マクロスF(フロンティア) #18「フォールド・フェーム」
「だからこそ、本当に思っているからこそ、言えない事もある」
「私が聞きたいのは一つだけ……何故?」
「漠然とした質問ね、それじゃ答えようがないわ」
厳しい表情を浮かべるシェリル・ノームは問いかける。
「何故、ランカのマネージャーになったの!?
何故、アタシをベッドに縛り付けようとするの!?
何故、あの娘の歌はバジェラに通じるの!?
何故、何故よ!?
何故、アタシじゃなくあの娘なのよ!?」
「惨めなものね」
グレイス・オコナーはそんなシェリルに対して冷たい言葉を投げかける。
「アーティスト……シンガー……
どれだけ言葉を飾っても、あなたは本質は所詮“アイドル”。
作られた“偶像”よ」
自分の力で今の自分を作ったと、グレイスの言葉を否定するシェリルだが、グレイスは逸れさえも嘲笑う。
「だってもし、あの時……
私があなたを拾わなければ、あなたは誰にも知られぬまま、ギャラクシーのスラムで今でもゴミにまみれていたはず」
シェリルが孤児として拾われたのだろうという事はこれまでも出ていましたが、かなり悲惨な状況にあったのですね。完全統制されたようなギャラクシーでも、スラムとかあったんだ……マクロス7船団でバサラたちが住んでいたところのようなものか。
それにしても幼い頃のシェリルは目に生気が無いですよ。
「でも、それもおしまい。
シェリル・ノームはもう、死ぬのよ」
笑みを浮かべるグレイスの言葉に、シェリルは衝撃を受ける。
アイドルとしてだけでなく、言葉通りに生物としての『死』も意味しているのでしょうね。
遂にOPが新しくなりました。
『ライオン』
動画はこちら をご確認ください。
本当ならCDが手に入っていた筈なのに、発売延期でまだ手元に無いのが寂しい限り……
ライブに参加した方なら、既に見ていた映像ですね。ちょっとエロいのです。
ランカの踊り部分だけがちょっと歌とミスマッチな感じがする。
ちなみにCDのC/Wはエンディング曲『ノーザン・クロス』
ルカ・アンジェローニから出された作戦概要に満足するレオン・三島。
レオンたちの目標に賛同したのではなく、守りたいだけだというルカ。
「何を? プライドか?」
「違います!」
レオンの言葉に怒りを露わにして否定するルカ。
守りたいのはナナセです(マテ)。
協力させようと言う人間の神経を逆撫でしてどうするかな、この人は。
グレイスの言葉をただの脅しだとして、グレイスがいなくても負けないというシェリルに、グレイスは思わず笑い出す。
「物わかりの悪い子ね」
グレイスに拾われて直ぐに暫く入院していたというシェリル。
幼い頃に煩っていた病気、それはまだ治っていないのだけで、これまでは発症していなかっただけだというグレイス。
「歌手としてだけじゃない、文字通りあなたは死ぬのよ……シェリル」
グレイスの言葉に、シェリルは激しいショックを受ける。
幼い頃に何かの病気を患っていて、シェリルはその事を自覚していたという事か。
つまり前に血を差し替えたのは、この病気の事を隠蔽する為、という事なのか。
黒い人、正体を現す。
議員達を陥落して作戦の承認をとる事ができるようになったというレオン。
ハワード・グラス新統合政府大統領はこれで『本懐』である新天地の開拓を行えると喜ぶ。
明らかにもうレオンの目的はそこではないですから、ハワードはあまりにも惨め。
フロンティア船団第7次超長距離フォールド法案が議会を通過した。
余剰エネルギーの蓄積がもう済んでいたのかとというミーナ・ローシャンに、ラム・ホアはまだ出来ていないと告げる。
驚くモニカ・ラングに、キャサリン・グラスはかなり無茶をするのだと言う。
