THE-ONEの横アリ二次先行、メイトの皆様の幸運を祈る蝦夷METALです!
さて、オイラが働いている職場には、アメリカ人の同僚がいるんだけど、先日ちょっとした切っ掛けで少し音楽について語り合う機会がありました。その時、BABYMETALの布教をしたんだけど(アホ)、そのついでに日本のJ-POPはどう思うか?と聞いてみたら、「とても聴き心地が良くて好き」という答えが返ってきました。日本語の響きが良いんだそうです。
それで思い出した。
かなり以前だけど、マーティ・フリードマンがBURRN!か何かのインタビューの中で、日本語ついて語っていたことを。マーティが日本語に興味を持ったのは、故郷のハワイに住んでいたころ、日本語のお天気ニュースか何かをラジオで聴いたのが切っ掛け。女性アナウンサーが喋る「日本語独特の聴き心地の良さ」に魅了されたと語っていたんです。
この2つのエピソードからオイラが直感的に感じたのは、綺麗な日本語っていうのは、外国人にとっては「耳に入る音」としてとても聴き心地の良いものである、ということ。これは我々日本人が、外国語の歌を聴いて意味が解らなくとも、音のニュアンスで格好良いと思うのと全く一緒の理屈です。
これはつまり、音楽における歌詞というのは、国境を越える場合、ほとんど意味を持たないということです。そして我々の日本語は、国境を越え世界で愛される音楽を提供する上で、とても有利な言語であるとも言えますよね。
▼今更ながら坂本九さんの偉業の要因が見えてきたように思います
このようなことから、BABYMETALのすぅさんの歌声が度々海外で賞賛されるけれども、その要因は声質・声量・声のヌケだけじゃなく、滑舌良く綺麗な日本語で唄うその聴き心地の良さも大いに関係していると思うのです。オイラ的には、ほぼ確信ですね。
また、すぅさんへの賞賛は、日本人が「海外へは英語でなければいけない」という思い込みが、間違いであることを証明しているようにも思えます。よく言われるBABYMETALについて「海外でより売れるにはいつかは英語を・・・」という考え方も思い込みでしかない、ということです。実際、英国のライブなんかでは、現地人が普通に日本語覚えて一緒に唄ってますしね。
▼音楽に言葉の壁が無いことを実感したBABYMETAL。このコメントの意味は大きい。
宇多田ヒカルが米国に進出した際、得意の英語を引っさげて行ったけれども、ひょっとするとあれも間違いだったかもしれませんね。先日、WOWOWで観たスティービー・ワンダーのトリビュートライブで、ビヨンセやらビッグネームが次々と出てきたんだけど、まぁ皆さん超絶に上手い。声質も素敵だし声量もアホみたくある。ていうかね、身体能力がそもそも違っていてズルいレベル。同じ人間の形はしているけれども、根本的に違う生物だべさ、という感じです。あれを観てしまうと、宇多田さんが現地人の英語で太刀打ちするなんてとても無理!、と思ったのが率直な感想です。日本ではスゲー!ってなっていたけど、彼の地ではホント普通レベルであって、まぁ埋もれてしまうよね。結果論でしかないけれど、もしも宇多田さんがあえて日本語で行っていたら、他のと差別化も図れるし、違う結果を得られたかもしれない、と今更ながら思う次第です。
というわけで、これから海外に打って出ようというミュージシャンの皆さん。堂々と日本語で唄ってみてはいかがでしょうか。保障はしないけれどもね!
SEEEEEE YOUUUUUU ~
▼押していただけると励みになりますm(_)m
- 関連記事
-
- SU-METALはアイドル失格(褒め言葉) 2018/02/27
- BABYMETAL:緊張しない・気持ちいい星人・その補足 2016/06/19
- BABYMETAL:2015.07.28 O-EAST試聴雑感 2015/07/29
- 鞘師里保をサポートダンサーに!凄い展開になったな! 2019/06/30
- BABYMETAL:KARATE! 2016/02/27
- 中元日芽香ちゃんの卒業・引退 2017/08/10
- BABYMETAL:METAL-GOD ロブ・ハルフォードとの共演 2016/08/02