ニュース

Microsoftが緊急パッチ ~今月のWindows更新にSSL/TLSハンドシェイクが失敗する問題【10月27日追記】

更新プログラムを「Windows Update」経由で適用できるように

同社のドキュメントサイト

 米Microsoftは10月17日(現地時間)、Windowsの一部バージョンに対し定例外(Out-of-band)のアップデートを公開した。2022年10月のセキュリティ更新プログラムをインストールするとSSL/TLS接続のハンドシェイクに失敗する問題が確認されたとして、その対策が行われている。

 今回リリースされた更新プログラムは「Microsoft Update カタログ」でのみ提供される。「Windows Update」などを介してインストールすることはできず、手動でダウンロード・適用する必要がある。

「Microsoft Update カタログ」でのみ提供

 以下のOS向けに関しては「累積的更新プログラム」になっている。過去のパッチもすべて含んだパッチなので、事前に過去のパッチをインストールしておく必要はない。

  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5020387
  • Windows Server 2022:KB5020436
  • Windows 10 バージョン 20H2/21H1/22H1、Windows 10 Enterprise LTSC 2021:KB5020435
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019、Windows Server 2019:KB5020438
  • Windows 10 2016 LTSB、Windows Server 2016:近日公開予定
  • Windows 10 2015 LTSB:近日公開予定

 一方、以下のOS向けは「スタンドアロン」の更新プログラムとなっており、あらかじめ2022年10月のセキュリティ更新をインストールしておく必要がある。

[2022年10月27日編集部追記] 10月25日付で本問題を修正する更新プログラムを「Windows Update」経由で適用できるようになった。「設定」アプリの[アップデートとセキュリティ]-[Windows Update]セクションに移動し、[アップデートを確認]ボタンを手動でクリックして2022年10月のプレビュー更新プログラムを適用すれば問題は修正されるという。