エネルギー供給の低下、商業活動の停止、水・食料が配給になる。
極貧生活の始まりだと憂鬱な表情を浮かべるミーナだが、カクテルを作っていたボビー・マルゴは気合いが入る。
「何をボヤボヤしているのよ!! 直ぐに始まるわよ。
フォールド前の在庫一掃投げ売りセールが!!」
商業活動が止められるので、この期間に在庫を捌いてしまおうという事なのですね。
何故服まで投げ売りするのかは謎。
アルトはお嬢さんと間違えられていますが、そこで男だと主張する部分が喉ちんこというのはどうかと思います……そこは世の女性の為に胸元はだけるぐらいの事をしないと。
オズマ・リーから呼び出された早乙女アルト。
軍の機密情報である、バジェラが反応エンジンやフォールド通信波に引かれる習性がある事を語る。
だが話の本題はそれではない、とカナリア・ベルシュタインは言う。
バジェラを撃退する為に、ランカを囮にするつもりだとオズマは言う。
オズマは上官としてではなく兄として、「ランカを守れ」とアルトに告げる。
ランカはオズマが死にかけてもこれまでのようなフラッシュバックを起こさなかった、それは彼女の失われた記憶が蘇ろうとする前兆だった。
オズマはやはり前回でちょっと妹離れしているようです。
次に何かあれば記憶が戻るという事で、オズマでダメならアルトかブレラが瀕死となるのかな……
入隊前にオズマから24時間の猶予を与えられた時の事を思い出し、アルトはどうするべきか悩む。
そんな時、アルトは町でランカの人気に反比例するように、シェリルの事が忘れられているという事実を知り、厳しい表情を浮かべる。
セールの影響もあるとはいえ、在庫処分として売り出されてしまっているシェリルのCD。
忘れるにしても早すぎだよ……まぁ、短期間で色々あったのは確かですけどね。
シェリルは一人タクシーで移動し、自分の身体を調べようとしていた。
テレサに調べさせた薬の情報をクラン・クランから聞くミハエル・ブラン。
『受容体ブロッカー』
V型感染症の対症療法薬として期待される薬が、例の薬の正体だった。
症状を緩和させるが、副作用に発熱・嘔吐・悪寒があった。それは全てシェリルの状況に一致している。
ヒュドラの事件はここに関与していたのか。
つまり、ヒュドラが発病したのは逆にシェリルから感染したという事なのか。
それは本来、体液・血液感染症のため、よほどの事がなければ人間には感染しないはずのものだった。
この感染症にシェリルが感染しているとミシェルの呟きで知ってしまったクラン。
クラン、ここで何故焼き餅、ゼントラ化で対抗しようとまで考える。
姉さん、こんなところで乙女回路を発動しないで下さい。
『COSMO NATURE AD.2007 The November Issue』
V型感染症の対処と予防という論文を発表したのは、第117船団所属だったDr.マオ・ノーム。
共同研究者にランシェ・メイとグレイス・オコナーの名が連ねられていた。
そしてギャラクシー船団での患者の写真に、幼いシェリルの写真があった。
ここでランカの関係者が一挙に登場しましたね。
バジェラの研究関係者であると思われる人物が、V型感染症にも関与している。つまり両者には何かしらの関係がある、という事なのか。
もしかするとランカもV型感染症に掛かっていた事があるとか? でもそれだと薬が出ているはずだし、治療にバジェラが必要になってくるのか、研究の途中でバジェラが生まれてしまったのか。
しかしマオ・ノームはやはり第117船団にいたのか。つまりマクロスゼロのヒロインであった彼女は死んでしまっているのか……年をとっているけど、ノーム姓のまま、という事は未婚?
