毎年、地元を流れる堂面川の両岸に咲き誇る美しい桜並木(大牟田市提供)
地元の象徴か、特攻兵器か-。福岡県大牟田市で2027年4月に開校する市立中学校の校名案「桜花(おうか)」が議論を呼んでいる。市教育委員会に答申した地元協議会が「地域を流れる川沿いの桜並木が着想の原点」とするのに対し、11の市民団体は「旧日本軍の狂気をまとった兵器の固有名詞で再考すべきだ」と異議を唱える。地域の思いや史実を踏まえ、どう校名を決めるのか。市教委が来年2月に判断する。
少子化の進行で白光中(同市椿黒町)と甘木中(同市甘木)が統合することになり、市教委は今年6月、新中学校の校名案を両校の校長と教頭、保護者、地域の代表ら20人で構成する学校再編協議会に諮問した。
協議会は9月、両校の教員や保護者、生徒、卒業生などから校名案を自由回答形式で募り、340案が寄せられた。保護者、住民、教員の計6人でつくる小委員会で9案に絞り、協議会での3回の投票を経て、11月下旬に「桜花」に決定した。特攻兵器の名称であるとの指摘や懸念は、議論や投票の際に一切出ず、今月8日に市教委に答申した。
市教委によると「桜花」は複数の生徒が...
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