AKガーデンのこと/完結編
先日のトレフェスに参加なさった皆さん、お疲れ様でした。
二月の丘は以前にお知らせしたとおりAKガーデンのフォローとしてディーラー参加しましたが卓のスペースの関係で『ミニプラ学習帳』のみの販売とさせていただきました。
お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。万が一素体サンダーを楽しみにしていた皆さん、ごめんなさい。
さて、そのトレフェス会場で行う予定だったトークショー(笑)ですが、知り合いが通りかかるたびに
「AKガーデンのことなら包み隠さずなんでも話すよ!なんでも訊いて!」
と言ってたんですが、
「ゴメスさん、もうこれ以上自分を追い詰めないでくださいよ!」
と逆に心配されてしまう展開に(笑)。みんな優しいなぁ。
ただ、会場ではいろんな方とこの件について色々話しこむ機会を得まして、それらから得られた情報とAKガーデン主催者から貰った『自称謝罪メール』の内容を合わせて考えてみたところ、これはやはりあの日あった事とその後の主催者サイドのあまりに非常識で誠意の無い対応を文章として残し、発表するのがあの事件の当事者としての役目であると判断しました。
なお当日の会場でのことは以前のエントリーで書きましたので割愛させていただきます。
なお、AKガーデンのことというタイトルのエントリーは実は当日3988アクセスという本ブログ解説以来最大のアクセスを記録しました。それまでの最大はおよそ400でしたからその反響の大きさが伺えます。というか、AKガーデン参加者数より多くない?よく知らないけど(笑)。
実際、知り合いの業界関係者さんの話だと、AKガーデンの後の数日は仕事の打ち合わせに出かけると取引先の方がみなさん揃って開口一番に、
「いやー、昨日のAKガーデンは大変だったそうですねぇ、二月の丘のブログを見ましたよ~」
と言われたそうです(笑)。
あと前回皆知っていると思って書かなかった会場の狭さについてフォローさせていただきます。拙者の配置された二階の奥の島スペースは、島の中は両サイドのディーラーが椅子に座ると真ん中は人が通れないくらいの狭さで荷物をまたいだり、椅子の人が気を遣って椅子を引かないと人が一人通るのもままならないような状態。そしてディーラーの卓の前の通路も正面を向いた人が対面通行するなら問題ないけど、誰か卓の前に人がいたら立ち止まるか避けるかしないと通行に支障をきたすレベルの通路幅でした。
この状態で破損しやすい模型の展示即売を行うなんていかに危険かわかっていただけるかと思います。ましてや行列が予想される人気ディーラーをここに配置する行為がどれだけ暴挙であるかも。仮に行列が出来てもそれを逃がす場所が無いんですから。
では、前回のエントリーで書かなかったスタッフの対応の話です。
帰る際にアンケート用紙に運営の不手際でも指摘しておくかと思い(この時点では主催者に会う予定も無く誰にも挨拶せずに帰る予定でした)アンケート用紙を回収しているスタッフに
「アンケート用紙ください」
と言った所
「アンケート用紙はカタログに入ってます、ここには一枚もありません」
との返答
「ディーラー参加者もカタログに入ってるの?」
「そうです。カタログのアンケート用紙使ってください」
「私ディーラー参加者だけど、もう帰るところでカタログなんて処分して持ってないんだけど、それでも貰えないの?」
「ご自分のブースまで戻って誰かにアンケート用紙貰ってきてここで書いてください」
って言われちゃいましたよ。
後から知ったんですが、アンケート用紙はプレゼント企画の応募用紙を兼ねていたそうです。判ってしまえばスタッフがこういう対応だったのも納得なんですが、だったらその旨ちゃんと説明しろよ。これから帰るって言ってんだからプレゼント企画なんて関係ない位判りそうなのに…。これがゆとり世代?
さまぁ~ず×さまぁ~ずの定番トーク『カフェ店員VS大竹』の「お前らホントにクソだなっ!」と吐き捨てる大竹さんの気持ちが少しだけ判りました(笑)。判りたくなかったけど。
で、その後会場を出ようとしたら出入り口付近に知り合いの顔が見えたので急遽挨拶をすることにしました。その方の仲介で主催者に会うことになったのは前回書きましたが、実はこのとき主催者の方はなんと他のスタッフ(もしくはゲストかディーラー)とにこやかに談笑をしていました。つまり二階の奥の惨状をまったく知らなかったんですね。会場の状態を全く把握していないイベント主催者。王様のレストランの千石さんの台詞を引用させていただきます
「彼は自分のイベントで何が起きているのかまったく知らなかった。私に言わせりゃ驚天動地です」
前回も書きましたが、人気ディーラーをきちんとした意図を持って配置し、入場者を制限することで混雑には問題なく対応していると言い切った主催者ですが、予想に対しては必ず検証を行わなければならないという原則を知らないのでしょうか?