2人の前にシェリルが姿を現す。
病気を調べるのに、大学にやってきたのか? 病院ではなく? でもそもそも病院で検査するなら、病院にいたのだから移動する必要はないのか。
しかしシェリルのノームという姓はやはり本名ではなく、グレイスが付けたのかもしれないな。彼女の病気から、研究チームのリーダーだったマオ・ノームからとった可能性があるか。
建設が急がれるバトル・フロンティア。
今後のランカの為のステージの場所となる、という事でしょうか。
昔の写真を見るオズマ。共に写る青年の胸にはブルースハープが。
相変わらず顔の写らない兄貴の写真。
顔が同じならすぐに和刷りそうだけど、やはり若いままだからオズマも同一人物とは思わなかった、というところなのかな。
アルトには病気の事を告げないように頼むシェリル。
「大丈夫よ、私はシェリル……シェリル・ノームなんだから」
強がってみせて、一人で飛び出して行くシェリル。
そんなシェリルの事を同じ女性として気に掛けるクランは本当にアルトに言わなくても良いのか、とミシェルに訴えかける。
「しかし……出来る事はあるさ」
病気の事は隠しながらも、シェリルが街に飛び出した事をアルトに伝えるミシェル。
「理由は言えない……だがとにかく行け。
さもないと一生後悔するぞ」
ミシェル、こーゆー時は頼りになる男です。
しかしアルトはきっと間に合わない、そんな男だった。
アイキャッチはシェリル版アイモ。
雨の街をふらつくシェリル。
もはや誰も彼女がシェリル・ノームだと気付いて声掛けたりしませんよ。
熱狂的にファンぐらい残っていると思うのに。
必死に負けまいとしながら、グレイスの言葉が彼女の中で反芻される。
シェリルは超長距離フォールドの報道が入る。
雨の中、シェリルを探すアルト。
ハワード・グラス大統領はランカ・リーを希望の歌姫、現代のリン・ミンメイとしてマスコミに紹介する。
自分の思いをマスコミに対して語るランカ。
「イヤ……イヤよ……アタシは……アタシは」
涙を流すシェリルの前に、手を伸ばしたアルト。
だが、それはシェリルの見た幻、本当に彼女の前に現れたのは早乙女矢三郎だった。
喜んだのも束の間、それが幻と知ったシェリルは意識を失ってしまう。
ここでまさかの矢三郎復活。シェリルを救うのはこの人だったのか。
シェリルをタクシーに乗せる矢三郎を目撃したアルトは彼を呼び止めるが、矢三郎はそんなアルトを拒絶する。
「このお嬢さん、シェリルさんでしたか?
この方は私に助けを求められた。
……ですから、私が預かります。
心配でしたら早乙女のお屋敷においで下さい」
振り切られたアルトだが、S.M.Sからの緊急招集で追跡する事が出来ない。
ここに来て早乙女の家の話が復活か。まだ話は片づいていなかったからな。
本当は矢三郎ではなく、アルトに助けを求めた事を判っていながら、自分が預かる事にしたのは何か思うところがあってなんでしょうけど。
ところで、矢三郎はまだ嵐蔵は襲名していないんだよね? お兄ちゃんはまだアルトを諦めてない?
バジェラの襲撃が始まり、アルトやバーゲンにいそしんでいたオペーレーター'sやボビー、そしてキャシーの下に招集が掛かる。
キャシー、大量に買いすぎだよ。
しかしボビーとモニカは同じワンピを奪い合ってますが、あなたたちどう見ても体型違うのでどちらかが合わないと思うのですけど。
バジェラの襲撃に、ハワードはランカを出す事を渋り、軍を盾にして乗り切ろうとする。
会見もこれによって中断となる。
出撃したものの、攻撃の通用しないS.M.Sと軍。
攻撃手段が無い為、手も足も出ないで苦戦を強いられるアルト達。
ルカはこのタイミングでの襲撃に、自分の作戦が台無しだと臍を噛む。
あの戦場の舞台であるバトル・フロンティアを作る提案をしたのがルカなのか。
バジェラに後ろをとられて窮地に陥るアルト。だが、間一髪のところでブレラ・スターンらVF-27、そしてランカが姿を現す。
「みんな、抱きしめて……
銀河の、果てまで!!」
このキメ台詞は必要なのか?
