回までにちゃんと名前まで出てくるのか。
ラスボスはシャルルでもシュナイゼルでもなく、ルルーシュとスザクだったのですね。
しかしシュナイゼルが勝利者になってしまうというのも世界としてどうかと思うよね。
シュナイゼルと相打ちになってしまうのか?
まだOPでフレイア弾頭か通常のミサイルかは判らないけど、撃ってる謎の兵器が出てないけど、ルルーシュサイドがあれを開発できるとは思えないから、あれを作るのはやはりシュナイゼルだろうしな。
次回 TRUN22「皇帝 ルルーシュ」
カレンと一緒に歩いているのは誰なんだろうか。
髪型からするとジェレミア・ゴットバルトっぽい気もするのだけど、服装がなんか貴族っぽくなかったか?
せめてカレンにだけは真実をちゃんと話して、彼女と和解して欲しいところだ。しかしここで話してしまうと、カレンもルルーシュ側となってしまうし、どうなんだろうか。
で、結局ナナリーは死んでいるのかどうなのか。
生きているとしたら最終回に出てくるんだろうけど。
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アニメ 感想 レビュー
しかし、お前達は俺とナナリーを捨てたんだよ!」
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの起こした爆発に巻き込まれて意識を失っていた枢木スザクが目覚めると、目の前にはサインペンを手にしたアーニャ・アールストレイム(マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア)とC.C.の姿があった。
マリアンヌ、額に『肉』でも書くつもりだったのか……マリアンヌが前回助けるか悩んでいたのはスザクの事だった、という事なのか。
スザクに何をしていたのかと問いかけたアーニャは、今はルルーシュとナナリー・ヴィ・ブリタニアの母、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアだとスザクに名乗る。
って、そんな簡単に正体をばらしても良いのか!?
皇神楽耶と黎星刻に事情を説明すると言う扇要。ゼロは生きていてはいけないのだろう、と玉城真一郎は辛そうに応える。
紅月カレンは前に進む為、ルルーシュに彼の真意を問いただそうする。
で、結局神楽耶たちは真実を聞いてどうしたのか、というのが判らず仕舞い。次回には判明かな。
玉城は本当にゼロの事が好きだったんだなと、ここ2回ほどで改めて感じさせられる。てっきり出世のためだと思っていたのだけど。
アーカーシャの剣に閉じ込められる事となったルルーシュとその父であるブリタニア皇帝 シャルル・ジ・ブリタニア。
ルルーシュはシャルルに母マリアンヌを見殺しとした理由を問いただす。
シャルルは他人に嘘を吐き続けたルルーシュが、真実を求める事をおかしいと口にする。
だが、ルルーシュは人が偽りの仮面を必ず付けている、それがおかしい事かと言う。そんなルルーシュにシャルルは彼らの行おうとしている『ラグナレクの接続』によって、人は欺瞞のない世界が作られるのだと語る。
同じ頃、スザクもまたC.C.とマリアンヌから、彼女たちが築こうとしている世界についての説明を受ける。
明かされた真実に驚くスザクの前で、破壊された入り口を戻すのが無理だと悟ったマリアンヌは、C.C.の力を使い、自らの精神だけをアーカーシャの剣へと送り込む。
C.C.はスザクに自分と似ていると語る。
反逆者と戦うナイトオブワン ビスマルク・ヴァルトシュタインだが、そこにシュナイゼル・エル・ブリタニアが黒の騎士団を伴って現れる。
「生きてなさいよ、ルルーシュ。あんたにはまだ聞きたい事があるんだから」
母マリアンヌの出現に動揺するルルーシュ。
