赤眼鏡の囲碁ブログ

全国大会優勝の経験者が書く、級・低段者のための囲碁のブログ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 囲碁へ
にほんブログ村

二桁級から一桁級になるには

こんにちは。赤眼鏡です。


今回は少し趣向を変えて、自分が二桁級から一桁級になったときに何が変わったかを書こうと思います。


結論から言うと、石を離して打つようになったのが変わった点だと思います。
これに関して、私は印象的な経験があります。
自分が二桁級の時はとにかく接近戦ばかりしていました。
とにかく相手との石の距離が近かったです。
石が取れたらうれしい、取れなかったら悔しいみたいな感じですね。
こんな感じで打っていた時に、初段くらいの棋力の人と打つ機会がありました。
たくさん置き石を置きましたが負けました。
悔しく思い、自分のどこが良くないかをその人に聞くと、「石が近すぎるから、もう少し離して打つといいよ。」と言われました。
初めは何を言っているのかよく理解できませんでした。
しかし、とりあえず相手の石から離して打つようにするようにすると、何故かその人に勝てるようになりました。
そこから囲碁の打ち方がかなり変わり、以前はノビ・オシ・ハネばかりだったのが、ケイマ・トビ・ヒラキといった手を打つようになりました。
このように二桁級から一桁級になるには、石を離して打つことが大事になってくるのではないかと私は考えています。

置き碁解説6-7

こんにちは。赤眼鏡です。


6回目の置き碁解説も今回で最後です。
それでは解説です。


今回は84手目(11-五)です。
この手は筋が悪い手でした。

すぐに白85と打たれ、黒84の手が愚形になってしまいました。

ここは黒1と打つくらいでした。
これなら形が悪くなることもありません。

少し手順が進み、黒96(8-四)と打ちました。
この手はいい手でした。

白が仮に逃げると、黒4と打ってきそうです。
少し手順が長いですが、白の中央は味が悪いのでまぎれそうな感じがします。

または、黒は2と打つこともできそうです。
どちらにしても白は逃げると黒にチャンスを与えてしまいそうです。

そのため、白は逃げずに石を捨てて中央を手入れしました。
これでほぼ白の勝ちです。


この碁は序盤のそっぽを向いた手が結果的に致命傷になってしまいました。
石を取られる以外に、そういった手が敗着になってしまうことがあります。
そういったことにならないように、どこが大きいかということを常に意識しておくと、碁の打ち方も変わってくるでしょう。

置き碁解説6-6

こんにちは。赤眼鏡です。


早速解説です。


今回は64手目(13-八)です。
この手は悪手でした。
強引に封鎖しようとしていますが…

実践はこのように進行しました。
白は簡単に黒の包囲網を破ってしまいました。
黒はどこも得することができず、攻めが失敗してしまい苦戦です。

黒は何はともあれ、ここを押さえなければいけませんでした。
白も2と逃げるくらいなので、黒も攻めの調子で下辺になだれ込みます。
石を攻めたことで下辺で得できるので、まだまだこれからの碁です。


石を攻めているときは、どこで得をしようかということを考えながら打ってみましょう。
すぐにはうまくいかなくても、必ず強くなっていきます。