ランカのあの船、いつもながらあのイラストはどうかと思います。
セクシーさのないランカに、水着のイラスト描いてもな。
『アイモO.C』を熱唱するランカ。
切り札であるランカが自分の許可なく出撃した事に憤るハワードだが、レオンは自らを危険に晒しても船団を救いたいという彼女の意志だとハワードの言葉を封じる。
これをチャンスというレオンは作戦の前倒しを進言。
ハワードはその言葉に従い、超長距離フォールドを開始する。
準備を備えるフロンティア。
本当に大統領は河童の操り人形と化しています。
「お前は俺が守る、安心して歌え、ランカ」
アルトも攻撃が通じ無いながらも、必死に戦いランカを守ろうとする。
バジェラを誘い込み、バトル・フロンティアからの砲撃で一掃されるバジェラの軍団。
だが、その瞬間ランカに激しい痛みが走る。
本来はランカがバトル・フロンティアの甲板に作られたステージで歌い、バジェラを誘い込んで一掃するという作戦なんですね。
強烈な一撃ですが、これにもやがて耐えるようになってくるのか?
敵の殲滅に成功したフロンティア船団は超長距離フォールドを慣行する。
フォールド航行中に『アイモ』を歌うランカ……
これは死んでいった子供(バジェラ)への鎮魂歌 というところですかね。
そしてフォールド空間に眠る謎の物体がランカの歌に呼応するように鼓動する。
今回はまるまるシェリルの追いつめられる話
シェリルファンには辛いところですが、きっとこれから先に不死鳥の如く蘇ってくる話があるはずです。そしてランカと一緒にライオンを熱唱する日がやってくる!
次回 第19話「トライアングラー」
縁側に佇むシェリル。話しているのはアルト、という事はアルトは早乙女の家の敷居をまたいでいるようです。
アルトはやはり直ぐには早乙女の家に行く事は出来ないと思っていたのだけど、客として訪れているのか、それとも嵐蔵がいない時にこっそり訪れているのか。
シェリル・ノーム公式ブログ
ランカ・リー公式ブログ
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アニメ 感想 レビュー 第18話
「私が聞きたいのは一つだけ……何故?」
「漠然とした質問ね、それじゃ答えようがないわ」
厳しい表情を浮かべるシェリル・ノームは問いかける。
「何故、ランカのマネージャーになったの!?
何故、アタシをベッドに縛り付けようとするの!?
何故、あの娘の歌はバジェラに通じるの!?
何故、何故よ!?
何故、アタシじゃなくあの娘なのよ!?」
「惨めなものね」
グレイス・オコナーはそんなシェリルに対して冷たい言葉を投げかける。
「アーティスト……シンガー……
どれだけ言葉を飾っても、あなたは本質は所詮“アイドル”。
作られた“偶像”よ」
自分の力で今の自分を作ったと、グレイスの言葉を否定するシェリルだが、グレイスは逸れさえも嘲笑う。
「だってもし、あの時……
私があなたを拾わなければ、あなたは誰にも知られぬまま、ギャラクシーのスラムで今でもゴミにまみれていたはず」
シェリルが孤児として拾われたのだろうという事はこれまでも出ていましたが、かなり悲惨な状況にあったのですね。完全統制されたようなギャラクシーでも、スラムとかあったんだ……マクロス7船団でバサラたちが住んでいたところのようなものか。
それにしても幼い頃のシェリルは目に生気が無いですよ。
「でも、それもおしまい。
シェリル・ノームはもう、死ぬのよ」
笑みを浮かべるグレイスの言葉に、シェリルは衝撃を受ける。
アイドルとしてだけでなく、言葉通りに生物としての『死』も意味しているのでしょうね。
遂にOPが新しくなりました。
『ライオン』
動画はこちら をご確認ください。
本当ならCDが手に入っていた筈なのに、発売延期でまだ手元に無いのが寂しい限り……
ライブに参加した方なら、既に見ていた映像ですね。ちょっとエロいのです。