マリアンヌを幻想かと思うルルーシュだが、マリアンヌは自らを本物だと告げる。
ルルーシュにシャルルは母を見殺しにした理由について語る。
シャルルはV.V.と共に幼い頃から、一族の覇権争いに巻き込まれ続け、彼らの母親もその争いによって死んだ。そして2人は嘘のない世界を作ろうと誓った。
マリアンヌとC.C.もその誓いに賛同したのだが、V.V.はマリアンヌと過ごす間にシャルルが変わってしまったと感じ取り、自分との契約が無かった事になってしまうとマリアンヌを殺害する。
だが、マリアンヌは息を引き取る間際に、行儀見習いできていたアーニャにギアスを掛けて自らの心を送り込んだ。マリアンヌのギアスは人の心を渡るギアスだったが、死の間際になってようやく発動が可能となった。そしてアーニャの心に入り込んだその時になって、自分の心を表層に当てるとC.C.との心での会話が可能となるとも知った。
C.C.は事実を知りギアス嚮団を離れて姿を消し、シャルルはV.V.が自分に嘘を吐いた事に激怒した。
やはりマリアンヌ殺害はV.V.だったのですね。何故マリアンヌが人払いをしていたのかと思ったら、V.V.と話すのにそもそも秘密にする必要があったという事か。
で、気になるのはこの時にV.V.が電話をしている相手だろうか。
自分の力で従わせている者なのか
ギアス嚮団の人間なのか。実はシュナイゼルというオチは幾ら何でもないよね。
ルルーシュは自分とナナリーを日本に人質として送り込んだ事に怒るが、C.C.の「本当に大切な物は遠ざけておくものだ」という言葉に、僅かに動揺する。
ミレイ・アッシュフォードは被災地で死者を見詰めるニーナ・アインシュタインの姿を目撃する。
ニーナはもう兵器開発出来ない思うのだけど、どうなるのやら。
シュナイゼルの前に膝をつくビスマルクは、シュナイゼルが何処まで知っているのかと問いかける。あくまでも惚けようとするシュナイゼル。
相変わらずタヌキです。
C.C.は自らが死ぬという望みの為に、全ての真実を知りながら利用していたとスザクに語る。人間らしさなど捨てており、後悔などしていないと口にする。
C.C.と自分は似ていない、というスザク。
「喩え愚かだと言われても、立ち止まる事など出来ない」
スザクは自らをアーカーシャの剣へと送るように頼む。
V.V.から逃がす為、日本へ送るしか無かった。同時に身体が残っていれば戻れるかもしないと、マリアンヌの遺体も隠したのだという。
そして目撃者であるアーニャとナナリーの記憶を書き換えたシャルル。ナナリーの目は彼女の精神的なものではなく、シャルルが真実に近づく事が出来ないようにするために行ったのだという。
足は目撃者にされる為撃たれた時のものなんだろうけど、目は記憶を操作されていたからなのか。見えるようになるとは思わないようにさせられていたのだね。
アーニャの写真の中にルルーシュの写真があったのは、彼女がマリアンヌだからではなく、元々ルルーシュたちと一緒に居たからだったのだね。て、なんでルルーシュの方は全く記憶していないんだよ……ただの行儀見習いの少女として気にも掛けていなかったからなのか。
ラグナレクの接続には、V.V.とC.C.、2つのコードが必要だが、C.C.の協力が確たる物にはならない今、ルルーシュを必要としていた。
「俺は何の為に」
「ラグナレクの接続が成されればそのような悲劇は無くなる」
「仮面は消える。みんなありのままの自分で良いの」
黒の騎士団とブリタニアの戦い、それらは全てC.C.を誘い出すために利用されたもの。自分がただの邪魔者だったのだ、自嘲気味に笑うルルーシュは「どう思う、お前達は」とやってきたスザクとC.C.に問いかける。
スザクはシャルルの作ろうとしていた世界について確認しようとする。
「そう、ユフィもナナリーも望んでいた、“優しい世界”だ」
C.C.が現れた事で、再び彼女のコードを抜き取ろうとするシャルル。
