EM菌(有用微生物群) - Skeptic's Wiki
向山洋一氏が代表を務める「教育技術法則化運動」(TOSS)に参加する小学校教師により、「環境教育」の教材として教育現場にもEMが持ち込まれた。彼らは、有害な微生物をバイキンマン、EMをアンパンマンになぞらえて、「EMX(EM菌の発酵抽出物)は超能力を持っている」と子供たちに教えていたそうな。
EMの万能っぷりがすごい。比嘉氏は1996年9月の講演会で以下のように述べていたそうだ。
「EM農法で作った米の上にタバコを乗せると、ニコチンがビタミンに戻るんです」
「車のガソリンに混ぜれば、15%程度の燃費はすぐに節約できる」
「EMから生成したEMXは、末期ガンやC型肝炎に効果が高いんです。これを飲んで白血病が治ったとか原爆症が良くなったなんて話もたくさんある」
「EMを撒いた土の上にムシロを敷いて寝るだけで病気が治ります」
TOSS - Wikipedia 最終更新 2015年5月7日 (木) 11:49
TOSS(トス:Teacher's Organization of Skill Sharing(教育技術法則化運動)の略)とは、向山洋一を代表とする、教師の教育技術についての方法(=指導法)を提唱する集団、及びその活動である。以前は、「教育技術の法則化運動」「法則化」であったが、立ち上げの際に1999年をもって、「教育技術の法則化運動」の解散を決めていた。 そのため、2000年からは、今までの『教育技術体系』(本)を制作するねらいから、インターネットランドを制作するねらいに変更し、新たにTOSSという組織として誕生した。
TOSS授業技量検定に対する批判
TOSS授業技量検定について、有段者などの実態はTOSSの運動論への貢献度であり、授業技量のみの評価とは関係がないという批判も一部には存在する。また、TOSSの授業技量検定では、TOSSの製造する教材を利用することが第一前提であるために単純にただの商売ではないかという批判が存在する。
児童から授業が理解できないという批判
ある教師(TOSS参加者)が、TOSSが推奨する授業方法で授業を行った時と自分で考案した授業を行ったとき、児童から後者のほうがわかりやすいという意見が続出したと話がある。そのため実際に本当に児童が理解しやすい教材や授業内容を考案しているのかという批判もTOSS内部からも存在する。
TOSSと疑似科学の親和性は以前から批判があった。これは、TOSSがEM(有用微生物群)についてその当初から環境教育として積極的に採り入れてきたことによる。そもそも、TOSS設立以前から向山はEMを積極的に環境教育に採り入れてその普及を図ってきた(中略)
前記のEMについて、TOSSランドに環境教育のサブカテゴリとしてEMを明示して多数のコンテンツを登録している。
その後、「水からの伝言」への疑似科学批判のなかで、「水からの伝言」についての授業実践例がTOSSランドに登録され、TOSS関連書籍の中でも紹介されるなど、TOSSの活動のなかで用いられ、そこからTOSS以外への教師へ広まっていったことが確認されたことによって注目された。
これについて、
・疑似科学を授業に用いるべきではない
・二分法で『いい言葉』『悪い言葉』を分類するのは無理
・水の結晶に良い悪いを判断させるというのは、物事を形だけで判断するのは良くないという道徳と矛盾
と言った観点からの批判が相次ぎ、現在はTOSSランドから削除されている。しかし、そもそもTOSSはなぜ水からの伝言を用いた授業を登録したのか、なぜ削除に至ったのかといった経緯を明らかにしていないため、水からの伝言に係る誤解は放置されたままであり、依然として学校の授業において実践される事例が後を絶たない。
科学者の間では疑似科学であるとの評価が定着したゲーム脳もまたTOSSでは広く取り上げられ、関連書籍や雑誌で紹介されてきた。 そして、ゲーム脳を扱ったコンテンツは2007年3月まで数件登録されたままであった。
また、文明史家の原田実によって歴史的、道徳的観点から疑問点が指摘された江戸しぐさについてのコンテンツも存在する。
総務省、観光庁、文部科学省、林野庁、日本郵便、電通などと提携し、TOSSの指導法のノウハウを生かしたテキストを作成する事業も行っている。
2014年10月1日観光庁にて、TOSSは、観光庁長官から、「『観光・まちづくり教育全国大会』開催や全国各地の小中学校における授業での実践活動等を通じて次世代を担う子ども達の『郷土を愛する心を育てる』ことを主眼とした観光立国教育を広く全国で展開されました」とする「観光庁長官賞」を受賞した。
【解答乱麻】形式的行為押し付ける管理職 TOSS代表・向山洋一 (1/3ページ) - 産経ニュース 2014.11.8 10:30
私が「教育技術の法則化運動」を誕生させたとき、全国から苦情の電話がきたという。指導室長の新見謙太先生は「先生方が、まじめに努力、工夫されているのです。温かく見守ってください」と返事をされていたという。この大田区から誕生した教育運動は全国に広がり、参加1万人にもなった。夏の大会には、安倍晋三総理、下村博文文科大臣からもメッセージをいただけるようになった。
ところが今の東京は(全国的にも)これとは逆行する動きが目立つようになった。先生方が指導法の工夫をやりづらくなったのだ。
そのかわりに「管理的な指導」が行われるようになった。
黒板に「授業のめあて」を書きなさい。黒板には「1時間の授業が分かる」ように書きなさい。と指導されている。
授業で大切なのは、子供たちを熱中させる工夫をすることである。「できる、分かった」という事実をつくることである。そのために「授業の工夫」をすることである。
その最も大切な教師の営みが、東京の多くの学校から(全国でも)急速に失われている。
授業の指導をできない管理職は、形式的行為だけを押し付け、それを指導だと思っているからである。
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