ランカの踊り部分だけがちょっと歌とミスマッチな感じがする。
ちなみにCDのC/Wはエンディング曲『ノーザン・クロス』
ルカ・アンジェローニから出された作戦概要に満足するレオン・三島。
レオンたちの目標に賛同したのではなく、守りたいだけだというルカ。
「何を? プライドか?」
「違います!」
レオンの言葉に怒りを露わにして否定するルカ。
守りたいのはナナセです(マテ)。
協力させようと言う人間の神経を逆撫でしてどうするかな、この人は。
グレイスの言葉をただの脅しだとして、グレイスがいなくても負けないというシェリルに、グレイスは思わず笑い出す。
「物わかりの悪い子ね」
グレイスに拾われて直ぐに暫く入院していたというシェリル。
幼い頃に煩っていた病気、それはまだ治っていないのだけで、これまでは発症していなかっただけだというグレイス。
「歌手としてだけじゃない、文字通りあなたは死ぬのよ……シェリル」
グレイスの言葉に、シェリルは激しいショックを受ける。
幼い頃に何かの病気を患っていて、シェリルはその事を自覚していたという事か。
つまり前に血を差し替えたのは、この病気の事を隠蔽する為、という事なのか。
黒い人、正体を現す。
議員達を陥落して作戦の承認をとる事ができるようになったというレオン。
ハワード・グラス新統合政府大統領はこれで『本懐』である新天地の開拓を行えると喜ぶ。
明らかにもうレオンの目的はそこではないですから、ハワードはあまりにも惨め。
フロンティア船団第7次超長距離フォールド法案が議会を通過した。
余剰エネルギーの蓄積がもう済んでいたのかとというミーナ・ローシャンに、ラム・ホアはまだ出来ていないと告げる。
驚くモニカ・ラングに、キャサリン・グラスはかなり無茶をするのだと言う。
エネルギー供給の低下、商業活動の停止、水・食料が配給になる。
極貧生活の始まりだと憂鬱な表情を浮かべるミーナだが、カクテルを作っていたボビー・マルゴは気合いが入る。
「何をボヤボヤしているのよ!! 直ぐに始まるわよ。
フォールド前の在庫一掃投げ売りセールが!!」
商業活動が止められるので、この期間に在庫を捌いてしまおうという事なのですね。
何故服まで投げ売りするのかは謎。
アルトはお嬢さんと間違えられていますが、そこで男だと主張する部分が喉ちんこというのはどうかと思います……そこは世の女性の為に胸元はだけるぐらいの事をしないと。
オズマ・リーから呼び出された早乙女アルト。
軍の機密情報である、バジェラが反応エンジンやフォールド通信波に引かれる習性がある事を語る。
だが話の本題はそれではない、とカナリア・ベルシュタインは言う。
バジェラを撃退する為に、ランカを囮にするつもりだとオズマは言う。
オズマは上官としてではなく兄として、「ランカを守れ」とアルトに告げる。
ランカはオズマが死にかけてもこれまでのようなフラッシュバックを起こさなかった、それは彼女の失われた記憶が蘇ろうとする前兆だった。
オズマはやはり前回でちょっと妹離れしているようです。
次に何かあれば記憶が戻るという事で、オズマでダメならアルトかブレラが瀕死となるのかな……
入隊前にオズマから24時間の猶予を与えられた時の事を思い出し、アルトはどうするべきか悩む。
そんな時、アルトは町でランカの人気に反比例するように、シェリルの事が忘れられているという事実を知り、厳しい表情を浮かべる。
セールの影響もあるとはいえ、在庫処分として売り出されてしまっているシェリルのCD。
忘れるにしても早すぎだよ……まぁ、短期間で色々あったのは確かですけどね。
シェリルは一人タクシーで移動し、自分の身体を調べようとしていた。
テレサに調べさせた薬の情報をクラン・クランから聞くミハエル・ブラン。
『受容体ブロッカー』
V型感染症の対症療法薬として期待される薬が、例の薬の正体だった。
症状を緩和させるが、副作用に発熱・嘔吐・悪寒があった。それは全てシェリルの状況に一致している。