なんだか酷く偽善的に嘘くさい世界です。
世界各地で異変が生じ、激しい揺れが起こる。
ビスマルクはそれをシャルルの望みが叶おうとしているのだと告げ、その後の世界をシュナイゼルが治めれば良いという。
「ただし、政治の意味が変わる事はご理解いただきたい」
いよいよ動き出すラグナレクの接続に、恍惚とした表情を浮かべるマリアンヌ。シャルルはコードを一つにしようとする。
「ルルーシュ、キミは何の為に世界を手に入れようとした」
「くだらない質問はするな。俺はナナリーの」
「ナナリーを言い訳に使うのか」
「ふっ、そうだな。俺は俺が守りたいと思う全てのために戦ってきた」
「結果を求めるなら、何かを成さねばならない」
「そのための手段は、何かを否定する事にも繋がる」
「だったら」
「ああ……俺は。
俺はお前の、お前の考えを認めない」
シャルルの前に立ちはだかるルルーシュ。
まぁ、当然の展開というところだろう。ここで彼らの考えを受け入れてしまえば、そもそもここまでの2人の行動は全て否定する事になるわけだから。
「人は何故嘘を吐くのか。それは何かと争う為だけじゃない。
何かを求めるからだ。
ありのままで良い世界とか、変化がない、生きるとは言わない。
思い出の世界に等しい、完結した閉じた世界。
俺はイヤだな」
マリアンヌは自分の考えも否定するのか、と問いかける。ルルーシュのマリアンヌもシャルルと同じ考えなのかと問いかけに、マリアンヌは考えが一つになる事は良い事だ、死んだ人間とも一つになれるのだと言う。
だが、ルルーシュはそれを押しつけた善意であり、悪意と変わらないと否定するルルーシュ。
自分たちを捨てたというルルーシュに守ろうとしてした事というマリアンヌだが、ルルーシュが日本とブリタニアの戦争を止めなかった訳を問いかけると押し黙ってしまう。
痛いところをつかれた、という感じでしょう。
結局はあれこれと言っても、優先順位を付ければ、計画>子供という図式でしか無かったわけだ。
それらは彼らが2人の事よりも、計画の進行を優先したからだと指摘する。
彼らの望む“優しい世界”それは“自分に優しい世界”。だが、ナナリーやユフィの求めたのは“他人に優しい世界”。
二つは似て非なるもの。相手を思う事が出来ない世界など意味がないのだろう。
ラグナレクの接続は始まっている。だがルルーシュはゼロであり、奇跡を起こす者だと語る。
シャルルにはギアスは通じない、だがその場にはもう一人の存在がある。
それは『神』と呼ばれる『集合無意識』
「時の歩みを、止めないでくれ!」
食い止めようとするマリアンヌの前に、立ちはだかるスザク。
ユフィと話をさせてあげようとしているというマリアンヌに、スザクは押しつけだとはね除ける。
神に対してギアスなど通じるはずがないとするシャルル。
「それでも俺は、明日が欲しい!」
その時、これまで片目にしかなかったルルーシュのもう一方にギアスの紋章が浮かび上がる。
刹那、ラグナレクの接続が解除され、光エレベーターが朽ちていく。
自分たちのしようとしていた事はおこがましい事だったと、いうC.C.に自分たちの刻印がある限りやり直せると考えるシャルルだが、マリアンヌ共々その身体が光となってCの成果に飲み込まれていく。
同じように計画に賛同していた筈のC.C.が飲み込まれない事を疑問に感じるマリアンヌだが、C.C.は2人がただ自分たちが可愛いだけだったのだと気付いてしまったのだと口にする。
彼女たちがしようとしていたのは、世界の為と言いながら、自分たちがしたかった事。それが本当に世界の為かどうかなんて、シャルルやマリアンヌは考えた事もないのだろう。
ルルーシュやナナリー事も好きだ、と主張するマリアンヌ。
「お前達は知っているのか、ナナリーの笑顔の意味を」
「笑顔?」
「何故判らないンだ!