A君は朝七時に洗濯しました。今日洗濯しないと明日から着る服が一枚もなくなってしまうからです。
でも洗濯が終わり、さあ干しましょう!という段階になって空が曇っていることに気がつきました。A君はとりあえず洗濯物を干すことを中止しました、雨が降りそうだからです。
「俺って賢いな!このまま干したら雨に降られて洗濯がパーになるところだったぜ!」
と、得意げなA君。そのまま洗濯物を干すことをやめて一日が過ぎていきました。めでたしめでたし。
しかし、実際にはその一時間後には空はきれいに晴れ上がり一日中快晴が続いたのでした。
主催者はこのA君と同じレベルの人間なのです。小学生低学年ならまだしもりっぱな成人がこれでは日本の将来が心配になります。それでなくても日本の将来は色々心配ですが。
曇っていたら部屋に干す、とりあえず外に干して天気を見ながら雨が降ってきたら部屋に入れる、洗濯物を持ってコインランドリーで乾燥機を使うなどいくらでも方策は考えられるのに。いやむしろ考えなくてはいけないのがイベント主催者なのに。
イベント主催の経験値が足りないのでしょうか?それは違うと思います。経験値が足りないなら数をこなせばそれなりに成長します。でも本質的に能力値が低かったら成長には時間が掛かります。本人はそれでいいかも知れませんがそれに付き合わされるイベント参加者はいい迷惑です。イベントは支障なく開催されて当たり前なのです。そのために準備をするのですから。参加した人すべてに気持ちよく帰ってもらうのがイベントとして当たり前の最低条件です。そこまで考えが至っていないのならそれは主催者失格であると私は思います。
さて拙者が会場を去った後で主催者は二階奥の島スペースに謝罪に回ったそうです。拙者の帰った後のタ二ホビブースにも来たそうです。その時にメンバーの一人が
「今頃来たって遅いですよ!うちのリーダー起こって帰りましたよ!」
と言った所、主催者は
「ゴメスさんにはこちらから改めて謝罪のメールを送りますので、その旨をゴメスさんに伝えていただけますか?」
とメンバーに伝言を頼んだそうです。
はい、ここで次の問題です。この場合どのタイミングで謝罪メールを送るべきでしょうか?
最低でも当日中。出来るなら相手が帰宅する前に送信すべきでしょう。メールが当日中に送れないなら、あえて手紙で謝罪するという手段もありますがその場合は手書きで速達くらいしないと相手に謝意は見えないと思います。
都内在住の相手なら難しいかも知れませんが、長野市在住の拙者になら最低でも2時間の猶予ありますから十分可能なはずです。本当に謝罪する気持ちがあるならば、の話ですが。長野市からディーラー参加した人間が一時間もしないで会場を去ることの重大性が理解できない主催者にはちょっと難易度が高い話でしたか?
では、実際にその謝罪メールとやらは何時届いたのでしょうか?
答え 11/27火曜日午後12時43分 拙者が会場を去って丸々二日間が経過していました。
しかも、ツイッターで拙者がその日の午前8時47分に
『その4 謝罪の際にタ二ホビメンバーに『帰ってしまった方にも謝罪メールを送りますから、その旨伝えて欲しい』と言ったそうですが、そのメールまだ届いてません。』
とツイートしてからあわてて昼休みにメールするというというドロナワ加減。呆れちゃいますよね。
そして問題なのはその内容です。以下全文引用させていただきます
タ二ホビ代表 キャプテンゴメス(本当はここは本名です)様
この度はAK-GARDENにご参加いただき誠にありがとうございます。
私どもの甘い見立てとスタッフの不十分な教育で多大なご迷惑をおかけいたしましたことを
深くお詫び申し上げます。
反省会にて一番の議題として取り上げさせて頂き、今後この様なことがないように徹底して参ります。
また、本件に関しまして現在、取り急ぎのご報告をはブログとツイッターに上げさせていただきましたが
精査の後にウェブサイトに正式にご報告させていただく所存です。
お詫びの意も込めまして、次回開催へのご招待をさせて頂きたく思っております。
ご検討頂ければ幸いです。
繰り返しになりますが、この度は誠に申し訳ございませんでした。
それでは失礼致します。
AK-GARDEN準備会
引用終わり
一見するとちゃんとした謝罪メールに見えますよね?でも経緯が経緯なのでまず信用できません。
>また、本件に関しまして現在、取り急ぎのご報告をはブログとツイッターに上げさせて
>いただきましたが
>精査の後にウェブサイトに正式にご報告させていただく所存です。
はい、ココ重要です。ブログなんです。サイトのトップページではなくブログなんです。もう謝罪する気が無いの見え見え。極力事実を隠蔽したいんでしょうね。ちなみにトップページはいまだに前回のディーラー募集締め切りのお知らせのまま。怠惰にも程があるだろ。
さらにその内容が問題で
>主催者側が当初想定していた以上の来場者があり、開場当初多くのディーラー、
>参加者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
取り急ぎとはいえ、具体的になにがあったのか一切言及しないで定型文の謝罪のみ。なんか企業の謝罪会見の録画でも参考にしたの?