ヒュドラの事件はここに関与していたのか。
つまり、ヒュドラが発病したのは逆にシェリルから感染したという事なのか。
それは本来、体液・血液感染症のため、よほどの事がなければ人間には感染しないはずのものだった。
この感染症にシェリルが感染しているとミシェルの呟きで知ってしまったクラン。
クラン、ここで何故焼き餅、ゼントラ化で対抗しようとまで考える。
姉さん、こんなところで乙女回路を発動しないで下さい。
『COSMO NATURE AD.2007 The November Issue』
V型感染症の対処と予防という論文を発表したのは、第117船団所属だったDr.マオ・ノーム。
共同研究者にランシェ・メイとグレイス・オコナーの名が連ねられていた。
そしてギャラクシー船団での患者の写真に、幼いシェリルの写真があった。
ここでランカの関係者が一挙に登場しましたね。
バジェラの研究関係者であると思われる人物が、V型感染症にも関与している。つまり両者には何かしらの関係がある、という事なのか。
もしかするとランカもV型感染症に掛かっていた事があるとか? でもそれだと薬が出ているはずだし、治療にバジェラが必要になってくるのか、研究の途中でバジェラが生まれてしまったのか。
しかしマオ・ノームはやはり第117船団にいたのか。つまりマクロスゼロのヒロインであった彼女は死んでしまっているのか……年をとっているけど、ノーム姓のまま、という事は未婚?
2人の前にシェリルが姿を現す。
病気を調べるのに、大学にやってきたのか? 病院ではなく? でもそもそも病院で検査するなら、病院にいたのだから移動する必要はないのか。
しかしシェリルのノームという姓はやはり本名ではなく、グレイスが付けたのかもしれないな。彼女の病気から、研究チームのリーダーだったマオ・ノームからとった可能性があるか。
建設が急がれるバトル・フロンティア。
今後のランカの為のステージの場所となる、という事でしょうか。
昔の写真を見るオズマ。共に写る青年の胸にはブルースハープが。
相変わらず顔の写らない兄貴の写真。
顔が同じならすぐに和刷りそうだけど、やはり若いままだからオズマも同一人物とは思わなかった、というところなのかな。
アルトには病気の事を告げないように頼むシェリル。
「大丈夫よ、私はシェリル……シェリル・ノームなんだから」
強がってみせて、一人で飛び出して行くシェリル。
そんなシェリルの事を同じ女性として気に掛けるクランは本当にアルトに言わなくても良いのか、とミシェルに訴えかける。
「しかし……出来る事はあるさ」
病気の事は隠しながらも、シェリルが街に飛び出した事をアルトに伝えるミシェル。
「理由は言えない……だがとにかく行け。
さもないと一生後悔するぞ」
ミシェル、こーゆー時は頼りになる男です。
しかしアルトはきっと間に合わない、そんな男だった。
アイキャッチはシェリル版アイモ。
雨の街をふらつくシェリル。
もはや誰も彼女がシェリル・ノームだと気付いて声掛けたりしませんよ。
熱狂的にファンぐらい残っていると思うのに。
必死に負けまいとしながら、グレイスの言葉が彼女の中で反芻される。
シェリルは超長距離フォールドの報道が入る。
雨の中、シェリルを探すアルト。
ハワード・グラス大統領はランカ・リーを希望の歌姫、現代のリン・ミンメイとしてマスコミに紹介する。
自分の思いをマスコミに対して語るランカ。
「イヤ……イヤよ……アタシは……アタシは」
涙を流すシェリルの前に、手を伸ばしたアルト。
だが、それはシェリルの見た幻、本当に彼女の前に現れたのは早乙女矢三郎だった。
喜んだのも束の間、それが幻と知ったシェリルは意識を失ってしまう。
ここでまさかの矢三郎復活。シェリルを救うのはこの人だったのか。
シェリルをタクシーに乗せる矢三郎を目撃したアルトは彼を呼び止めるが、矢三郎はそんなアルトを拒絶する。
「このお嬢さん、シェリルさんでしたか?