ナナリーは目も見えず、歩く事も出来なかった。
だから、世の中には自分一人では出来ない事もあるって知っていたんだ。
なのに、ナナリーは、ナナリーの笑顔は、せめてもの感謝の気持ちなんだ」
ルルーシュは涙を浮かべながら語る。
それを誤魔化しというシャルルに、「嘘だとは言わせない」と叫ぶルルーシュ。
「ふざけるな! 事実は一つだけだ。
お前たち親は俺とナナリーを捨てたんだよ!!」
飲み込まれようとしている身体でルルーシュに掴みかかるシャルルは、自分が消えればその先に待つのはシュナイゼルの世界だと語る。
「だとしても、お前の世界は俺が否定する。
消え失せろ!!!」
ルルーシュの叫びと共に、消え去る2人。
散々引っ張ったのに、マリアンヌの退場は随分と早かったな……
マリアンヌはそもそも前回にルルーシュを助けに云々の下りで、そんなに良い母親じゃあないと自分でC.C.に語ってただろうに。せめて消える最後の時ぐらいは、母親らしさを見せて欲しかったんだが、最後まで黒い人だった。
ビスマルクは2人の計画が破綻した事を察知する。
ギアスを持つ者として、シャルルが死んだ事で彼の中にあるギアスが消えた、とかそういう事なのだろうか。
C.C.にお前も行くのだろうというルルーシュに、死ぬ時ぐらいは笑って欲しいだという応えるC.C.。
シャルルの世界を否定して、時の歩みを選んだルルーシュとスザク。
スザクはルルーシュをユフィの仇だと剣を構える。
結局C.C.はこの先も一人、不老不死として生きていく事になるのか。
1ヶ月後――
トウキョウでは神聖ブリタニア帝国の帝都ペンドラゴンより、皇帝シャルルの発表があるとミレイが中継する。
シャルルは行方不明だとビスマルクから聞かされていたオデュッセウス・ウ・ブリタニアやキネヴィアやカリーヌたち。
そこに皇帝として出現したのはルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
自らを第99代皇帝だと名乗るルルーシュは、第88代皇帝であるシャルルを自らが殺したと公言し、自らが継続すると答える。
そんなルルーシュを止めようとする兵士達だが、スザクが現れると兵士達を一掃する。
スザクをナイトオブラウンズを越えるラウンズ、ナイトオブゼロと紹介。
なおも冗談は止めようというオデュッセウスに対して、ルルーシュは自らに従うように会場のものたちにギアスを掛ける。
その様子をC.C.は悲しげに見詰める。
EDでルルーシュとスザクが並んで腰を掛けているのは、この事態を示唆していたのですね。
何故クーデターを起こそうとしていたシュナイゼルがこれまでの期間何もせず、ただシャルルを行方不明として取り扱っていたんだろうか。
本当ならこの期間にさっさと皇帝についていても良かったのだと思うのだけど。
ビスマルクが行方不明なのは、シュナイゼルに捕獲されているのだろう。
スザクはナイトオブゼロの権限として、まず当初の望み通り日本を独立させる、という事はないだろうね。
その中継を眺めていたシュナイゼルとコーネリア・リ・ブリタニア。
「ルルーシュに全て差し上げるとしよう。
ブリタニアという国すらね。
問題はその先にある。
世界を見るのはルルーシュのギアスか、それとも」
ああ、ディートハルトはすっかりとこっちの人になってるよ。この人は何がしたかったのだろうか。
この人の目的がどんどん判らなくなっていくな。
それにしてもカノンはよっぽどスザクの事が嫌いらしい。何かにつけて『裏切り者』を連呼するよね。
2人は悪人となって世界を自分たちの望んだ世界に変化させようとしている、という事なのか。自分たちの命を賭して世界を変革させようという腹づもりなんでしょう。
という事は、この先はルルーシュVSシュナイゼル&黒の騎士団という事になるのだろう。
で、ナイトオブラウンズはどっちにつくのか。ラウンズまで敵になってしまったら、とてもじゃないが戦線はほとんど維持できずにタコ殴りだよね。ビスマルクは皇帝を殺したルルーシュに敵対が確定でしょうけど。
ラウンズと言えば、公式サイトでは紹介が増えて、これで残すところ不明なのはナイトオブツーとナイトオブファイブ、ナイトオブエイト、ナイトオブイレブンの4人。果たして最終回までにちゃんと名前まで出てくるのか。
ラスボスはシャルルでもシュナイゼルでもなく、ルルーシュとスザクだったのですね。
しかしシュナイゼルが勝利者になってしまうというのも世界としてどうかと思うよね。
シュナイゼルと相打ちになってしまうのか?
まだOPでフレイア弾頭か通常のミサイルかは判らないけど、撃ってる謎の兵器が出てないけど、ルルーシュサイドがあれを開発できるとは思えないから、あれを作るのはやはりシュナイゼルだろうしな。
次回 TRUN22「皇帝 ルルーシュ」
カレンと一緒に歩いているのは誰なんだろうか。
髪型からするとジェレミア・ゴットバルトっぽい気もするのだけど、服装がなんか貴族っぽくなかったか?
せめてカレンにだけは真実をちゃんと話して、彼女と和解して欲しいところだ。しかしここで話してしまうと、カレンもルルーシュ側となってしまうし、どうなんだろうか。
で、結局ナナリーは死んでいるのかどうなのか。
生きているとしたら最終回に出てくるんだろうけど。
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