しかもこの時点でツイッターでは謝罪などは無くブログ更新したよの告知のみ。もしかして拙者弱小ディーラーだからって舐められてる?
そして、最大のポイント
>精査の後にウェブサイトに正式にご報告させていただく所存です。
いつまでと期限を切らずにこんな事言われても信用できません。事実このブログを書いている12月18日午前11時現在この報告は確認できていません。このブログがアップされたら昼休みに慌ててアップしてくれると思いますけどね(笑)。
それより本当に調査しているの?絶対してないよね。
>お詫びの意も込めまして、次回開催へのご招待をさせて頂きたく思っております。
>ご検討頂ければ幸いです。
だから、会場で「AKガーデンには二度と参加しない」と面と向かって言われた人間にこんなことが平気で言えるメンタリティが理解できない。自分には非が無いと思ってないと書けない文面だよね。とりあえず、クレーマー相手には謝って適当なエサやっとけば黙るでしょ?みたいな感じがスケスケ。
せめて「貴方に指摘された点をすべて改善するようスタッフ一同努力いたします。その結果を是非見ていただきたく思いますので、お怒りはいまだ収まっていないと存じますが是非とも参加していただけないでしょうか?」くらいは書いて欲しいな。
以上、このメールに見える主催者の態度やら誠意の無さに嫌気がさして拙者は二月の丘の活動休止を決心したわけです。
主催者にはこんなメールを送りました。
以下引用
主催者(本当は本名が書かれてます)様
頂いたメールを読ませていただきました。
あわせて、サイト、ブログ、ツイッターも確認しましたが、
残念なことにこれらの行動(メールの着信時間、ブログの内容など)から貴方の誠意というものが
私には一切感じることが出来ませんでした。
ですから、そちらの謝罪は受け取ることは出来ません。
正直な話、今回の一件で私はちょっと疲れましたのでこの世界から
一旦離れることを決意し、その旨をブログとツイッターで告知しました。
ですので、誠に勝手ながら今回の一件は、私にとってはこれで終了とさせていただきます。
取り急ぎ用件のみですが失礼します。
二月の丘 キャプテンゴメス(この後本名が書いてあります)
引用終わり
で、先日のトレフェスでこの主催者と仲介してくれた方に会いまして以上の話をしたところ、「僕のところには、『ゴメスさんには残念ながらこちらの誠意が伝わらなかったみたいです』みたいなメールが一通きただけですよ。でもそんな内容だったとは…」と教えてくれました。
誠意が伝わらないなら伝えるべく努力しろよ。誠意も謝意もないどころか被害者気取りとは恐れ入りました。
拙者自身はもう二度とAKガーデンに関わることはないのですが、
「今回の事はメールまですべてきちんとした記録として残しておくべきだよ」
とのアドバイスをいただきましたので敢えてブログに書かせていただきました。
なおメールの公開は、実は差出人に無許諾なのでクレームが来たらそれなりの対応をさせていただきます。
最後にこれからもAKガーデンに参加される方に僭越ながらアドバイスを。
このイベントで主催者やスタッフからきちんとした対応をされたかったら、ツイートが即4桁くらいリツイートされるような発言力を持つ人か、貴方がディーラー参加するだけで来場者数に影響が出るような人気ディーラーになりましょう。でないと心のこもった対応は期待できません。このブログに書かれていることがその証拠です。
超長文をここまで読んでいただきありがとうございました。
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