この方は私に助けを求められた。
……ですから、私が預かります。
心配でしたら早乙女のお屋敷においで下さい」
振り切られたアルトだが、S.M.Sからの緊急招集で追跡する事が出来ない。
ここに来て早乙女の家の話が復活か。まだ話は片づいていなかったからな。
本当は矢三郎ではなく、アルトに助けを求めた事を判っていながら、自分が預かる事にしたのは何か思うところがあってなんでしょうけど。
ところで、矢三郎はまだ嵐蔵は襲名していないんだよね? お兄ちゃんはまだアルトを諦めてない?
バジェラの襲撃が始まり、アルトやバーゲンにいそしんでいたオペーレーター'sやボビー、そしてキャシーの下に招集が掛かる。
キャシー、大量に買いすぎだよ。
しかしボビーとモニカは同じワンピを奪い合ってますが、あなたたちどう見ても体型違うのでどちらかが合わないと思うのですけど。
バジェラの襲撃に、ハワードはランカを出す事を渋り、軍を盾にして乗り切ろうとする。
会見もこれによって中断となる。
出撃したものの、攻撃の通用しないS.M.Sと軍。
攻撃手段が無い為、手も足も出ないで苦戦を強いられるアルト達。
ルカはこのタイミングでの襲撃に、自分の作戦が台無しだと臍を噛む。
あの戦場の舞台であるバトル・フロンティアを作る提案をしたのがルカなのか。
バジェラに後ろをとられて窮地に陥るアルト。だが、間一髪のところでブレラ・スターンらVF-27、そしてランカが姿を現す。
「みんな、抱きしめて……
銀河の、果てまで!!」
このキメ台詞は必要なのか?
ランカのあの船、いつもながらあのイラストはどうかと思います。
セクシーさのないランカに、水着のイラスト描いてもな。
『アイモO.C』を熱唱するランカ。
切り札であるランカが自分の許可なく出撃した事に憤るハワードだが、レオンは自らを危険に晒しても船団を救いたいという彼女の意志だとハワードの言葉を封じる。
これをチャンスというレオンは作戦の前倒しを進言。
ハワードはその言葉に従い、超長距離フォールドを開始する。
準備を備えるフロンティア。
本当に大統領は河童の操り人形と化しています。
「お前は俺が守る、安心して歌え、ランカ」
アルトも攻撃が通じ無いながらも、必死に戦いランカを守ろうとする。
バジェラを誘い込み、バトル・フロンティアからの砲撃で一掃されるバジェラの軍団。
だが、その瞬間ランカに激しい痛みが走る。
本来はランカがバトル・フロンティアの甲板に作られたステージで歌い、バジェラを誘い込んで一掃するという作戦なんですね。
強烈な一撃ですが、これにもやがて耐えるようになってくるのか?
敵の殲滅に成功したフロンティア船団は超長距離フォールドを慣行する。
フォールド航行中に『アイモ』を歌うランカ……
これは死んでいった子供(バジェラ)への
そしてフォールド空間に眠る謎の物体がランカの歌に呼応するように鼓動する。
今回はまるまるシェリルの追いつめられる話
シェリルファンには辛いところですが、きっとこれから先に不死鳥の如く蘇ってくる話があるはずです。そしてランカと一緒にライオンを熱唱する日がやってくる!
次回 第19話「トライアングラー」
縁側に佇むシェリル。話しているのはアルト、という事はアルトは早乙女の家の敷居をまたいでいるようです。
アルトはやはり直ぐには早乙女の家に行く事は出来ないと思っていたのだけど、客として訪れているのか、それとも嵐蔵がいない時にこっそり訪れているのか。
シェリル・ノーム公式ブログ
ランカ・リー公式ブログ
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